ちわー!おいさんだよ。キミは金沢は好きかい?
今回は開運吉方旅行の【金沢編】第7弾じゃ!
おい、
そろそろ飯を食いたいんだけど、次行くところに食い物屋はあるのかよ?
あるぞ!
前回は金沢城に行ったが今回はひがし茶屋街に向かうのじゃ。
ひがしちゃやがいってことは「きっちゃてん」がいっぱいあるんでしゅか?
ううむ。
茶をたくさん売っているわけじゃないんだが、お茶屋とは昔の芸子さんとかが居た大人の遊び場で、今ではおみやげもの屋と喫茶店みたいなのが当時の木造の町並みの中に凝縮しているところじゃ。
???
とにかくこれでようやく何か食べられるんでしゅね?
ううむ、そうなるじゃろうな!
ひがし茶屋街はオシャレなリノベ風茶店や甘味処も多いからな。
それでは!今回はそんなひがし茶屋街を紹介していくぞ!
吉方旅行のルール
- その時期の自分にとっての吉方位に出かける。
- 前日どこに滞在していても、必ず「自宅」から吉方位を割り出す。
- 滞在期間は3泊4日以上(滞在期間が長いほど、効果アップ!)
- 移動距離は100km以上(移動距離も遠いほど、効果アップ!)
- 1泊目は必ず「22時30分」まで泊まるホテルや旅館の部屋に入る。
- 旅行中は毎日「お風呂」か「温泉」に入る
前回まではこちら
金沢城に行ってきたよ、という話(*´ω`*)
-
【金沢・吉方旅行6】土砂降られる金沢城。加賀百万石発展の歴史に迫る!
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ひがし茶屋街
バスに乗ること10分。
ひがし茶屋街にやってきた。
ここは金沢の中でも温かいのだろうか?目の前には桜が金沢では珍しく一本咲いている。
あたりは昔ながらの雰囲気が漂う和の情緒あふれる観光スポット。
な、なんか目の前にすでにすごい見張り櫓みたいなものがあるぞ。
あれはきっと灯籠じゃな。
今で言うところの街の灯りじゃ。
むかちはあんなんだったんでしゅね。
橋を渡ったその先に今回の観光スポットであるひがし茶屋街がある。
ひがし茶屋街は文政3年(1820)12代藩主・前田斉広(なりなが)が点在していたお茶屋を集めて茶屋街を開設したのが始まりだという。
金沢に現存する3つの茶屋街のなかでも一番大きい規模を誇り、茶屋建築を生かした店が今での軒を連ね、中にはいまでも現役のお茶屋さんがあるという。
だからこんなにお茶屋さんが並んでいるんでしゅね。
今でもあの何軒かはお茶屋さんで、芸者遊びができるそうな。
はあーん、だから今でも人気なんだな。
あいにくの雨ということもあって、ここも人通りはこの日少なく。のんびりと観光はできるのだが、朝から何も食ってないことと雨であることが重なってだいぶ寒くなってきた。
しかしあたりは昔ながら和情緒あふれる町の雰囲気で時折着物を着た女の人がしゃなりしゃなりと歩いて観光を楽しんでいる。
いいですねえ。
なんとも味わい深い雅な雰囲気に和んでしまう。
雨が降ってよかったのか悪かったのか、町を歩いているとどことなく寂しさというか、物悲しい気持ちになってくるから不思議である。
なんだか、おなかがすいてきたでしゅ
そうそう、景色に見とれて忘れてた。
そろそろどこかでメシを食おうぜ。
この茶屋街には町家カフェなるものが多くあるから、それまでガマンするのじゃ。
宇須多神社
ぼんやりとまっすぐ道を歩いていたらこんな場所に出てしまった。
ここは宇須多神社というひがし茶屋街の中にある、なんとも雰囲気のある神社。
こんなところにも神社があるんでしゅね。
ガイドブックにも載っていないところだけど、せっかく来たんだから参拝していくか。
それよりは食いもんをよお・・・
ポポポ〜・・・
せっかくだから参拝しておこう。
この旅が良いものになりますように。
尾山神社・金澤神社と今日3つ目の神社だけど、旅の無事とこれからの発展を願って参拝を終えた吾輩は、道を横道にそれてさらにひがし茶屋街のディープスポットを探索していくことにしよう。
それにしても雨の日だってのに外国人が多いな。
やっぱり新幹線が通ったこともあって、京都に次いで人気があるのかな?
あそこはガイドブックにもあったお蕎麦屋さん。
食べたいんだけど、どちらかというと町家カフェに寄りたいのでぐっとここは我慢する。
ここらへんは和雑貨屋さんも多く、たくさんの観光客が店に入っては中のおみやげを眺めている。
おみやげはかさばるので後にしてまずは食い物を探そう。
町家カフェ 素心
色々歩いて物色していたところ、ここが人混みが少なく空いていたので町家カフェ「素心」に入ることにした。
本当はガイドブックに載っていた「波結」に行きたかったんだけど、店員さんに聞いたら3時間(!)待ちだって。
マヂかよ。
たかがちゃー飲むのに3時間かよ
雨の日だから仕方ないのじゃ。
とにかく座れてよかったでしゅ。
もうこうなったら食べれればどこでもいいでしゅ。
ポコちゃんもそう思っているでしゅ。
ポポポ〜
「素心」は漆喰の壁や天井の梁など、町家の特徴を取り入れた和モダンなカフェ。
で、そんなオシャレな「素心」で吾輩が頼んだスイーツがこちら。
干菓子と抹茶のセット。
キレイなお菓子でしゅ。
わぁ~!
まあ、こんなもんでもないよりはマシか。
・・・・・・
しかし、兼六園で昼飯を食いそびれ、金沢城では予想外の雨に足止めを食らって、ひがし茶屋街で歩き疲れた挙げ句、頼んだものがこんな茶菓子一つとは・・・
しょうがねえだろ。もう4時過ぎだぞ。
どんだけ歩いてんだよ。もうすぐ晩メシの時間じゃねえか。
確かに観光に夢中でメシを食う時間を外しまくっちまったわい。
温かい抹茶を飲んで一息ついた。
これでもう少しこの茶屋街を観光できるというものである。
外に出てみると、こころなしか雨足が強まったおかげでまた人通りが減った気がするが、気にせず観光してまわろう。
この日はもう雨がこれ以上止むことはないだろう。
いや、それよりももっとこれからひどい目に合うことを、この時まだわしは知らなかった。
ふらっと惹かれて入ったお店には金沢ならではの工芸品金箔のおみやげがずらーっと並んでいる。
シャンプーやあぶらとり紙などおなじみの安い雑貨もさることながら、このような盆や大盃などにも高級そうな金箔がびっちりと貼られていて、値札を見るとたじろぐような値段で売られている。
ううむ、次のおみやげをさがしてみよう。
もうちょっと安くてコンパクトなおみやげがあったら、自分へのご褒美として買ってもいいんだけどなあ・・・
なんかどこ見てまわっても高そうじゃね。
ぜんぶピカピカだよ〜
金キラキンで目がパチパチするでしゅ。
おいさんは値段の高さに目がまわりそうだよ。
おみやげ屋さんだというのに何故か雅な日本庭園が店内にあるという造りで、おみやげを買わない冷やかしでも楽しめる店内になっている。
その中でも黄金の蔵と呼ばれるこちらの土蔵は、中は金箔で縁取られ、ライトアップでキンキラキンな内装になっている。
ひえ〜、なんじゃこりゃ。
土蔵がまるごと金ピカじゃな。
…なんともすげえ成金趣味だな。
なるほど、ここらへんが金沢の工芸品らしい趣向だ。
店内はおみやげは九谷焼やら金箔のお皿や重箱やらでおなじみの金沢らしい工芸品が並んでいた。もちろんお値段が手に届く範囲のものでないことは間違いない。
こちらは玉匣(たまくしげ)と呼ばれるお店。
なんでもアートと暮らしをテーマに金澤ゆかりの作家が九谷焼や加賀水引などを使ってジュエリーやアクセサリー・小物まで「伝統とデザインの融合」を目指しているのだとか。ほう。
入ってみると、このお店は他のお店と違ってお土産のお値段もまだ手頃で、ここでわしは自分へのお土産に300円のしおりを買うことにした。
お前・・・こんなもんが自分へのおみやげかよ。
・・・う、うるさいわい。
これでも普段役に立つからわしはこれでいいのじゃ。
もっと高いものを買えばいいでしゅ。
お茶屋 志摩
せっかく金沢に来たんだから、お茶屋見学をしていこうと、やってきたのが数々のガイドブックなどにも紹介される金沢を代表するお茶屋さん「志摩」
1階にはまず典型的なお茶屋の庭があり、当時だったら高そうな小物がアチラコチラに置かれている。
この火鉢なんかも味がある。実際に使われていたものなんだろう。
こうしたものが今でも残っているなんて、貴重な資料を見させてもらえるんだからありがたい。
ここはみせの間。
当時の使われていた盃やかんざしなどが虫眼鏡を使って模様まで見ることができる。
置かれているものひとつひとつ和の風景。
こちらは台所。
多くの徳利やお膳などたくさん並んでいる。
たくさんとっくりが並んでいるでしゅ。
昔はこれで客に酒を出していたんじゃな。
あんまりこういう昔の飯屋の風景を直に見ることってねえよな。
まったく貴重な体験じゃ。
料理をするための竈や井戸や食材の貯蔵庫などもちゃんと残っている。
だいどころがせまいでしゅ。
昔の人は小さかったから、これでも広いほうなんじゃ。
そうかあ?昔も今もだいぶ狭くね?
ここは茶の間。
お客さんを迎えるところというか、家で働いている番頭さんや女将さんが待機している
2階
で、次にやってきたのがこのお茶屋の2階。
実際にお客をここで遊ばせるための広間を見せてもらおう。
ここはひかえの間。
内部はこのように当時の豪勢なお茶屋さんの雰囲気が今でも残っている。
なかの間にはこのように当時芸子さんが使っていた三味線がズラッと並んでいる。
今見るとなんかしょぼいけど、当時はそれは賑わったんだろうな。
なんとなく時代劇とかで見たことあるから、雰囲気は伝わってくるぜ。
なんだかえいがのセットにまぎれこんだみたいでしゅ。
志摩は文政3年に建てられたお茶屋をそのまま保存し、2階は遊芸を楽しむ場所として使われていたため、押し入れや間仕切りがなく、天井が高く開放的で優美な造りになっている。
ここがひろま。
多くの芸者さんが宴の時につかう太鼓などが展示してある。
大宴会場だけでなくこうしたこじんまりとした広間もあり、
なんとも味わい深い掛け軸などが床の間にかかっている。
この間仕切りのデザインもなかなか今ではお目にかかれない、いい味を出している。
今では滅多にお目にかかれない床の間の飾りじゃ。
たしかに当時はもっと華やいだ場所だったんだろうな。
提・掛け軸・ぼんぼり。
当時使われていたものだろう。置いてあるものは何から何まで当時の雰囲気を残していて良いかんじ。
といったかんじで、いかがだっただろう。
ここまでざっとひがし茶屋街を見学してきたが、この日はもう4時を過ぎて暗くなってきたので一旦駅の方に戻ることにしよう。
金沢駅に向かう途中、近江市場で降りて、駅のほうへ向かいつつ町並みの中へ入っていく。
ティーハウス さくら
すると見えてきたのは紅茶の専門店として有名な「ティーハウス・さくら」
店内に入るとオシャレな内装とかわいらしいねこのキャラクターが温かく迎えてくれる。
あ、あちしみたいなにゃんこがいるでしゅ。
ううむ。
あっちはグレー、こっちは真っ黒くろすけ。
どちらも似たような「にゃんこ」じゃ。
あちしはクロスケじゃないでしゅ!
クロちゃんでしゅ!
でも、それにしても店内はおしゃれだよな。
おみせのなかにたくさんお茶がかざってあるよお。
ものすごい種類じゃ。
一体どれを頼んでみればよいものか・・・
ポポポ〜
席についておすすめの注文を尋ねると「それなら5杯1000円で飲めるお試しパックがいいですよ」と言われたのでそれを頼むことにする。
この壁にかかっている棚の中からどれでも好きなフレーバーを選んで飲むことができるのだという。
ううーん・・・
どれにしようか、迷うなあ。
なんでもいいから、早く頼めよ。
たなの上に、なんだか可愛らしいフィギュアが乗っかているでしゅ
あ、ホントだ。
よーし、決めた!
これとこれにしよう!
というわけで出てきたお茶を飲む。
頼んだものはレモンティーとダージリンと、それと・・・
なんだっけ?
しらねーよ。
あちしはすとろべりーふれーばーのお茶を頼んだでしゅ。
ボク、マスカット!
ううむ、とにかくここにいる5人が飲める分は頼むことができたな。
ティーカップに並々注がれたものを5杯も飲むのかとドキドキしていたが、量はご覧のとおりのものがフレーバーの違うものを5種類飲めるのだという。
よかったw
ああ、うまかった。
なんだかんだ言って今日は二つもお茶屋見学をしてしまったな。
ひがし茶屋街でも昔の茶屋街である「志摩」を見たしな。
ここもたしかにお茶屋さんでしゅ。
外はさっきまで雨が降っていたので寒かったんだけど、これで冷えた身体が紅茶のおかげで温まった。
お礼を言ってお代を払い、外に出る。
この時間になると駅に向かう道は交通量が多くなってごった返しているようだ。
さて、金沢駅にたどり着いた。
水時計の前で一休み。
時刻はもう5時半。
げっ
もうこんな時間かよ。
ああ、そうか。
のんびりしている間にもうそんな時間。
駅の構内を北に向かって抜けて本日の宿と晩ごはんを目指そう。
で、駅の北口近くにある定食屋でこの日の晩メシを平らげ、本日の宿に向かう。
ここらへんからまた雨が土砂降りになってきた。
羽織っていたコートの半分はびしょ濡れ。ナビを見るとまだ宿まで徒歩で1時間はかかるという。
こんな雨のなか、1時間も歩くのかよ!
なんでもっと近くの宿をとっておかねーんだ?
ヒィー!
こうなるなら、もっと近くの宿をとっておけばよかった!
仕方ないのでこの雨の中歩き出す。
トボトボ歩いているとなんだか悲しくなってきた。
あ〜あ、わしはなんでこんなところまで来て土砂降りの雨の中1時間も歩いているんだろう。
それはこっちのセリフだよ!
また雨の中を歩くハメになるなんて最悪でしゅ!
うわ~ん、雨が冷たいよ〜!寒いよ〜!
ポポポ〜!
金沢の奇跡
金沢駅から歩くこと1時間。
やっと本日の宿にたどり着いた。
こちらが本日のお宿「金沢ゆめの湯」さん。
って、スーパー銭湯かよっ!
そうじゃ、ここが今日の宿泊施設じゃ。
ええ〜!
はあ?マジで?
こんなところが今日の宿かよ。
もうちょっとマシなとこあったろう?
なんでこんなところ選んだんでしゅか!
安いから。
・・・・・・
大雨の中、びしょ濡れになった身体で長い道のりを1時間も歩き、しょんぼりした惨めな気分で店内に入ってチェックアウトをしようとすると・・・
ここで奇跡が起こった!
この日「金沢ゆめの湯」さんではたまたま創業日だったらしく創業祭として、日頃の感謝を込めて来場者に「ふくびき」をしてもらうキャンペーンをやっていた。
店員「ご来場のみなさんには、こちらのふくびきを引いてもらっています。お客様もこちらをどうぞ」
とよく商店街にあるガラガラのふくびきのハンドルを渡される。
あ、そうすか。じゃあ・・・
と、何気なくふくびきをガラガラと回すと、出てきた玉の色がなんと金色に輝いていた。
店員「おめでとうございます!!1等の特賞でございます!」
はあ?マジで?!
・・・え?
普段、わしはふくびきなんかしない。
してもほとんど当たらない。
当たった経験がない。
それに比べてわしのオカンは運の良い人で、職場や祭りのビンゴゲームで自転車やヨーグルトメーカー、美顔器など色んなものを当てる名人であった。
しかしその息子であるわしは、そうしたクジで特賞を当てたことなんか一度もない。
ほとんどない。
そんなわしが、
ここに来てこの場で初めて特賞を当ててしまったのだ。
しかも一発で。
こんな奇跡ってあるのだろうか?!
あまりにもこの奇跡が信じられなくて呆然としていると、
店員「1等はこちら、当館で使える1000円引きご利用券になります」
と、「金沢ゆめの湯」さんだけで使えるチケットを渡された。
ま、まさかの金券。
特賞にしては安いでしゅ。
でもクジ引きで特賞なんかすごいよお。
……あの~、わし今日ここにはじめて泊まりに来たんだけど、他の常連さんを差し置いて1等なんかもらっていいのかな?
店員「こちらのチケット、本日利用されますか?」
…たぶん、もう二度とここに来ることもないので、もらったチケットはその日に使うことにした。
吾輩はこの金沢に吉方の効果を得るために旅行にきた。
それが・・・旅行中にクジに当たって吉方効果を得られるとは。
これで本来「金沢ゆめの湯」さんで3000円で泊まれるところを2000円で泊まれることになった。
なんか、しらんけどラッキー♫
つーか、ここ。
3000円で一泊できるのかよ。
どうりでどしゃぶりの雨の中をおいさんが一生懸命歩いていたわけでしゅ。
これが吉方効果なのか、西北の方位でクジに見事に当選したドラねこなのであった。
チェックアウトを済ませたわしは、まずはひとっ風呂浴びてくるかと男湯の方へとるんるん気分で歩き出す。
ここの風呂はなかなか良いスーパー銭湯で、電気風呂や薬湯・ジェットバスなど色々お湯も豊富で、非常に楽しめる入浴施設だった。
(引用 : 天然温泉健康ランド 金沢ゆめのゆ)
来た日が土曜日ということもあってたくさんの親子連れが訪れている。おすすめである。
ふわぁ〜
いい気持ちだった。
さて、館内の食堂はこの日、土曜日だったためかほぼ満員で、奥にはステージがあるらしく、営業で来たらしい売れない演歌歌手がマイク片手に歌をうたって、多くのお客さんで賑わっていた。
で、こちらが本日のお宿。
え?ここ?
このリクライニングチェアに寝んの?
本日のお宿
ではなくこちらが本当のお宿。
エコノミーホテルってかいてあるでしゅ
ここかあ?!
こんなところに泊まれるのか?
入ってみるとこのようにパーティションに区切られた壁が続く。
もう休んでいる人もいるから静かにするのじゃ。
お、おう。
ほんとにちょっと漫画喫茶みたいだな。
おへやがくらい「まんがきっちゃ」でしゅ。
で、自分の番号が振られた場所へ向かうと、
そこには大きめのベッドが。
・・・こんな場所かよ。
部屋が狭いでしゅ。
それでもベッドは広いじゃろ。
上を見るとこんなかんじ。
漫画喫茶と同じ形式でパーティションで区切られた個室の上が天井が空いていて、遠くからイビキが聞こえてくる。
エアコンも付いてるけど、コレ上が空いてんだから意味ないんじゃないか?
昔働いていた漫画喫茶を思い出しつつ、そういえば高校生の時に初めてオヤジとサウナに泊まったことを思い出した。
あのときもイビキがうるさくて一睡もできなかったな。
と、昔の思い出を思い出しながら、今日の過酷な疲れが出たのかウトウト仕出していた。
ふぁ~あ・・・疲れた。
・・・さっきはひどい雨だったな。
寒かったけど、風呂に入って温まることができてよかった。
明日はどこへ行こうかな?
そんなことをぼんやりとベットの上で考えながらいつしか意識が遠くなっていった。