ちわー!おいさんだよ。キミは熱海は好きかい?
今回は開運吉方旅行の【熱海編】第5弾じゃー!
今回はどこ行ったんだ?
今回は熱海旅行の二日目ということで、安宿で腹ごしらえをした後、熱海の有名観光スポット・MOA美術館に行ってきたのじゃ!
えむ・おー・えー?
・・・なんでしゅか?
MOA美術館は熱海の豪商が作った国内外の美術品を集めた美術館で、県内でもその規模はかなりの大きさの美術館なんだぞ!
それでは今回はそんな熱海の人気観光スポットに焦点を当てて紹介していくぞ!
吉方旅行のルール
- その時期の自分にとっての吉方位に出かける。
- 前日どこに滞在していても、必ず「自宅」から吉方位を割り出す。
- 滞在期間は3泊4日以上(滞在期間が長いほど、効果アップ!)
- 移動距離は100km以上(移動距離も遠いほど、効果アップ!)
- 1泊目は必ず「22時30分」まで泊まるホテルや旅館の部屋に入る。
- 旅行中は毎日「お風呂」か「温泉」に入る
前回まではこちら
熱海の夜景を楽しんだよ、という話(*´ω`*)
-
【熱海・吉方旅行4】絶対泊まってはいけない!熱海一ひどい宿の闇に迫る!
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朝メシを食べてMOA美術館へ
安宿に泊まって後悔したことが一つ。
この部屋、隣が大通りに面しているため深夜でもトラックがバンバン通るのでうるさくて何度も起きてしまうという欠点があることである。
こんなうるさい部屋に泊まったのは、学生時代に神奈川に住んでいた当時、貧乏生活をしていた時期以来久しぶりであったw
耳栓をしてなんとか朝を迎え、とっととこの宿を後にしようと扉の外に出てみると、そこには朝食と思わしき、菓子パン一つと紅茶のTバックとお湯の入った魔法瓶が置いてあった。
はぁ……(;´Д`)
楽天トラベルの紹介文には朝食付きと書かれていたけど、まさかこんなもんが朝食とは・・・
宿代ケチるからだろ?
寝不足でまだぼんやりする頭で考えながらも、とっとと薄っぺらな菓子パンを胃袋に流し込み、今日の目的地に急ぐことにした。
今日の目的地は冒頭に述べたとおりMOA美術館である。
場所はお金持ちが別荘をたくさん構える熱海の坂の多い場所に作られているのだが、寝不足の身体では意外とこの坂を登るのが辛くて、息を切らしながらも目的の場所へ頑張って歩くことにする。
途中、まだ咲き誇っている梅の花がキレイに見える場所があり、疲れて眠たげな頭には優しく映る。
Google Mapで検索したときは結構近そうだったけど、ここまで来るまでにかなり汗をかいている。
ここがMOA美術館か・・・
まだ時間が早かったせいか開館まで10分ほどある。どうやらわしがこの日の一番乗りだったようだ。
たどり着いてびっくりしたのだが、この美術館は今まで訪れたことのある美術館の中でもかなりしっかりとした作りの外観である。
東京の美術館もけっこうまわったことはあるけど、静岡県内でここまで大きな美術館はかなりめずらしいのではないだろうか?
MOA美術館とは?
MOA美術館は東洋美術の絵画・書画・工芸を中心に国宝3点、重要文化財66点を含む、500点の収蔵品を誇る、熱海を代表する美術館。
このあまりに壮麗でしっかりとしたレンガ積みの外観に正直たじろぎながら、時間なので中に入ることにする。
確かにびっくりするほど立派でしゅ。
おお、思わずたじろぐよな
正直この美術館にどんなものが収蔵されているのかよくわからないけど、やっぱり今回美術館の目当ては国宝である尾形光琳の「紅白梅図屏風」だろう。
さて、どこにあんのかな?
能の舞台&黄金の茶室
外観もさることながら驚くのがその中身である。
外から中に入って大理石みたいな磨き上げられた廊下を歩くとすぐにお能の舞台に出くわした。
・・・ってゆーか、お能の舞台って、普通美術館になくね?
で、またしばらく歩くとこんなものが。
お、黄金の茶室?
黄金の茶室って秀吉の?
かなり遠くの方に本当に黄金の茶室が設置されている。
うおおおお!
本当に黄金の茶室だ!
ポポポ!
ほんとにキンキラキンじゃなあ〜
でもすごく遠いでしゅ
どうやら観覧者が茶室に近づくことができないように周辺に柵が張り巡らされていて、茶室の中をしっかりと見ることはできないw
はあ・・・まったく期待してなかったんだけど、なんだかとんでもないところにきちゃったぞ(;´Д`)
ほんとになんかとんでもなさそうなところでしゅ
おう、この時点でもう期待値がかなり上がっているよな!
うーむ、たしかにここまですごいとは予想外だったよなあ・・・
温泉が開くまでの暇つぶし程度に入ったつもりだったのに、思いの外楽しませてくれるわい。
他には何が収蔵されているのかしら?
と思いながら更に奥へと進んでいく。
紅白梅図屏風
さて、ここでいよいよ本命のあの作品の部屋の前にやってきた。
いよいよだな
ここまで来るのにまだ朝も早いということもあって、この紅白梅図屏風を見ているのはわしと後ろのおばちゃんただ二人。
それではご覧いただこう!これが尾形光琳の「紅白梅図屏風」だ!
おお!美しい!
すごい!
立派ででしゅ
おお、やっぱり本物は違うな。
琳派好きのわしとしてはいぜんこの作品をTVで観て知ってはいたけど、こんなにキレイなのか!
この紅白梅図屏風を巡ってはいろんな説があるようだが、そんなものとは別にこの屏風それ自体は本当に美しいものだった。
「デザイン的な梅花や水紋、樹幹のたらし込みなど優れた要素が結集し、重厚なリズム感と装飾性を与えている」
さて、もちろんこの美術館には収蔵品の屏風は「紅白梅図屏風」だけではない。
このような洋人奏楽図屏風という桃山時代、宣教師たちによってヨーロッパ絵画の技術を教えられて作った屏風というものもあったり、
上の2枚の鮮やかな色彩とは打って変わった水墨画風の屏風もあったりと、
来場者を決して飽きさせない収蔵品が満載の美術館である。
その他にもこんな真っ黒な紙に金字で描かれた巻物や。
逆にものすごくシンプルに描かれた巻物など内容は多岐にわたる。
その他の美術品
その他にもこの美術館には教科書などで見たことのある仏像なども多数存在する。
聖徳太子立像。鎌倉時代のもので聖徳太子が2歳のときの姿なんだって。
これなんか社会科の教科書に一度は見たことのある立像だ。
阿弥陀如来及両脇侍坐像。
平安時代の木造漆箔の阿弥陀三尊像なんだって。
3つのはずなのに2つしか写せなかったwごめん。
色絵五艘船文大平鉢。
江戸時代の伊万里焼で17世紀のオランダとの交易で生まれた文様で、一様国内向きの特注品らしい。絵皿の側面にオランダ人が描かれているんだとか。
色絵花鳥文蓋物 伊万里 柿右衛門様式。
古伊万里もものすごくカラフルで大和絵のような美しさの壺。名器がたくさん展示されている。
山水人物蒔絵手箱。
鎌倉時代のもので重要文化財なんだって。
すごいきれいでしゅ!
こんなもんが家にあったらなあ〜
無準師範墨跡 「帰雲」 二大字。
中国南宋時代の最も傑出した禅僧の墨跡。
そんなすごい坊さんの習字が貼ってあるなんて・・・
坊さんっていうな!
で、こちらが創立者の岡田茂吉。
なんでも美しいものに触れることによって人々の心を豊かにし、そうした優しい心が集まることによって世界が平和になるようにと、このような収蔵品を集め始めたのだとか・・・へえ
な、なんか・・・
すげー、変わってるな・・・
この創立者がピックアップした部屋には他の展示物とはまた違った装いの作品がたくさん収蔵されている。
こんなあみあみの変わった竹籠や、
「地球ですか?」
と問いたくなるような花瓶。
漆細工や金細工など一見シンプルながらもキレイなフォルムの小物がたくさん並んでいる。
この名品の数々・・・
いかに創立者の岡田茂吉が確かな審美眼をお持ちかよくわかるというものだろう。
おみやげショップ&カフェ
さあ、ここまで歩いてきていささか疲れてきたので貴重な収蔵品以外のものにもスポットを当てていこう。
MOA美術館にはこのようなおしゃれなミュージアムショップも併設されていて、売られているものは気持ちちょい高めだけどデザインは洗練されているので見ているだけで楽しいw
なんか買っていこうか悩んだけど、今日はこれからこの先いろんなところを回るので抑えておこう。
腹が減ったのでカフェの方へ歩いていく。
このように美しい熱海の海を見ながらお茶ができるカフェはなかなかおすすめ。
こんなふうに席もたくさんあって、
おまけに美味しそうな食べ物もコーヒーも揃っている。
このときはサンドイッチと菓子パンを頼んだ。
外からみた美術館全体図。
うわー、すげー!
改めてこの美術館のデカさを感じずにはいられんなあ。
なんでこんなもんを熱海に作ろうと思ったのか、金持ちの考えることはさっぱりわからんなw
あんまりおおきくて、おトイレ探すのに迷っちゃったよお
ポポポ!
でも大きくてわくわくしておもしろかったでしゅ!
投影型万華鏡
さて、では帰ろうと出口に向かうと・・・
あれえ?なんだか変だぞ?と違和感を感じつつエスカレーターを降りていく。すると・・・
目の前にはプロジェクションマッピングみたいな映像が天井に映し出されていて、すごくキレイだった。
これはMOA美術館名物の世界最大級の投影型万華鏡で、ここに映される映像は一生の内二度と同じものは見れないのだという。
うわーーー!
キレイでしゅ。
キレイじゃなあ。
エスカレーターを降りてきてやっと気づいたのだが、ここが実はこの美術館本来の玄関であることがわかったw
いまさらおせーよ!
最初に入った場所は出口だったんじゃな…
慌てて外に出てみると・・・
なるほど、やっぱり本来の正面入口はこっちか。
最初に通った場所はどうやら出口・・・ではなく裏口らしく、はじめそこから入ってきてしまったようだ。
足湯
さて、またしても急な坂を駅の方へ歩いてきた。
昨日は夜遅く駅に来たので足湯は終わっていたけど、今回は朝も早いので昨日浸かることができなかった足湯はすでにオープンしていた。
ふー・・・ちかれた。
おお。
ここまでずっと歩いているとさすがにな
ここにちょうど足湯があってよかったわいw
あったかーい!
ポポポ!
今頃になって足湯に浸かるなんて、熱海梅園以来だけど、疲れた足にはこうした温かなお湯が足の疲れを癒やしてくれるので観光に疲れたときは足湯に浸かることをおすすめするw
今日はこれから熱海の外湯を海岸線に沿って探していくぞ!
わーい!
さて、次はどこへいこう?
もう少し熱海の沿岸の外湯と熱海城あたりを攻めていこう!
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次回もお楽しみに!!