こんちわ、おいさんだよ。
君は千葉は好きかい?
今回は千葉のどこだ?
前回の水郷佐原から引き続き、歩いて香取神宮を目指すぞ!
香取神宮ってナニがあんだよ?
なんか珍しいもんでもあるのか?
香取神宮は武芸の神様として全国にその名を轟かせている神社じゃ。
現在では勝負運の神様として全国から参拝者が押し寄せてくるのじゃぞ。
というわけで今回は香取神宮に行ってみるのじゃ!
吉方旅行のルール
- その時期の自分にとっての吉方位に出かける。
- 前日どこに滞在していても、必ず「自宅」から吉方位を割り出す。
- 滞在期間は3泊4日以上(滞在期間が長いほど、効果アップ!)
- 移動距離は100km以上(移動距離も遠いほど、効果アップ!)
- 1泊目は必ず「22時30分」まで泊まるホテルや旅館の部屋に入る。
- 旅行中は毎日「お風呂」か「温泉」に入る
前回まではこちら
水郷佐原をレトロ散歩!という話(*´ω`*)
-
【関東・吉方旅行3】水郷佐原レトロ散歩!江戸勝りな町並みを楽しむ!
続きを見る
年間200万人が参拝!香取神宮まで歩いてみた!
さて、水郷佐原から歩いて香取神宮を目指そう!
はあ、はあ・・・
なかなか遠いなあ。
なんか思ってたのより遠いけど、ほんとにこの道であってんのかよ?
もう少しじゃ。
もう少し行けばこの先にあるはずじゃ!
そんなこんなで歩いていると、ようやく鳥居が現れた。そしてそこから更に歩くこと10分。
今度は香取神宮の看板が。
長ぇーよ。
ここまで歩いてくるのが!
ううむ、でも見てみろ
桜は今がちょうど満開じゃ!
おお、本当だ!
ここへんは桜がキレイだなあw
ホントだ。
たくさんのサクラがキレイでしゅ
ありがたいことに香取神宮は桜が見頃であった。
こんなふうに桜の季節にここまで来れたことに、思わず自分の運の良さを感じずには居られないw
ここらへんは駐車場にかけて桜並木がいっぱい林立しているので、休みの日には花見客でいっぱいになるんだろう。
惜しいのは、駐車場ってのが惜しいなw
ホントに良い時期にやってこれたw
これは境内を参拝するとまた運がよくなりそうだぞ!
こちらが境内のマップ。
なかなか広大なようだ。
ところで、
香取神宮ってどんな神様が祀られているんだよ?
んん?
たしか武芸の神様じゃなかったっけ?
香取神宮
香取神宮は全国に400社ある香取神社の総本社。
日本書紀に登場する経津主命(ふつぬしのおおかみ)を祀る。
国・県が指定する文化財を200点以上所蔵・所有。なかでも「海獣葡萄鏡」は国宝に指定されている。
「東国三社」のひとつで、建国・勝負・武道の神様として知られている。
さすが全国から年間200万人が訪れる聖地。
門前も何やらにぎやかだ。
せっかくきたのも何かの縁だと、ここで売られているパワーストーン屋でアメジストのパワーストーンをお土産に買って帰ろう。
なんかこういうところでパワーストーンを買うとさらに運がよくなる気がするよね!
気のせいだよ、そんなもん。
その後に境内の御本殿に向かうことにする。
ここらへんは水郷佐原に比べてもコロナだってのに意外と参拝客が多くて賑わっているのが印象的であった。
参道には名物の草団子が多く軒を連ねている。どれもこれもおいしそう・・・
だが、目的地はここではないのじゃ、
たぬきよ、道行く団子に心惹かれている場合じゃないぞ!
奥へ急ぐぞ!
ポポポ〜・・・
本当だったらもっと人がいるのかもしれないけど、意外と平日でも人が多く詰めかけているのは、さすがに東国三社と呼ばれるだけのことはある。
よーし、ここからがいよいよ境内だ。
武道の神様のパワーをたくさん浴びて強くなるぞ!
ふーん、どんなもんなのかねえ?
朱塗りの大鳥居
まず左手から現れる「香取神宮」と立派に大書されている石碑がカッコいい!
こちらの鳥居は側面にある桜がかかっていて、なかなか雅な風景になっている。
ここらへんは今が桜の見頃かな?
キレイでしゅ。
さあ、ここらへんから曲がりくねった参道が続いていくことになるぞ。
それにしてもこの参道も桜がキレイだ。
たまたまとはいえ、この時期にやってきてよかった。
たしかにな。
そして参道を抜けると右手には池が現れる。
これがここ香取神社の神池らしい。
・・・これが神池?
普通の汚っない池にしか見えないぞ。
鯉一匹泳いでないのう・・・
これじゃデカイ水たまりじゃ。
さて、ここからが第二の鳥居。
ここを通り抜けるといよいよ本殿が現れる。
ここも桜が咲き誇っていて、キレイである。
なんとも春らしい明るい気分になりながらこの桜に彩られた鳥居を通り抜けていく。
総門・楼門
ここが総門と呼ばれる朱塗りの門である。
総門
一対の柏犬が門前を護る、御本殿や神札授与所への入口。
手前の神池周辺にはベンチがあり休憩もできる。
こっちは楼門。
総門を抜けるとすぐに楼門が待ち構えている。
楼門
香取神宮の象徴的存在で、二階造りの荘厳な門。
御本殿とともに元禄13年(1700)に建造された。
右手には徳川光圀植えた黄門桜がある。
なかなか立派な門構えだな。
モンとモンのあいだがちかいでしゅ。
さっきとおったモンがすぐめのまえにあるでしゅ。
後ろを振り返りつつ、拝殿へ進もう。
その総門を抜けるとすぐ目の前には拝殿が。
拝殿・御本殿
元禄13年(1700)に五代将軍綱吉によって造営された御本殿。
造りは本殿・中殿・拝殿の連なる権現造。
御本殿は昭和52年(1977)に国の重要文化財に指定されている。
このゆかにひかれているシロイせんはなんでしゅか?
コロナ対策で列に並ぶ際にはこれくらい間隔を開けろという目印じゃろう。
めんどくせえな。
しかしこの拝殿もよく見ると前日の新勝寺みたいに極彩色豊かな飾り付けが屋根に掘られていて、なんとも艶やかである。
こうして見るとけっこう派手なんだな。
重要文化財に指定されているくらいだかかなり大規模な修復を行っているのじゃろう。
この香取の御祭神は経津主命。またの名はイワイヌシノカミ。
出雲神話の中でも武甕槌命(タケミカヅチノカミ)とともに、出雲の稲佐の浜で十握剣(とつかのつるぎ)を抜いて逆さに突き立て、武威を示し、大国主神に国譲りをさせた武神として知られているのじゃ。
前回まではこちら
国譲りの聖地・出雲にきたよ!という話(*´ω`*)
-
出雲大社と国譲りの像。稲佐の浜でみた夕日
続きを見る
たしか逆さに立った剣の剣先に立ってたんだよな?
そうじゃ。
その後この神様は、葦原の中つ国を巡り歩き、山や河の荒ぶる邪魔者たちをやわらげ平らげ身につけた武具や玉をすべて脱ぎ、この地に留め置き、白雲に乗って蒼天に帰られたと伝えられている。
へえ、それでこの地が今の香取神宮になったんだな。
今でも全国から武芸者がこの地を訪れ、年間200万人も参拝する大聖地となっているのじゃ。
じゃあ、ここで参拝すればオレももっと強くなれるんだな。
オレもお参りしてこよう♫
・・・・・・お前はもう、これ以上強くならなくていいのじゃ。
まるで東照宮を思わせる彩雲の彫刻に見とれながらも、ここに来れたことに感謝しつつ参拝する。
隣には神札授与所があるのでお守りでもおみやげに買っていこう。
あっちにもなにかあるでしゅ。
ホントだ。なんじゃろな?
一体これはなんなんじゃろな?
なんか「合格祈願」って書いてあるぜ?
カロリーメイトとも書いてあるな。
「受験に勝つ」とか何とか受験にかけているのかな?
・・・それとも、なんかのコラボか?
裏手には社務所があって御朱印はここで売られているみたいだ。
せっかくだから御朱印ももらっていくことにしよう。
よーし、お守りももらったし、御朱印ももらったから後は境内をもう少し散策するだけじゃ。
あれはなんでしゅか?
香取神宮の森って書いてあるぜ?
森なんかあるのか?
ここがその森じゃないか。
香取神宮は美しい森をもつ社の一つで、霞ヶ浦から見たその形が亀の甲羅に似ていることから「亀甲の森」と呼ばれているのじゃ。
へえ。
ここがもう森の中だったんか。
他にも奥になんかあるのかな?
行ってみるのじゃ。
奥へ進むと大きな錨に出会った。
なんでしゅか?こりは?!
練習艦かとりの錨って書いてあるから、自衛隊が奉納したんじゃろう。
ここは武芸の神様だからなあ…武運長久を祈ってこうした寄贈もあるんじゃろう。
はあーん。
こっちに行くとなんとも寂しい裏手の中に朽ちた御神木や小さな摂社などがある。
何気なく社が祀られているが・・・
なんと鹿島神宮「御祭神」武甕槌命(タケミカヅチノカミ)と書かれているではないか?!
あれ?タケミカヅチって・・・
武甕槌命はここ香取ではなく、隣の「鹿島神宮」の主祭神じゃ。
それがまさかこんなところにいるとは・・・
こちらにも何気なく摂社が祀られているが・・・
桜大刀神社と書かれている社で御祭神は木花咲耶姫(コノハナサクヤヒメ)らしい。
何気なく祀られているけど、祀られているのはなかなかすごい神様なんじゃないだろうか?
名物 寒香亭の草だんご
ここじゃ。ここじゃ。
なんだよ?
ここは以前わしが買って読んだ「全国神社味詣」に書かれている。
香取神宮でウマい名物を出す「寒香亭」じゃ。
えっ?!
このオンボロの茶店が?
そうじゃ。
見た目はボロいが、ここは名物のうまい「草だんご」を出す有名な店なのじゃ。
ポポポ!ポポポ!
わしは以前から香取神宮に来る際は必ずここに立ち寄りたかったのじゃ。
さっそく行ってみるぞ!
店内に入るとなんとも懐かしい昭和の趣のある座敷が広く続いている。
この天井の板も年季を感じさせる。
奥の席の一角に陣取る。
ここは窓から見える桜がキレイだからいい。
なんでここは「草だんご」が有名なんだよ?
ここ香取では毎年12月に独特のお祭り「団碁祭」と呼ばれる団子神事が行われるのじゃ。
新穀で作った団子をお神酒と共に奉納し、祭りの後に参拝者に配られた団子を食うと風邪を引かないと伝えられていて、今でも4月〜6月の間だけこうして草だんごを売っているのだそうじゃ。
じゃあ期間限定の「だんご」なんだ。
こいつはいいぜ。やってきてたまたまそんな運の良さそうなものを食べられるなんて縁起がいいじゃんw
おいしそうでしゅ!
ポポポ!
そうこうしている間に注文した草だんごがやってきた。
お値段一皿400円。
お、うまそうなのがやってきたぜ!
これが草だんごか!
あんこもあるでしゅ!
ポポポ!
ヨモギの香りがよい草だんごじゃな。
この草だんごは神威の亀甲山からヨモギの葉を摘み、蒸した米の粉とともにつき、注文を受けてから直径3cmほどの草だんごに目の前でこねてくれるのじゃ。
へえ・・・
意外とありがたい「だんご」なんだな。
いただこうぜ!
おいしいでしゅ!
ホントだ!甘くておいしい!!
わ~い!
ううむ、甘さ控えめの中に小豆の味が活きておるな。
出されるお茶もなんともウマい!
ふー・・・食った食った。
あっという間に平らげてしまった。
ポポポ〜・・・
おちゃもおいしいでしゅ。
庭先に咲いている桜もキレイだ。
薄暗い森の中には春の兆しを告げる豊かな桜がとても愛らしくて印象的なお店であった。
さて、だんごも食ったし、腹ごなしにまた少し歩くか。
そうだな。
もう少し何かこの境内にはありそうだからな。
剣豪・飯篠長威斎の墓と奥宮・要石
ん?
これはなんじゃ?
「おくのみや」って書いてあるぜ
行ってみるのじゃ
厄除け心願成就のご加護が得られると書かれている。
近くにはここ香取の境内で剣技の悟りを開いたとされる剣聖・飯篠長威斉の墓と隣には奥宮が鎮座していた。
これはだれのおはかでしゅか?
飯篠家直(いいざさいえなお)の墓じゃ。
天真正伝香取神道流の開祖として有名な剣豪じゃ。
な、なんでしゅか?
てんせいしょうでん・・・???
香取神道流。
現代にも続く有名な剣法じゃ。
香取の境内で奥義を閃くなんてカッコいいなあw
これが奥宮か・・・
なんとも質素な社だな。
奥の宮の中はなんとも凛とした威厳に満ちた空気が張り詰めている誠に荒ぶる魂もその霊気で圧倒されるような威厳に満ちたものだった。
ううむ、すごい。
ここだけなんだか空気が別物じゃ。
おとなしく頭を下げてお参りすることにしよう。
で、今度は要石の方を探すことにしたのだが・・・
んん・・・
なんだか看板ばかり多くて肝心の要石が見つからんのう。
アレはなんだ?
なんか聞いたことのない社じゃな。
これだけ看板もなにもないしな。
あった!
見つかったぞ!
これが要石か。
何やら小さな石がちょこんと乗っかっている。
これはなんのいしなんでしゅか?
むかしむかし、この地で大地震を起したというオオナマズを石で押さえているのだという。
ナマズさんがこの地面の下にいるの?
伝説じゃ。
要石
香取・鹿島両神宮の大神様が、地震を鎮めるために地中に石棒を差し込み、ナマズの頭尾を刺し通したという言い伝えが残る。
さて、もう色々見てきたから、そろそろ次の目的地に向かうとしよう。
歩いてここから30分のところに香取駅があるのじゃ。
もう時間がない!急ぐぞ!
また歩くのかよ!
香取駅
ハア、ハア!
急げ!もう時間がないのじゃ!
って、言ったって雨で路面が濡れてて走りにくいんだよ!
ハア・・・でも桜がキレイだなあ。
キレイだな。
って、見とれているバアイじゃないでしゅ!
と、言う感じでやっと駅にたどり着いた。
さっきまでのんびりお茶を飲んでいたのに一気に汗をかいてしまった。
そんなふうにしてまで必死になってここまでやってきたのに、電車は時間通りにはやってこない。
結局定時から15分遅れで電車はやってきた。
なんだよ!走り損じゃん!
鹿島神宮駅
そしてこの電車には合計15分ほど乗ったところで鹿島神宮駅にたどり着く。
ここが鹿島神宮に最寄りの駅か。
今回の宿はここから近いところに取ってあるのでチェックインも簡単である。
駅の階段を降りるとこうしてサッカーのユニフォームが壁に掲げられていた。
そうか!ここ鹿島は鹿島アントラーズの本拠地だったのか!
どおりでユニフォームが並んでいるはずだ。ここに来るまで知らなかったw
そんなことを思いつつ、人気のない改札から外に出る。
改札の上には鹿島神宮の写真がたくさん飾ってあった。
外に出る。
するとたちまち冷たい風が全身に押し寄せてくる。
急に雨が降り出したこともあって、周囲の気温はけっこう冷え込みつつある。
さ、寒い!寒いのじゃ!
それにしても、ここらへんはけっこう広いバスターミナルだなあ。
調べてみるとここから東京駅まで直通のバスが出ているみたいだ。
ちょうどいいじゃん。
帰りはそのバス使って帰れば。
しかし調べてみると電車を使っても同じくらいの時間がかかるみたいだぞ。
値段もそんなに変わらんし。
この人気のないキレイなターミナルには鹿島神宮通りのマップも丁寧に案内してくれる。
本日のお宿
そしてこちらが本日のお宿。
ビジネスホテル「鈴章」
昨日のアパホテルなんかよりも部屋そのものは大きく、
バス・トイレは使いやすそう。
でもこの窓がね。
なんとも昭和感丸出しな感じがするw
それでも昨日の宿がすぐ駅が近くにあってうるさい部屋だったのに比べれば、この部屋にもすぐ目の前に駅があるんだけど、まぁ〜ったくうるさくないw
こっちの方がいいホテルじゃなあw
考えようによっちゃあ、こっちの方がいいよなw
さて、ここまで来てまだ少し時間があるので、すぐ目と鼻の先にある鹿島神宮まで晩メシの買い出しついでに歩いて見てこようw
ここが鹿島神宮。
明日はここを探索するぞ!
こうして見ると、ここもけっこうデカイ神宮だよなあ。
香取・鹿島神宮はセットで語られることが多い、武人に愛された神社だからな。
こんなふうに石碑に大書されて祀られているほど人気なパワースポットなんじゃろう
境内はどうなっているのかはまた明日のお楽しみであるw
で、こちらが本日訪れた吉方位の距離である。
284km!…まあ四捨五入して285にしておこう。キリが良いしw
思えば遠くへ来たもんだって感じであるw
これで前日が250kmだったので、明日もここに泊まることを加算すると、
285×2+250=818pt.になる!
ううむ、関東圏でここまで遠い所に来たのは初めてのことである。
しかし吉方旅行はあと二日残っている。
最終日の小田原でどれくらいの距離が出るのか?!
旅の最後までどれくらい運が良くなるかは最後までまだまだ未知数である!
次回の旅路は鹿島神宮境内!ご期待ください!
Please Like & Subscribe!