ちわー!おいさんだよ。キミは金沢は好きかい?
今回は開運吉方旅行の【金沢編】第3弾じゃ!
今回はどこだ?ようやく金沢の市内にたどり着いたみたいだけど?
前回は山城温泉の古総湯を巡ったが、金沢旅2日目はいよいよ代表的な金沢の観光スポットを巡るぞ。
金沢ってなにがゆーめいなんでしゅか?
ううむ、金沢には兼六園やひがし茶屋街。最近では21世紀美術館なんかもたくさん人で賑わっているようじゃ。
ああ、あのTVとかでよく見る変な展示物がいっぱいある美術館だろ?
変な展示物ではなく現代アートじゃ!
それでは今回はそんな金沢の観光スポットを紹介していくぞ!
※この記事は2019年3月にドラねこが開運のために金沢に3泊4日で行った吉方旅行の検証記事です。
実際に開運するかどうかは「西谷流開運術!3泊4日の吉方旅行で開運しよう!」もお読みの上でご自身でご検証ください。
前回まではこちら
山代温泉で古総湯に入ってみたよ、という話(*´ω`*)
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【金沢・吉方旅行2】まさかの旨さにビックリ?!金沢カレーと北陸最大の温泉地・山代温泉のスゴさに触れる!
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金沢観光 路線バスで市内一周
さて、昨夜のホテルから一夜明けて再び金沢駅にやってきた。
今日はこのバスターミナルで1日乗車券を買って、路線バスで市内を回ることにしよう。
加賀温泉駅でもお世話になったけど、ここ金沢でも1日乗車券って売ってるんだねw
いちにちじょうしゃけんがあるのはべんりでしゅ。
なー。観光客にはありがたいよなー。
京都とかもそうだけど、まわりたいところが多い観光地はこうした制度があるとお財布にやさしいな。
バスに乗りながら市内を窓から眺めていたらあるものが目に入った。
キジ。
キジである。キジは縁起の良い鳥で西谷泰人の吉方旅行にも南の象意を象徴する鳥である。
ここ金沢は自宅からみたら西北になるのだが、この月はたまたま南の九紫火星が同位していたためにもしかしたら南の象意であるキジを見かけたのかもしれない。
金沢の中心部・片町まで行って帰って来ることにして、まずがバスで南町まで行って尾山神社を目指そう。
尾山神社
やってきたのは尾山神社。
初代の加賀藩主・前田利家を祀った神社で明治の最初に作られたものである。
明治初期に作られたということなので神社のはずが西洋建築っぽい塔が門の上に建っている。
明治8年の建築で、和漢洋の三様式を混用した異色の門として全国に知られ、兼六園と共に金沢市のシンボルにともなっている。
このとおり鳥居を見るとやっぱりここは神社であることはわかるのだが・・・
神社の門の上にある尖塔にはステンドグラスがはまっていて、一瞬なんか別の建築物に来てしまったのではないかと錯覚してしまう。創建当時にはこのステンドグラスは豪華な仕様だったのではないだろうか?
第一層には戸室石(角閃安山岩)を用いていて、第三層は四面五彩のギヤマン張り(ステンドグラスが)で、御神灯が点灯され、その放つ光が金沢の街を照らし、遠く日本海を航行する船の目標たらしめた。なお第三層目に設置された避雷針は、日本最古のものだとか。
それにしてもこの石段といいすごい重厚な造りで時代を感じさせる。
この梅のマークは前田家の家紋である。この神社にはこうした家紋がいっぱいある。こうした家紋を梅花紋という。
透かし彫りの門もかっこいい。
はえー、立派なもんだなあ!
すごーい!
手水場で手を洗い中へ進むと目立つ場所に前田利家公の兜が飾られている。
家紋が梅の花だけあって、境内には申し訳程度に咲いた梅があるのだが、この日は3月の30日。
関東ならもう桜が咲いていい頃なのに北陸は未だに梅が芽を出した程度の気候である。
なのでまだどこか肌寒く、やっぱりどこか冬景色を引きずっているような感じがする。
全体を見るとこんなかんじ。
入母屋造屋根瓦葺の中央天井は格天井作りで、各間毎に岩絵具による極彩色のうどんげの花が美しく描かれている。
これは旧金谷御殿から移築したものだという。
では、加賀藩百万石にあやかってお参りすることにしよう。
ここが拝殿正面。
立派な拝殿に恥じぬ、日頃の感謝の心を利家公にお願いするのだ。
なむなむ・・・
大金持ち・・・大金持ち・・・大金持ち・・・
…こころの声が聞こえてるぞ。
ぼんのう全開のお願いごとでしゅ。
こうしたところは造りも簡素で利家公の質素な人柄が忍ばれるような気がする。
おみくじがズラ〜と並んでいてどれを引くのか迷ってしまいそうになるが、
わしはこの翔(かける)みくじというのを引いてみた。
大吉だといいのだがなあ・・・
どれどれ・・・
あっ「吉」だ。ちぇ
あちしは「大吉」でしゅ!
おお!クロは運がいいなぁ!
前田利家公の像
さて、こちらは前田利家公の像。
背中に母衣をしょって「槍の又左」と異名をとった威風堂々とした馬上姿を見せてくれる。
こちらは金谷神社。
二代藩主前田利長公をはじめ三代から十七代までの藩主、当主と正室(夫人)をお祀りしている。
門を降りると金沢の繁華街・片町にいってしまうのだが、ここからは横道にそれて兼六園の方へ歩いて向かうことにしよう。
脇には旧に小川が流れていて、びっくりしてよく見てみるとそのまま隣の神苑までこうした小川が流れ込んでいた。
キレイな湧水なのか川のまわりには黄色い花が点々と咲き誇っていて、ここらへんに小さな春の移ろいを感じさせてくれる。
うむ。キレイだ。
いきなり境内に自然そのままの小川があるってすげえな。
池とかならわかるけど・・・
たしかにこうしたところはめずらしいでしゅ。
神苑
さて神苑の方を歩いてみよう。
旧金谷御殿の庭園であって、こうして池の上を木の板で歩くことができる古代舞楽の楽器を模した地泉廻遊式の名園になっている。
へえ、兼六園に比べれば小さな庭だけど、こじんまりとしていてもどこか日本らしさと・・・
西洋らしさを兼ね備えている。
このめがね橋みたいな橋も横から見るとかなり時代を感じさせるレンガ作りの橋である。
ここらへんは梅も多く咲き誇っている。
なんでだろう?
同じ境内なのに入り口近くの梅よりもこっちの方が芽吹きが早いぞ。
こっちの方が暖かいのかしら?
神苑の水は、三代藩主利常公の命により完成した辰巳用水の水を高低差を利用して、兼六園から暗渠で導き、響遠瀑から落としていた。現在は当時の水路が断絶したので井戸を堀り地下水を池に流しているという。
本日のベストショット。
池の端の上で佇む子供がかわいいw
この小さいながらも自然な池がいいんだろうね。
小さな灯籠もあったりして、ここが北陸の金沢であることを感じさせてくれる作りになっていた。
さて、尾山神社を抜けて南町から金沢城のある広坂の方に足を向けるのだが、
このすぐ近くに金沢城があるが、まだそこは目的地ではなく、まずは21世紀美術館に行ってみよう。
その前に現れたのは旧石川県庁。
この旧石川県庁。現在は「しいのき迎賓館」ということで格調高い建築のまま、玄関前の2本の木がトレードマークとして保存されている。
そのすぐ近くにあるのが金沢市役所。
この建物見た時、わしビックリしちゃったよ。
おお、たしかにすごい建物だな。
オレンジのたてものが茶色いろうやにかこまれているでしゅ。
すごーい!
この建物、これで金沢の市役所なんだって。
市役所でこのレベルって…どんだけ金があるんだよ。石川県。
さすが加賀百万石。
その近くにはこんな潰れたアメみたいな金属のイスもあって、
そのまわりをぐるっと歩くとこのようなオブジェもある。
外から撮るとこんな風に見えるのだが、
中に入ることもできて、中はこんな風な見え方をする。
すごい。これが現代アートか。
かなざわ21世紀美術館
そうこれが次の目的地。
最近、金沢で一番観光客を集めている場所。かなざわ21世紀美術館である。
外観を見るとなんかおしゃれな公園か幼稚園みたいに見えるが、敷地面積26,964.5m²・鉄筋コンクリート造のこの建築物は、
多くの現代美術が展示されている立派な美術館である。
さっき幼稚園と書いたが、その理由はこんな展示物にある。
カラー・アクティヴィティ・ハウス
シアン・マゼンタ・イエローの色ガラスが渦巻状に並んだパビリオン。
ここは無料で入ることができる。
こうして顔を近づけて遠くを見ると普段見ている景色が刻々と変わっていくのがよく分かる。
あたりをぐるぐる回っているだけで目まぐるしく景色が変わって面白いw
デザインの仕事をしていると、CMYKは普段から意識するところなんだが…
こんなところでCMYKの移り変わりを実際に体験することになるとは・・・w
この発想力と不思議な光景に子どもたちや訪れる人の好奇心をそそられる展示物である。
通行人や建物なんかもぐるぐると色が変わって不思議。
こんなふうにすべての空間がピンク色に変わってしまう光景は日常生活ではお目にかかれない。こんな展示をカラー・アクティヴィティ・ハウスというんだって。
近くの芝生ではカップルが仲良く並んで佇んでいて、ここが平和な公園であることがよくわかる。
茶室
でこの21世紀美術館の敷地内にはなぜか茶室もある。
金沢は昔から伝統芸能やお稽古ごとが尊ばれる街であるから、茶の湯も日本の芸術として世界に発信していくつもりなんだろう。
へえ、それにしても芸事が盛んな金沢の街だけあって、茶室も庭園もそれなりに見事だなあ。
この「つくばい」なんかも石をくり抜いて作ってあってなかなかキレイである。
中は大勢の人たちとお茶が楽しめるようにこんな広々とした空間になっている。
本館
さて、ようやく21世紀美術館の本館にたどり着いた。
ここまで来るのにまわりに色々あってだいぶ長かったけど、これでようやく現代アートを楽しむことができる。
一般の常設展は1000円で入場できる。
この日は別にコレクション展も開催されていたけど、よくわからないの今回はパス。
でも人気があるのかこんなに長蛇の列が並んでいた。
見とけばよかったかな?ちぇ、しまった。
レアンドロ・エルリッヒ 〈スイミングプール〉
21世紀美術館の目玉展示といえば、TVなどでもよく紹介されるレアンドロ・エルリッヒ作の「スイミングプール」
この作品の面白いところは、なんと言っても「下に人がいる」というところ。
このように下にいるお客さんを上からのぞこむことができる。
だからこの作品は中に人がいてこそ楽しめる作品となっている。
もちろん下にも行くことができるのだが、エレベータを下ってこのように長蛇の列に並んだ先に・・・
プールのそこの部屋へと案内されるという仕掛け。
ココに注意
今はコロナの影響で、感染対策として5分間6名までの完全入れ替え制で鑑賞を行っている。
こんなふうに上からの風景をまるで水面の下から見ているような光景が体験できる。
刻一刻と変わる光景に、まさしく現代アートとしてのおもしろさを感じさせてくれる、とてもユニークな作品である。
おみやげショップ
こちらはミュージアム内のおみやげ屋さんもなかなか凝った作りになっていて、見ているだけで飽きない品揃えにどれを買えばいいのか迷うほどであった。
自分へのおみやげとして、冷蔵庫などにも貼れるマグネットが裏に付いた風車を購入して、広い美術館内を散策する。
ワークショップなどを開催する図書室などにはこのような変わった形のイスも用意されていて、だれでも気軽に座ることができる。
うさぎの形をしたイスなども展示されていて非常にかわいいw
まいけるくんみたいでしゅ
おお、オレの形をしてるなあw
わあ、かわいいね!
こうした変わった作りのイスなんかも子供心をくすぐる仕掛けになっているんだろうなw
といった感じでみたきたのだが、いかがだっただろうか?
次回はもうひとつの金沢名物・兼六園の様子をお見せしたいと思います。
それではまた次回もお会いしましょう!