ちわー!おいさんだよ。キミは金沢は好きかい?
今回は開運吉方旅行の【金沢編】第2弾じゃ!
今回は?山代温泉か?
そうじゃ!
前回は山中温泉を巡っていたが、そこからバスに乗って山代温泉に向かうのじゃ。
山代温泉って何で有名なんでしゅか?
まあ、古くからお湯があるのと、与謝野晶子や泉鏡花・魯山人など文人墨客が好んで立ち寄ったとされている温泉だぞ。
へー。
それでは!今回は山代温泉を紹介していくぞ!
※この記事は2019年3月にドラねこが開運のために金沢に3泊4日で行った吉方旅行の検証記事です。
実際に開運するかどうかは「西谷流開運術!3泊4日の吉方旅行で開運しよう!」もお読みの上でご自身でご検証ください。
前回まではこちら
山中温泉に菊湯と鶴仙渓、という話(*´ω`*)
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【熱海・吉方旅行10】人気沸騰の熱海プリン悶絶?!雨の日の三嶋大社と駿府城に挑む!
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山代温泉のスイーツを
山中温泉からバスに乗ること約10分。
山代温泉にたどり着いた。さて、山中温泉ではスイーツを食べそびれたのでこの山代温泉で有名な甘味処「はづちを楽堂」で何か食べよう。
「はづちを」ってなんだ?
さあ?なんじゃろう?
「はづちを」って変な名前だなと思って調べてみたら由来は、山代温泉開湯1300年の歴史を見守り続けてきた服部神社の神様「アメノハヅチヲノカミ」からいただき、加賀藩ゆかりの狂言・野村家の万之丞氏が、文化や芸能を楽しみ集い交流する処「楽堂」を合わせた名前なんだとか。
ふーん、それではづちを楽堂なのかあ・・・とさっそく入り口を潜ろうとしたとこと、
え?開かない?
よく見ると本日休業?マジで?ここまで来て開けてもらえないの?
はあ?ここまで来てまた定休日かよ?
むう・・・残念。ここのパフェが有名らしいがおあずけである。
山中温泉でも何も食べれずに、ここでもお昼なし。
マジか・・・またしても何も食えないのか…
総湯と古総湯
仕方ない。
時間も空いてしまったので予定を繰り上げて外湯の方を入ることにしよう。
山代温泉には二つの公衆浴場がある。「総湯」と「古総湯」とである。
なんか古い建物だな。
むかしのお寺みたいでしゅ
ところが、これ。
実は復元された建物なのじゃ。
昔の共同浴場を現代に復元してこの街のシンボルとしているのじゃ。
ポポポ?
え?!マジで?
「古総湯」は明治時代の総湯を復元し、内装はステンドグラスに彩られたびっくりするほど豪華な見た目。そして外観や内装だけでなく、入浴しながら温泉の歴史や文化が楽しめる「体験型温泉博物館」として新しく誕生したのだという。
このあたりはロータリーみたいな道路がぐるっと張り巡らされているかんじで、1300年の歴史を誇る山代温泉には、総湯と呼ばれる共同浴場を中心に栄えた歴史があり、旅館や商店が立ち並ぶ「湯の曲輪」という街並みを今でも地元の人達が一生懸命に残しているという。
そしてこれが山代温泉のシンボル「古総湯」である。
いやあ、これが復元した建物とは思えないな〜
近くで見るとなかなか趣のある建物だぞ。
山代温泉の泉質はこんなかんじ。
泉質 | ① ナトリウム・カルシウム 一硫酸塩・塩化物泉 ② カルシウム・ナトリウム 一硫酸塩泉 |
適応症 | 《一般的適応症》 筋肉もしくは関節の慢性的な痛み又はこわばり(関節リウマチ、変形性関節症、腰痛症、神経痛、五十肩、打撲、捻挫などの慢性期)、運動麻痺における筋肉のこわばり、冷え性、末梢循環障害、胃腸機能の低下(胃がもたれる、腸にガスがたまるなど)、軽症高血圧、耐糖能異常(糖尿病)、軽い高コレステロール血症、軽い喘息又は肺気腫、痔の痛み、自律神経不安定症、ストレスによる諸症状(睡眠障害、うつ状態など)病後回復期、疲労回復、健康増進。 《泉質別適応症》 ①、② きりきず、末梢循環障害、冷え性、うつ状態、皮膚乾燥症。 |
「体験型温泉博物館」
一体どんなものなのか?
浴槽が小さいから一度に入れる人数が決まっているみたいだけど、それでも一応入ってみることにしよう。
古総湯の内装
入湯料は大人500円。
入浴する人はわし以外にも男性客が5人ほど。
案内のおばちゃんに率いられて中をドカドカと進んでいく。
で、ひとしきり説明を受けた後、服を脱いで浴室に向かうと脱衣場もないところで服を脱いで件のお湯に入ることにする。
こちらがそのお湯。
ステンドグラスが明治時代の雰囲気を伝えてくれて、九谷焼のタイルがどこか当時の意匠を感じさせる造りになっている。
浴室には漆塗りの壁と九谷焼のタイル・ステンドグラスを配した豪華な造りになっていて、入浴方法は当時のまま湯洗だけで洗い場やシャワーなどはない。
な、なんかぬるいな。
泉質もなんか微妙だぞ。
でも浴室はキレイでしゅ。
それでもなんかまわりからジロジロ見られてんだけど・・・
それはわしらが動物だからじゃ。
お湯はぬるめであんまり入っていて気持ちの良いものではない。
男が5人もこの小さな浴槽で一つになるというのもあんまり気持ちの良いものではないので、一浸かりしたら服を着てそうそうにこの場を後にした。
二階は休憩所になっていて利用者はここで休むことができる。
おおう、狭い部屋ながらも暖房とステンドグラスがここにも貼られているとは・・・
なんともおしゃれな外湯であった。
こちらは薬王院温泉寺。
そして「湯の曲輪(ゆのがわ)」の再生と賑わい創出のため、2つの総湯を整備している。
こちらが「古総湯」と並んで曲輪のもう一つの共同浴場「総湯」
「総湯」は老舗旅館であった「旧吉野屋旅館」の門を活用し、歴史を継承しつつ、湯の曲輪の街並み景観との調和を図り、 「誰もが快適に利用できる総湯」をコンセプトにした新たな“総湯”では、加水しない良質で新鮮な温泉が愉しめます。
とパンフレットには書かれているが、こちらは現代の銭湯として今でも多くの地元民に利用されている。
で、実際にどんなところなのか?
入湯料大人460円を払って実際に入ってみることにした。
(引用 : 山代温泉観光協会)
内部の様子は地元のお客さんが大勢いたので写せなかったのでHPからの引用だが、こちらの方が人は多く、また浴槽も大きい。だからなのか地元のお客さんは「古総湯」に比べてこちらの浴場の方が人は多かった。
こっちの方がいい湯じゃねえかw
お湯も「古総湯」に比べて「総湯」の方が熱めで、個人的にはこっちの方が入っていて気持ちの良いお風呂といった感じである。
金沢駅
さて、ここまで来るのに相当時間がかかってしまった。
加賀温泉駅から特急しらさぎ号に乗って約25分。
本来ならもっと早くに金沢駅に到着するのに、山中・山代温泉で時間を潰したおかげでこの金沢駅には4時過ぎに到着することになった。
ここが有名な金沢の玄関口。
おおー!すげえでけえ!
おっきな門でしゅ!
うわ〜!
大きくそびえるのは鼓門である。
いやあ、デカイ。
大標的な日本建築の技術を現代に結集して現代にあったモダンな造りになっているらしいのだが、これを見ると実物の大きさに圧倒されてしまう。
駅前は北陸新幹線の開通のおかげでお客さんが首都圏から詰めかけているのか、かなり多くの賑わいでごった返していた。
とりあえず、飯の前に今晩・金沢最初の宿を探そう。
本日のお宿
やってきたんのが金沢駅から歩いて10分ほどのところにあるビジネスホテル・セントラルホテルである。
いやあ、ここしか安いとこなかったんだよねえ
また安宿か。でもしょうがねえよな。
ホテルの内装はシンプルながらもしっかりとした感じで掃除が行き届いてなかなか小綺麗。
部屋はこんなかんじ。
ベッドも熱海旅行の時に比べたらしっかりとしていて、これなら今夜はぐっすり眠れそうだ。
空気清浄機があるなんて、熱海のホテルに比べればここは高級ホテルと呼んでも差し支えないと思う。
これは当たりだ。良いホテルを引いたw
時間までこの部屋でくつろいで、6時半過ぎには外に飯でも食べよう。
金沢ラーメン&カレー
この日の晩御飯にやってきたのがここ。
ガイドブックにも紹介されていた金沢ラーメンのお店「風花」
さっそく普通のラーメンを注文する。
味はあっさりめの醤油に普通の細麺。ダシは煮干し風味のあっさりとした味わい。
まっ、ハッキリ言って普通のラーメンだな。
・・・そう、はっきり言ってものたりない。
なんか飾り気のないシンプルなラーメンを食べているような気がする。
昔ながらの中華そばを食べたい人はこれでもいいのかもしれないが、なんか金沢にわざわざ来たという感じはしなかった。
仕方ないので何かつまむものはないかと近江市場のうほうへ歩いていくことにする。
すると、近江市場はもまだ5時過ぎだっていうのに早々に店じまい。
空いているのは回転寿司屋だけという有様にがっくりと肩を落として帰宅することに。
いやでもまだホテルに帰るのは早いと、仕方ないので金沢駅の方へ足をすすめる吾輩。
来た時最初は気づかなかったけど、この鼓門の前にはおしゃれな「水時計」がこの街のシンボルとして行き交う人のために時刻を教えてくれている。
はえー、もう8時を過ぎちまったのか。
そんなに歩いているとはしらなかった。楽しい旅をしていると時刻はあっという間に過ぎ去っていくから不思議であるw
天井を見上げると金属を幾重にもアーチ状に曲げてくっつけている天井のデザインが鼓門の木造に比べて非常に現代アートっぽさを演出している。
ちょっと京都の駅みたいだけど、まだこの鼓門があるだけマシってもんであろう。
さてでは何かもう少し腹の足しになるものを、とお土産売り場の方へ歩いて行くことにしよう。
ゴーゴーカレー
金沢といえば寿司や割烹料理が名物と思われるかもしれないが、意外や意外。
おでんやカレーなども名物として知れ渡っている。
駅構内のフードコートのエリアには金沢を代表するカレーの名店として「ゴーゴーカレー」が支店を出している。
カレーか・・・
わしあんまりカレー好きじゃないんだけど、この際贅沢は言ってられない。
腹も空いていることだし、安いから何か頼んでみよう。この普通のでいいかな。
ポポポ!
けっきょく食うのか。
やってきたのがこちらのカツカレー。
そう金沢カレーは銀のさらに大量のキャベツとカツを乗せるスタイルが一般的なようである。
おおう・・・すげえのがやってきたな。
たぬきよ、どうやらわしらの食欲を満たす格好の獲物がやってきたみたいだぞ!
ポポポ〜
おいおい…こんなの食えんのかよ?
何気なく頼んだのだが、これが当たりだった!
このカレーのうまいこと!
その旨さは全国チェーンを展開させているCoCo壱のカレーとは比較にならないほどの旨さであるw
ふー・・・んまかったぁー
ポポポー・・・
最初来た時は量多いかなと思ったけど、食べてみると案外入るもんだな。
そう、見た目の割には量はそんなになく、意外とあっさり食べられてしまったのはカツが意外と薄めに挙げられているからだろう。それ故にラーメンを食べていてもそんなに重めにかんじなかったのだろう。
駅構内はまるでデパ地下
ホテルに帰るにはまだ早いのでこのあたりもうちょっと冷やかしていこう。
お土産物がたくさん並んでいる駅構内では金沢中のお土産が所狭しと並べられていて、正直金沢のおみやげはここでほとんど買うことができるw
このおみやげコーナーはやたらお菓子が多い。
これも芸事が盛んな金沢らしいお茶文化が根付いているからなのか、いろんなお茶のお供になるようなお菓子が売られている。
はえ~、金沢駅ってこんなデパートかショッピングモールみたいにたくさんの人がいるんだね。
ここらへんは普通のデパ地下だな。
食品もあればコスメもあって、おしゃれ雑貨なんかもあるぞ。
あっちには本屋さんがあるでしゅ。
ポポポ〜
こりゃ!リク!
離れるなよ!迷子になるぞ!
わーん!
田舎者の顔丸出しにしながらいろんなおみやげを冷やかしていく。
あっ!
アレなあに?
鼓門のミニチュアだな。
こんなもんまであるのか・・・
良く出来てるのう。わしのプラモとどっちが精巧かな?
お前のプラモと一緒にするな!
駅構内の一角にはこうした鼓門のミニチュアが展示されている。
こうして全体を見てみるといかにこの鼓門がおもしろいデザインかよくわかる。
正直この門をおみやげに買いたいくらいだ。
さて、おみやげを買うのは最後の日にすることにして、今日はもう休むことにしよう。
明日はまた長い戦いになることだろう。