ちわ!おいさんだよ。
キミは水の都を旅したことあるかい?
水の都?大げさだな。一体どこのこと言ってんだ?
今回も長野の松本のことだろう。
うわぁ!この写真に写ってる街、なんだかきれいなところだね!
確かにきれいなところでしゅ。
今回松本を旅してわしが一番心に残ったのが、松本というきれいな町並みなの中においしい湧き水が溢れ出ていることだったのじゃ。
ふーん、そんなにたくさん湧き出てたんか?
そらもう、びっくりするほど湧き出ていたのじゃ!
「一人旅・前半戦」4日目
がっかり温泉だった浅間温泉に本当にがっかりしたわしは、松本市内に戻って再び水の都・松本で水集めに興じようと思ったのだった。
前回まではこちら
浅間温泉に入ったよ、という話(*´ω`*)
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ドキ!丸ごと!松本だらけの水大会1
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長野観光10 松本の名水集め
はぁ……浅間温泉には本当にがっかりだった。
気を撮り直して松本市街に戻って名水集めをしよう!
またも松本市内に戻るため重い荷物を再び担ぎ、来た道を歩いて行く。
先ほど大学生が花見をしていたところまで来ると、歩くのが嫌になってきた。
重い重すぎるよこの荷物(-.-;)
そこでもう歩くのにうんざりしたわしはバスに乗ることを決意。
今までなるたけ金を節約するためにロッカー代をケチり、食費をケチり、電車代をケチって一駅、二駅前で降りて徒歩で歩く、バスに乗らずに自らの足で市内を観光する、といった涙ぐましい努力を続けてきたけど、ここに至ってもう限界である!!
よっこいしょ。ココらへんで一休み。
ハァ…重かった。荷物を下ろしてあたりの春の雰囲気を吸い込む。
……まったくもっていい天気だ。
このクソ重いバックパックさえなければ(#゚Д゚)
コインロッカーの500円をケチったからだろ!
まぁそうなんだ。今さら言っても仕方ない。500円ケチったわしが悪い。
でも、これだけ長い平坦な距離を歩いてだけでもここまで辛いなら置いてこればよかった。
この重さ、辛さに比べればコインロッカー代なんて些細なものである。
500円…ケチらなきゃよかった(´;ω;`)
ワシは一体何のためにこの旅をしてるんだっけ?分杭峠以来の疑問が又もやもたげてくる。
こんなにつらい思いをして無理して旅をしなくてもいいんじゃないか?市内の交通機関をもっと活用してもいいんじゃないの?
ワシだってホントは歩きたいけど、この20キロ以上ある荷物を持って歩いていくのは無理である。
何度も言うが、この徒歩の旅は足が痛いんじゃない!
肩が痛いのだ!
足の痛みはなんとか耐えられるが肩が潰れるような痛みはとても耐えられない!
そんなことを思っていたらバスが来たのでそれに飛び乗る。
ハァ…これからもまたこのクソ重い荷物を持って歩かにゃならんのか
……地獄だ(-_-;)
バスはあっという間に松本駅の前に停まる。
ほんとはこのままずっと、どこまでも乗っけてってほしい気持ちを抑えがらも降りる。
しょうがない!気合を入れて名水を集めよう!
長い歩きと温泉のおかげで喉はカラカラだ!よ~し、ここで駅でもらったマップを見てみよう!
松本名水集め
ここ、松本は不思議なところである。
なぜなら街中のいたる所に水が湧き出ているから。しかし、別のマップを見てみると…
前のマップでは載っていない井戸や湧き水がたくさんある。多すぎてあまり詳しく載せられないんだろう。あまり細かいのは回れないが有名そうな奴から行ってみるか!
実はさっき松本城に行くときに、西堀公園の井戸・大名町大手門井戸・北門の大井戸などは道すがら回ってきていた。
だからまだ行ってない松本城から東南の井戸や湧き水が密集している地を巡ろう!
そうだなぁまずは伊織の霊水・日の出の名水・源智の井戸などマップにも書いてある有名な所は回れたら全部回りたい!鯛萬の井戸にも行ってみたいけど遠くて行けるかなぁ?
これは何の井戸じゃろ?
近くに何も書いてないんだけど淡々と水が流れている。
せっかくなのでここでもいっぱい飲んでみる。ごくごくごくごく……んまいっ!(^^)
そして再び松本の市街を歩いて行く。するとパンフレットにも載っている有名な源智の井戸が見えてきた。
源智の井戸
源智の井戸は毎分約230リットルの水が湧き出ており、現在でも多くの人々が訪れ、飲料水として汲んだり、清水として利用されている。
松本市にはいくつかの井戸が存在しているがこの源智の井戸が最大とされ、有名な観光スポットになっている。
これが源智の井戸か!ついに源智の井戸に到達した。井戸の説明を読んで、さっそく飲んでみよう!
なかなか不思議な形をした井戸である。
この井戸が一番デッカイのか。確かに今まで見てきた中で一番人で賑わっている。
たくさん水を飲み、温泉で乾いた体を潤しているが、もうそろそろ持ってきた二つの水筒が一杯になってきたw
しかし、それでも時間が許す限りこの松本内の湧き水を全て飲んでみよう。
このように松本の中には名前はわからないが小さな湧き水・井戸は無数にある。
伊織の霊水・日の出の名水も回り(大したことなかった…)
一応、飲んでみたいところの水は集め終わった。
鯛萬の井戸は遠くて行けなかったけど…(-.-;)
いろいろ探してみたがあまりにも湧き水があり過ぎる!とても一日では全部はまわれない。
もう次の場所に行かなきゃならない時間だ。パルコの前を通り過ぎ松本駅に一直線に向かう。
最後に松本城に行って、最後の別れを告げる。
いいところだった!ここは本当にいいところだった!
さらば松本。そしてワシは善光寺へと向かう
長野はデカい街
長野駅
そして電車に揺られ長野駅に着いた。
降りてみると、ここ長野は松本に負けず劣らずデカイ街だった。
街中はかなり栄えている。
こんな大きな街が二つもあるとは長野、恐るべし…!
街を歩くワシの姿に道行く人は視線を投げかけて来るような気がする。なんだか自分がひどく田舎者になった気分だ。わしみたいにバックパックを担いだ男はあたりには一人もいない。
こうした姿はきっとかなり滑稽な姿に写っているに違いない。
(こんなところであんな大きな荷物背負って、あの人は一体何をしてるのかしら?クスクスっwww)
そんな通りを行きかう若者や(オレだって若者だが)
女子高生の声が聞こえる(ような気がする)
くそう!負けてたまるかっ!
俺だって運転免許証持ってんだぞっ!!(#゚Д゚)ゴルァ!!
関係ねーだろっ!
……歩いていたら長野五輪の記念碑発見。
う~ん。なぜこんな所に?しかし、まぁすごいのかな?(;´∀`)
長野五輪の記念に作ったんだろうなぁ(;´∀`)
しかし気づいてみたらあたりはもうかなり暗い。なんだか寒くもなってきた。ハラも減ったぞ。
今まではお金を使わずに我慢してきたけど、もう今日はいいだろう!
ここまできたら長野名物のソバを食ってやる!
ソバはやっぱり美味しいねw
というわけで、どこでもいいから通りの蕎麦屋に駆け込む。
店内はワシともう一組の客しかいない(いささか不安である)
ワシは御蕎麦セット1200円(大金!)を頼む!まずかったらどうしよう…(-.-;)
しかたがない、ここは賭けだ!
御蕎麦セットが出てくる。天ぷらと味噌汁とおかず付きのざる蕎麦だ。これで1200円は安い!物価が安いぞ長野は(笑)
出てきたソバを貪るように食う!
……うまい!これはうまい!Σ(゚Д゚)
…よかった。ここの店はハズレではないらしい!
あまりにハラが減っていて今まで我慢していたうまいものを食うという。欲望の前にたくさんあったソバはあっという間にワシの胃袋という宇宙の彼方に消えていく。普段はあまり飲まないが寒かったのでそば湯も飲む!
これもとても上手く感じられた!
…涙が出てきた。
これまでずっと我慢して美味いものも食わずに重い荷物を背負って唇の端を噛みながらここまでなんとかたどり着いたけど、けど、我慢した甲斐はあった。
…よかった。あの時、分杭峠でくたばらなくて本当によかった!
生きててよかった(=´▽`=)
神に生かしてもらったことを胸の中で感謝しつつ、店を出るとあたりはさっきよりかなり暗くなっている。
門前町はモダンな雰囲気
もう少しだ!今日の宿の善光寺のユースホステルはすぐそこだ!
なかなかモダンな風情のある通り。
この通りを真っ直ぐナビ通りに歩いて行くと門が見える。善光寺の仁王門だ。
こうしてみるともう暗いな。
立派な仁王様が睨みつけている。
ひぇ~、夜見ると怖えぇな(((((((( ;゚Д゚))))))))ガクガクブル
祟られないことを祈りつつやっと宿についた。
かなり分かりにくいとこにありちょっと迷ったけど、中を見てみると普通の古い民家。親戚の家みたいw
今日はここで一泊。ハァ…疲れた。明日は善光寺と戸隠神社廻りだ。
荷物を解き、風呂はここの女主人がすすめる温泉に入りに行った。
風呂から帰って来ると疲れがどっと押し寄せてくる。あぁ…もうダメだ。
力なく布団に倒れこむ。……おやすみなさい(*´∀`*)