ちわ!おいさんだよ。
君は福井県は好きかい?
今回で福井旅の最後か。
そうじゃ。
長かった2019年の旅もこれで最後。
あわら温泉から一路福井駅を目指すぞ!
これでもうドコにもいかないんでしゅか?
ところがどっこいもう一つ帰る前に寄りたいとこがあるんじゃ。
寄りたいとこ?
そうじゃ!
それでは今回はその寄りたい場所を最後に紹介していきたいと思うぞ!
吉方旅行のルール
- その時期の自分にとっての吉方位に出かける。
- 前日どこに滞在していても、必ず「自宅」から吉方位を割り出す。
- 滞在期間は3泊4日以上(滞在期間が長いほど、効果アップ!)
- 移動距離は100km以上(移動距離も遠いほど、効果アップ!)
- 1泊目は必ず「22時30分」まで泊まるホテルや旅館の部屋に入る。
- 旅行中は毎日「お風呂」か「温泉」に入る
前回まではこちら
あわら温泉外湯めぐり?!という話(*´ω`*)
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【福井・吉方旅行7】あわら一の眺望か?!グランディア芳泉の展望露天は最高だった件
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政竜閣 鶴亀の湯
さて、快適な宿の夜が明けて、眠気覚ましに朝風呂に入ることにした。
前回も紹介したが、ここ政竜閣には2つの温泉があり今回入るのがこの「鶴亀の湯」
脱衣場から浴室に入ると目の前には立派な岩風呂が。
「ゆ楽」の岩風呂に比べて立派な日本庭園はないが、シンプルな造りのお風呂である。
一応小さい露天風呂みたいなものもあるのだが、なんというか昨日入った呼鳥門風呂に比べるとややこじんまりとしている。
なんかちょっと狭いな。
でも上は申し訳程度にちゃんと開いているから露天といえば露天なのじゃ。
でもまあ、あわら温泉最後の風呂だし。人もいないから別にいいかw
さようなら、あわら温泉
さて、そろそろこのあわら温泉ともお別れである。
思えばここに滞在するのは長かった。
宿こそ毎日変えたものの一日目からこのあわら温泉に泊まり続けたのだ。無理もない。
今までこんなに同じ場所に3日間滞在したのは初めてだったからである。
やってきた列車に乗る。
なんだか少しさみしい気持ちがするが、この何気ない田舎の風景に早くも郷愁を感じ始めている自分に気がついた。
思えば遠くに来たもんじゃ。
武田鉄矢かっ!
・・・そうかあ?
言うほどそこまで遠くはねえぞ?
吉方旅行のためにここあわらに狙いを定め下調べもなしに何気なくやってきたのだが、思いの外に自分の中に大きな落とし物をしてくれていたようだった。
さようなら、あわら温泉。
また来るよ。
心のなかでそうつぶやいて、電車の窓を下ろした。
なんだかすこしさびしいでしゅ。
だな。
でもまたもう一度ここに来ればいいんじゃねえか?
今度は冬の時期に。カニを食いにな。
ポポポ!
うむ、そうじゃ。
今度は是非カニを食いにいこう!
LRTに初めて乗る!
さて、ここいらへんで福井市内を散策するため福井鉄道の有名なLRTに乗り換える。
LRTってなんだ?
Light Rail Transit(ライトレールトランジット)の略じゃ。
・・・ようするに路面電車のことじゃ。
へえ〜
あ!あそこにかっこいい電車が止まっているよ!
お〜!
おれんぢいろのシャタイがかっこいいでしゅ!
ポポポ〜!
福井県はこれを積極的に動員して、全国に先駆けて先進的なコンパクトシティの実現に乗り出しているのじゃ!
この庶民の足として愛されているLRTに乗って市内を少し散策するぞ!
中に入るとこんなかんじ。
扉は電車というか押しボタン式のバスっぽいかんじ。
隣車両との連結部分も人が二人すれ違えるほど幅が広い。
こちらが座席。
窓も開放的に広く取っているし、シートもちょっとバスっぽい。
LRTは路面電車と言ったが、実は普通の路面電車とは違い最新の技術が反映された次世代型路面電車なのである。
車両は騒音や振動が少なく乗り心地が良い上に、車両の床が低いのでホームとの間に段差や隙間がない。
あ、ほんとだ。
言われてみて気づいたぜ。確かに低い。
なので子供やお年寄りや障害者でも安心して乗り込むことができる。
へぇ〜
専用のレールを走るために時間に正確で洗練されたデザインは「まちのシンボル」にもなるのだとか。
しかも道路上を走るので他の交通手段と連携がスムーズなのだとか。
なのでこのLRTは普段から福井市民の足として便利に活用されているのだという。
すごいでしゅ、LRT!
うむ、こうした洗練された電車に乗れるのも旅の一つの醍醐味と言えるな!
ヨーロッパ軒総本店
そんなこんなでLRTを乗り継いてやってきたのが、こちら。
ソースカツ丼の老舗・ヨーロッパ軒総本店である。
ソースカツ丼?!
そうじゃ!
旅の最後の寄り道とは、この「ヨーロッパ軒」のソースカツ丼を食らうことじゃったのじゃ!
ポポポ〜!
ヨーロッパ軒ってなんだ?!
ヨーロッパ軒とは?
大正2年(1913)創業の老舗洋食店。
ソースカツ丼の元祖と言われ、ヨーロッパで料理の修行を積んだ創業者・高畠増太郎氏が、西洋のレシピに独自のアレンジを加え、ご飯にカツをのせる形で完成させたという。当店自慢のカツ丼は甘みと酸味のバランスが良いソースにくぐらせた、3枚のカツがのるご飯たっぷりの丼ものが人気の商品。
このレトロな昭和風の洋食屋風の入り口・・・これは名店の予感しかしない。
それではさっそく中に入ってみることにしよう!
メニューを開くといろんなソースカツ丼が目に飛び込んでくる。
普通は豚のソースカツ丼を食うのがセオリーなのだろうが、今回は吉方旅行で八白土星が回っている北陸に来ているのでラッキーフードである牛肉のビーフカツ丼を食らうことにしよう!
わしはこのビーフカツ丼に決めたのじゃ。
じゃあ俺は普通のソースカツ丼な。
あちしも!
ボクも!
ポポポ!
福井の名物といえばこの薄いヒレカツを使った甘酸っぱいソースがかかったソースカツ丼である。
なんという、うまそうな匂い。これは熱いうちに早く食らわねば!
いただきまーす!
サクッサク・・・・・・ジュワア〜
う、うますぎる。
豚ではなく牛を頼んだのにまるでサーロインステーキを食べているような上品な脂身。
めちゃくちゃうまい!うますぎる!!
ポポポ!!
おお!こりゃたしかにうめえっ!
あまっじょっぱいソースが薄いヒレカツにすごくマッチして何枚でもいけるぜ!
ころももサックサクでおいしいしゅ!
ふ~・・・んまかった。
いかがだっただろうか?
今回の福井旅は永平寺あり。丸岡城あり。あわら温泉、東尋坊あり。
そして最後にトドメのソースカツ丼となかなかバラエティ豊かな滋味を堪能することができた。
福井といったら車では温泉と海以外なにもない単なる田舎だと思ったけど、来てみてビックリ以外なほど面白いものがけっこう潜んでいる。
おしろもおてらもおもしろかったでしゅ!
あとは東尋坊かな?
初めて訪れたけど行ってみてその岩の大きさに圧倒されたぜ。
海鮮丼も美味しかったよお!
ポポポ!
たぬきはどうやら最後のソースカツ丼が気に入ったようじゃな。
このように福井は他県にはない素晴らしさを兼ね添えたポテンシャルを持つなかなか魅力あふれる土地だったのじゃ。
なので福井を訪れたことがない人はこの際訪れてみてはいかがだろうか?
きっとおもしろい発見があることだろう。