ドゥーワッ、ドゥーワッ、ドゥーワッ、ドゥーワッ!
どうした?
頭がおかしくなったのか?
やめろ!
わしのおでこを触るでない!熱なんかないわい!
おいさんがついにおかしくなったのかと思ったでしゅ
一体なにを聞いているの?
ポポポ?
これは「ドゥーワップ」という音楽じゃ。
ほれ聞いてみ。こんな音楽じゃ!
ああ、昔TVでやってた「ハモネプ」みたいな音楽のことか。
そうじゃ!ではそんなドゥーワップの魅力が詰まったCDを今回はおすすめしていくぞ!
山下達郎選曲の珠玉のドゥーワップ!!
「ドゥーワップ」
その名を聞いてちゃんと音楽を思い浮かべられた人はどれだけいるだろう。
ハモネプみたいな音楽といえばある程度の年代の人にはピンとくるだろう。
それでもわからなければゴスペラーズみたいな音楽といえば完璧に理解していただけると思う。
日本のドゥーワップの第一人者といえば山下達郎だろうが、達郎氏が自身のコンサートで幕入りの時に流しているドゥーワップの楽曲の数々をCD化したものである。
山下達郎自身も「オン・ザ・ストリートコーナー」というドゥーワップしか収録していないアルバムを3枚リリースしていて、今回のアルバムはその中の元ネタも詰まっているお得なアルバムと言えよう。
「オン・ザ・ストリートコーナー」が好きな人はこの「ドゥーワップ・ナゲッツ」も合わせて聞いてみると、よりそれぞれの楽曲の魅力を検証することができるだろう。
最近のブラック・ミュージックの趨勢ではやっぱりラップなどが流行っているのだろうが、機材を殆ど使わずに自らの声だけで音楽をするという「ドゥーワップ」の姿勢を改めて楽しんでみるというのも面白いと思う。
どこか手作り感というか、温かみがあって、歌の本質を楽しめるような内容になっているのでどなたでも楽しめる一枚になっていることだろう。