ちわわ、ちわ~!
おい、なんだよその大荷物は?
・・・まさか?
そうじゃ、吾輩たちはまた旅に出るのじゃ!
またかよ……
この間行ったばっかじゃねえか。
今回の旅の目的地はなんと北海道じゃ!
ほ、北海道?!
そうじゃ、五黄土星生まれの吾輩は2022年の東北が4倍吉なので、今回はザクッと吉方位パワーを得たいがために、いつもより一足遠くへ出かけて行くことにしたのじゃ!
それで北海道かよ。
残念ながら日本国内で一番遠い東北と言ったら、北海道しかないので、今回からドラねこキャンプ「北海道編」を開始したいと思うぞ!
吉方旅行のルール
- その時期の自分にとっての吉方位に出かける。
- 前日どこに滞在していても、必ず「自宅」から吉方位を割り出す。
- 滞在期間は3泊4日以上(滞在期間が長いほど、効果アップ!)
- 移動距離は100km以上(移動距離も遠いほど、効果アップ!)
- 1泊目は必ず「22時30分」まで泊まるホテルや旅館の部屋に入る。
- 旅行中は毎日「お風呂」か「温泉」に入る
- 吉方位効果が出る時期は1・4・7・10・13の法則による。
- 吉方旅行の場合、旅行初めの月を1月目と数え、そこから4・7・10・13ヶ月に出てくる(引っ越しの場合は1・4・7・10・13年目に出てくる)
いや、つーか、33日も旅行すんのか!
ほぼ一ヶ月じゃねえか!
前回まではこちら
伊那谷キャンパーズヴィレッジに行ったよ!という話(*´ω`*)
-
【ドラねこキャンプ13】狂気?手作り感満載の伊那谷キャンパーズヴィレッジ!
続きを見る
ゆるキャンの聖地 大井川アプトいちしろキャンプ場!
というわけで、静岡にやってきたのじゃ。
おい!
北海道に行くんじゃなかったのかよ?
北海道には行きたいのじゃが、まだゆるキャンの聖地を制覇してないので、近くで寄り安いこのアプトいちしろキャンプ場をキャンプ一日目の野営地として選んで寄ることにしたのじゃ。
というわけで車で2時間ほど山道を下ってきて、ようやくアプトいちしろキャンプ場にたどり着いた。
住所 | 静岡県榛原郡川根本町梅地3-19 |
料金 | テントサイト:7人まで3000円 AC電源:1000円(15サイト、先着順15件)ファイヤーサイト:2000円 デイキャンプ:2000円入場料:大人300円、子供:200円(三歳以下無料) |
営業時間 | チェックイン:12:00 チェックアウト:11:00 |
営業期間 | 3月20日~11月末日 |
問い合わせ | 080-2636-6128 |
ここはゆるキャンの聖地ということもあって、一週間前から予約が取りづらく、一日前にようやくキャンセル待ちが空いて場所を取ることができた。
このキャンプ場をネットで予約する際、全てのサイトが予約で埋まっていて、一日目から泊まる場所が確保できないんじゃないかと計画がオジャンになりそうでヒヤヒヤしたのじゃ。
ちゃんと一ヶ月前くらいから予約しておけよな!
そんなこんなでなんとか予約できたサイトがこちらのAの20という場所。
ちなみにアプトいちしろは安いところで一泊3500円ほどじゃ。
わしの場合は今回3800円もかかったぞ。
ソロで泊まるんだろ?
だったらけっこう高いほうじゃねぇの?
よーし、さっそく組み立てじゃ!
さ~て、雲行きが怪しいのでテントをささっと設営して、その後コーヒーでも・・・
・・・と、ここでテントを設営し終わったところで気がついた。
むむむ・・・!
隣が空いている!
・・・というわけで、
隣のサイトにやってきたのじゃ。
おい!なんでだよ!
さっきのところでも別にいいじゃねーか!
というのも目の前にいた家族連れがうるさかったから、もっと静かなこちらのサイトに移ってきたのじゃ。
管理人さんに声をかけたらあっさりサイトを移動させてくれたぞ。
こういう対応がスマートなところが「アプトいちしろキャンプ場」の良いところじゃな。
新たなキャンプギアを試す
というわけで、テントを立てた上で移動してくるのは大変だったけど、隣のAの21にやってきた。
吾輩は今回のキャンプのためにいくつかギアを新調したのじゃ。
ハァ?また買ったのか?
どんなもんだよ?
ここからは少しギアの紹介をしよう。
今回吾輩がこの北海道キャンプ旅のために買ったのは、このFIELDOORの「フィールドキャンプドーム100」
ポール付きなので、この日のように少し雨降りの日であってもテント入り口を「キャノピー(屋根)」として利用することができる。
ペグとポール付きでお値段7000円!
しかもそれがAmazonのタイムセールで実質4500円で手に入れたぞ!
安っす!
これのおかげで面倒なタープを張る必要がなくなったので楽にソロが楽しめるぞ!
そして今回のために買った物のもう一つがこの椅子。
DODの「スゴイッス」と呼ばれるアウトドアチェアは軽量コンパクトでありながらも高さ調整が4段階もできる極めて優れたアウトドアチェアなのである。
しかも座面の素材はコットンなので、焚き火にも強く、座っていてもしっかりとした作りで安定感抜群なのじゃ!
へぇ、これいいな。
座ってても前みたいなディレクターズチェアと違ってしっかりしているからラクだぜ。
このように今回のキャンプに備えて吾輩は色々ギアを買い揃えて万全の体制で長きにわたる北海道旅行に挑むつもりである。
今回泊まる「アプトいちしろキャンプ場」は窪地に川が流れるサイトだし、天気を見ると風もなさそうだから、テントの四隅をペグで打っただけで、四方はロープで止めなくていいよね。
どうでもいいけど、喉が乾いたぜオレは。
それじゃあ気温も寒いことだし、ガス缶使ってお湯を沸かし、何か温かいものでも飲むとしよう。
そこで登場するのが今回の旅のために新しく買ったケトル。
これを使ってお湯を沸かすことにしよう。
前のキャンプではお湯を沸かすのにクッカーを使っていたけど、灰が鍋にガンガン入って見た目に汚いので今回のキャンプではキャプテンスタッグのケトルを買うことにしたのじゃ。
確かにこれなら灰は入りにくいだろうな。
さあ、お湯が湧いたぞ。
ここに来るまでの移動で昼飯も食い損ねたことだし、ついでにチキンラーメンを食おう。
持ってきたクッカーにラーメンを投入して、お湯を注ぐだけ。
待つこと3分。
チキンラーメンの出来上がりじゃ!
うおー!
ちょうど腹も減ってたことだし、ラーメンでも食うか!
ポポポ〜!
うわーい!いただきま〜す!
おいしいでしゅ!
ふぃー・・・
うまかったわい。
腹が落ち着いたらなんだかここまでドタバタやってきたことが一段落してホッとした気分になってきた。
今回の旅のためにもう一つ買ってきた焚き火台を出して夜の焚き火の準備をする。
今回は長旅に備えて薪を家からどっさり持ってきているから、薪を買わなくても安心じゃ!
庭の木を剪定した際にどっさり出たからな。
まあ、金の節約にはなるわな。
大井川鉄道が見える!
さて、時間も余ったことだしどうしようかなと佇んでいると・・・
ところで、アプトいちしろの「アプト」ってなんだよ?
あれじゃ。
何やら上の方から音がして顔を挙げてみると、急勾配の坂をゆっくりと力強く電車が登っていく。
見ろ!
あれがアプト式鉄道じゃ!
アレか!
ここは機関車で有名な大井川鉄道の終点・千頭駅から北側に位置するキャンプじゃから、そこから南アルプスアプトラインを走るアプト式の電車が見れるのじゃ!
大井川鉄道?
大井川鉄道は全国でも未だに機関車が走る路線として、近年注目を浴びているのじゃ。
近くの駅には日によっては機関車トーマスが走ることもあるんだぞ!
わー!
すご~い!
トーマス、みてみたいでしゅ!
ここは大井川の窪地に面したキャンプ場だから眼前には、このように静かな水面をたたえた川の流れを見ることができる。
大井川の源流にしてはなんとも静かな川の流れじゃ。
ホント静かだよな。
それにしても静かである。
川は白く乳白色に濁っているから魚がいるかどうかはわからないが、遠くに見える鉄橋はなんともシンボリックな印象をこの地に与えている。
大きめの石がゴロゴロしているので足元を見て歩かないと大怪我しそうなほど、しっかりとした堤防が築かれている。
さて、ではこの坂の上にある管理棟のあたりに何があるのか詳しく見てみることにしよう。
シャワーやコインランドリーも
管理等はキャンプ場の上の方に併設されていて、炊事棟やトイレなどは全てこのエリアにまとまれている。
これがこのキャンプ場の見取り図。
「現在地」と書かれているところが今いるところじゃ。
サイトは全て区切られてるんだな。
その全てがHPからの予約制じゃ。
ここの掲示板には周辺の観光マップなどが張り出されていた。
しかし不満を言うと、ここのキャンプ場はFREE Wi-Fiがあるはずなんじゃが、これがすごく使いにくくて、登録するのに面倒で全く使えなかったのじゃ。
アンドロイドはどうかしらないが、iPhoneはどうやって登録すれば良いのか掲示板に書かれている通りに進めても途中で詰んじゃうんだよな。
こっちはトイレじゃな。
トイレはキレイでしゅ。
その隣はコインシャワー。
こっちはシャワーか。
外にはコインランドリーもあるみたいじゃな。
ここは3500円も払ってシャワーとランドリーがタダではないんじゃな。
まぁ普通はそんなもんだろう。
しかし吾輩はまだ知らなかった。
これから旅する北海道にはこれ以上に安くて快適なキャンプ場があることを。
こっちは炊事棟とBBQコンロがあった。
ここらへんはさっきまで降っていた雨のせいで地面がぬかるんでいるんだよな。
足を取られるよな、ここらへんは。
上から見た風景はこんなかんじ。
ここからはキャンプ場を一望できる。
おい、あそこになんかあるぞ?
行ってみるのじゃ。
ミステリートンネル
管理棟のある台地の両脇には遊歩道と書かれた看板がある。
ミステリートンネルって書いてあるぞ。
行ってみるのじゃ。
楽しむフォトトンネルって書いてあるな。
たのしむぅ?
ソトからみるとこわいでしゅ。
なんとなく不気味な雰囲気のするトンネルだが、中に一体なにがあるのだろうか?
ほぼ明かりのない真っ暗なトンネルを歩いていると、あるところで急にパッと明かりがつく場所が表れる。
びっくりしてよく見てみると・・・
なんだこれ?
バケツのオバケか?
フォトトンネルというだけあって、歩いていると壁面にどうやらここらへんを撮った思える写真が闇の中に浮き上がる。
こんなふうに歩いてきた道の中にここらへんの風光明媚な場所が集められているようだ。
なんじゃこりゃ?!
子供が作った作品じゃねえの?
キャンプ場の番人って書かれているぞ。
バンニン・・・
足元にはなんとも言えないワンちゃんが繋がれている。
一体いつ作られたのかよくわからないが、ここらへんの写真が展示されているトンネルのようだ。
あっちに行くと大井川鉄道の駅に続いているようだ。
反対側にも同じようなトンネルがあるが、こちらは特に光るようなものもなく、ただ普通の明かりのない暗いトンネルとして、夏は肝試しなどに使われているようだ。
こうして見ると自分のサイトが以下に敷地面積一杯を使えてないのかがよくわかる。
吾輩の軽自動車。
2009年式の日産モコである。
これを使って今回の旅は北海道まで走って行こうってんだから、気が触れたとしか思えない今回の旅の行程である。
もう20年以上乗っているオンボロの車なのじゃ。
よくこれで北海道まで行こうと思いついたな。
・・・まったく。
ショウジキ、いまからモクテキチにたどりつくのかとってもフアンでしゅ。
隣のサイトのお姉さんたちは黄色いハスラーに乗ってここまでやってきたようだ。
いいなあ・・・
ハスラーだったらきっと北海道までの道のりもラクだろうなあ・・・
・・・そんなこと言ったって、ねえもんはしょうがねえだろ!
まあまあ、気を取りなおしてもう一度キャンプ場を見てまわろうぜ!
そろそろ太陽も落ち始めてきたということもあって、橋の袂がいい感じになってきた。
ここらへんは何やら日本人だけではなく、外国の声もちらほら聞こえるので外国人もわざわざここまでやってきてキャンプをしているみたいだ。
・・・どんだけ人気があるんじゃこのキャンプ場は。
さすがは「ゆるキャン」効果ってところか?
しかし訪れている人はほとんど家族連れなんだなあ。
端っこにあるファイヤーピット。
ここで夏休みなどに盛大に焚き火を囲むらしい。
坂を下って更に川ギリギリまで近づいて写真を撮ることにする。
ではそろそろ戻って焚き火にするか!
わ~~い!
レッツ焚き火タイム!
さて、一通り周りも見てまわったし、焚き火でもしよう。
今回買った新しい焚き火台は「TokyoCamp」というメーカーの焚き火台。
コンパクトで携帯性に優れ、MONOQLOなど各雑誌で取り上げられている今話題沸騰のギアである!
前回使っていたキャプテンスタッグのV型コンロに比べて端が広がっているので、長めの枝も長さを気にせずぼんぼん薪としてくべることができる。
前回の旅で手に入れたフュアハンドランタンも火を入れて夜の闇をキレイに彩ってくれる。
こうして横から見てみると新しく買ったソロ用テントもかっこいいのうw
北海道に行く前に散々道具で散財したよな。
さて、焚き火の火も置き火になってきたことだし、メシを食おう。
本日の夕食はこれだ!
キャンプ旅初日の晩メシは焼き肉にすることとする!
わ~~い!
ヤッタ~!
奮発したな!
ポポポ!
前回の一人旅も晩メシは焼き肉だったけど、あの時は焚き火の仕方がわからなくて焼き肉も失敗気味だったので、そのリベンジを込めて今晩は贅沢にいこう!
それにしてもこの焚き火台はとても使いやすい。
V型コンロの網を使えばこのように色んな調理器具を上に乗せて使うことができる。
なんとか夕飯を終えて、ゆっくりと焚き火の火を見つめる。
ふと上空を見上げると、この日はちょうど満月のようだ。
少し離れたところから新しいテントとギアたちをパシャリ。
この日のためにスマホをiPhone13に買い替えたから、夜景の写真がキレイに撮れるのじゃ!
すげえ画質で撮れるじゃねえか!
この日は土曜日ということもあって、キャンプ場の夜はまだまだにぎやかでまだまだ子どもたちの声も鳴り止むことがない。
ここまでの料金&走行距離
吉方旅行の距離は、家から計ると直線距離で46kmほどあった。
残念ながら100km未満になってしまっているのだが、次の日は山中湖に行くので100kmは超えることだろう。
1日目の旅費
アプトいちしろキャンプ場 | 3800 |
一日の合計 | 3800円 |
ここまでの累計 | 3800円 |
キャンプ一日目にかかった旅費は食費は前日に買い込んでいたので、キャンプサイトの3800円だけ。
まだまだ吉方位旅行はこれからじゃ!
北海道はまだまだ遠いな。