ちわわ、ちわ~!おいさんだよ!
キミはキャンプではどんなテントを使っているかな?
キャンプ?
テントなんてそこらへんで売っているようなものを・・・
ちがーう!
それではダメじゃ!
え?
なんでだよ、別に安けりゃなんだっていいだろ?
それがダメなのじゃ。
ソロキャンプにはそれなりに向いているテントというものが存在している。
今回はそんなソロ初心者におすすめなアンダー1万円以下の高性能テントを紹介するのじゃ!
アンダー1万円でタープいらず!
皆さんはソロキャンプのテントと言えばどのようなものをお使いであろうか?
今回吾輩が購入したテントは「FIELDOOR フィールドキャンプドーム100」というものである。
色 | ボルドー |
使用人数 | 一人 |
素材 | ポリエステル |
製品サイズ | 105 x 210 x 110 cm 収納時のサイズ18×44cm |
重量 | 2.2 kg |
UVカット率/耐水圧 | UV遮蔽率97%以上/耐水圧2,000mm以上 |
まずこのテントの優れたところは「小さい」というところである。
ライダーやソロキャンプをした人のバックパックにもカンタンに収納できるほどの小ささで、重さも2,2kgと軽量コンパクトである。
でもよー、小さいテントなんて他にもたくさんあるだろう?
まあ、このテントの素晴らしい点はここだけではないのじゃ。
このFIELDOORの「キャンプドーム100」にはAmazonで色んな付属品がセットのモノが売られているのだが(後述)、吾輩が買ったのはロープとペグ+ポール付きで、タイムセールだったので7800円くらいで買えた(※本来はお値段10000円前後)
さっそく組み立ててみよう。
裏面はシルバーコーテイング
フライシートの裏面は銀コーティングがされているのでUVカットを実現し、暑さを防ぐ。
そして銀なのでカビにも強く、雨の日の翌日も怖くはない。
なんで銀がいいんだよ?
雨が染み込みにくいってことか?
いや、テントの寿命を縮めるのは雨や湿気によるカビなのじゃ。
一度カビが生えたテントはそこから雨が漏るようになってしまう。
それを抑制するために裏地をシルバーコーティングしているので、本来ならテントの寿命は5年と言われているところを、このテントなら使い方次第でもっと保たせることができるハズじゃ。
なるほどな。
別に見た目のためにこうしているわけではないのじゃ。
確かに。
裏面だしな。
吊り下げ式で組み立てラクチン!
吊り下げ式なので、このようにアルミ合金(ジェラルミン製)の頑丈なポールにパチンとはめ込むだけでインナーテントを吊り下げることができ、カンタンに組み立てられる。
以前買ったテントファクトリーのポールはFRB(繊維強化プラスチック)だから、風速5m以上の風が吹くと歪んで危なかったのじゃ。
ふもとっぱらキャンプで使った時は、夜テントが歪んでいたよな。
この「キャンプドーム100」は真ん中もはめ込み式なのでカンタンにインナーテントの真ん中を吊り下げることができるのだ。
これはマジで便利なのじゃ!
まぁ、紐で結ぶよりもマシだろうな。
これで完成。
ここまでざっと5分で出来てしまう!
おー!
これはカンタンじゃ!
ベンチレーションもばっちり!
インナー側面のファスナーが内側から開け締めできるので、ベンチレーションも出来て湿気対策もバッチリだ。
ベンチレーションってなんでしゅか?
インナーテント内に溜まる湿気を抜くことじゃ。
これがないと、夜寝ているとテントの内側が結露してしまうんじゃよ。
これを放置して置くと先程行ったようにカビの温床になってしまうのじゃ。
ようするにテントに呼吸させるってことだな。
そしてここは個人的に嬉しいところだったのだが、フライシートとポールを結びつける四隅の部分にはマジックテープで止めることができる。これは便利だ!
なんでこんなもんが便利なんだよ?
前のテントはここも紐で縛るタイプだったのじゃ。
今回の「キャンプドーム100」は四隅を止めるだけでいいので、ここも便利じゃ。
これをするだけでテントが風に煽られる危険はなくなるからのう。
さて、これで完成。
テント内を見てみよう!
中はだいぶ高く、息苦しさは感じない。
内部は200×100cmほどあるのだが、普通に寝ると少し頭がインナーテントの側面にあたるので、少し足元を下げると窮屈に感じなくもない。
ちょっと、足元が狭苦しいけど、こういうテントはこんなもんなんかなあ?
確かに中は狭ぇなあ・・・
まあでも、ソロ用なんてこんなもんだろ。
文句言うなよ!
まぁ、フラッとキャンプに行く身としてはこれくらいの手軽さでいいじゃろう。
組み立てが前使っていたものよりもカンタンという点が素晴らしいな!
良いところ
このテントを買ってよかったところはこれである。
なんだよ?
このテントは付属のポールで入り口部分を屋根に出来るのじゃ!
そう、キャノピーを上げて屋根にできる点である(※ポールは別売り)
そしてこのテントのもう一つの良いところは雨に強いという点である。
というか、雨風に強いといったほうがいいか。
このテントはジェラルミン製のポールが頑丈なので、このようにしっかりとテントの四隅とロープでしっかりとペグダウンすれば、縦に細長い形状が風をうまく逃すので、台風並の大雨でも夜寝ていてテントを吹き飛ばされそうになるような怖い目に合うことがなく快適に過ごすことができた。
実際に北海道キャンプで使って、台風に遭遇したことがあったが、それでも強い雨に負けずにフライシートが飛ばされたり、雨漏りはしたことは一度もなかった。
けっこう作りはしっかりしてるんだな。
そうじゃ。
安いし、使い勝手も良いしあんまり弱点がないテントなんだけど、一つだけ不満点があるのじゃ。
なんだよ?
それは・・・
悪いところ
問題はこのインナーテントの下部分である。
つまり地面とシートの設置点。室内の寝るところじゃ。
それが?
これが実は完全な防水になっていないらしく、別売りの下に敷くグランドシートがないと大雨の際に水が染み込んでくる。
は?なんじゃそれ?!
ダメじゃん!
・・・最初はなんでグランドシートが別売りで売られているのかなあ?と思っていたら、これを敷くことによって下からの水没を完全に防ぐことができるようになっているようじゃ。
最初っから付けておけよ!
いや、まぁ……
それはキャノピーを上げたままにして雨の夜に寝ると屋根の隙間から雨滴が滴り落ちてテント内部に染み込んできて、寝ている間に下がビチョビチョになっていたんだけど、これはワシの使い方が悪いせいかもしれないから、本当に必要かどうかはわからないんだよね。
北海道キャンプの際も、「阿寒丹頂の里」でキャンプをしていたら夜に雨が降ってきて、下のシートが濡れていた・・・ということがあるのだが、これはキャノピーの隙間から漏れていた雨が側面から染み込んできて内部に溜まったのが原因のようだ。
キャノピーの作りが甘いんだな。
正確にはキャノピーを貼った時に、うまく水を逃がす機構が出来ていないのじゃ。
まあこの部分はこのメーカーだけじゃなくて、こうしたテントの特徴かもしれないから一概には言えないけど、次回はここらへんを改善してほしいと吾輩は思ったのじゃ。
まとめ
記事のまとめ
- フィールドキャンプドーム100は軽くコンパクト。
- ポールはジュラルミン製なので頑丈。
- フライシートは銀コーティングされているので暖かく、カビに強い!
フィールドキャンプドーム100は軽量コンパクトで2,2kgしかなく、手に乗るほど小さいのでソロ用としては最強。テントの設営も撤収もラクで風にも強く頑丈なのでまず初めにソロテントが欲しいという人はこれが入門用としては最適だろう。
ただし、雨の日は下が心配なので、気になるなら別売りのグランドシートは必須かな?
という感じじゃ。
買うんだったら、グランドシートとセットのヤツか、これ以外のものを買ったほうがいいな。
というわけで普通に使う分には別に問題ないので、
気になる人はグランドシート付きのセット品を購入することをオススメする。