ちわわ、ちわ~!おいさんだよ!
キミは北海道の最北端を目指したことはあるかい?
前回は知床の野営場に一泊したんだよな。
今回はいよいよ北海道の更に北、最北端を目指すのか?
いや、その一歩手前まで行って吉方位旅行のポイントを稼ぎたいのじゃ。
ハァ?まだ北を目指さないのかよ?
今回の行程は知床から網走・士別などを超えて猿払のキャンプ場を目指すことにするのじゃ。
さるふつ?
「さるふつ」ってどこだ?
猿払は宗谷岬の一歩手前じゃ。
それでは今回はそんな猿払への道のりを紹介していこう!
吉方旅行のルール
- その時期の自分にとっての吉方位に出かける。
- 前日どこに滞在していても、必ず「自宅」から吉方位を割り出す。
- 滞在期間は3泊4日以上(滞在期間が長いほど、効果アップ!)
- 移動距離は100km以上(移動距離も遠いほど、効果アップ!)
- 1泊目は必ず「22時30分」まで泊まるホテルや旅館の部屋に入る。
- 旅行中は毎日「お風呂」か「温泉」に入る
前回まではこちら
知床で一泊したよ!という話(*´ω`*)
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【ドラキャン27】オホーツクの奇跡?!高架木道とびっくり価格の国設知床野営場
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知床野営場の朝
知床の夜が明けた。
クマが出るサイトと聞いていたのだが、別に何も出ることなく無事なんとか朝を迎えることができた。
さんざんビビらされていたのに、別に何もなかったな。
まだ朝も早いし、誰も起きてないから昨日見た夕日の場所に行ってみるのじゃ。
あわよくば朝日を拝めるかもしれないと思い、夕陽台に向かってみる。
しかし、残念ながらこの日は朝から曇っていて、朝日を拝むことはできなかった。
おい、なんだよ。
朝日出てねえじゃん。
むむむ……
残念じゃったのう。
しかしここまで来たので記念にパシャリ。
海は穏やかで、ここらへんはなんとも風の少なそうな一日になりそうだ。
せっかくなので昨日薪を集めた奥地へも行ってみよう。
クマが出るかもしれない・・・と思いながら散策しても辺りはシーンと静まり返り、獣の気配は全くない様子だった。
さて、じゃあメシにでもするかのう。
もうメシの支度か。
今日はこれからまだ結構走る予定じゃから、とっととメシを食って本日の工程をこなすのじゃ。
テントに戻り、メシの支度をする。
この日は最低でも6時間は走ることになりそうなのでこの時からしっかりと腹ごしらえをしておこう。
それでは今日はこれから北を目指して進むぞ!
・・・でもその前にちょっと寄り道をするのじゃ!
道の駅 うとろ・シリエトク
知床野営場から車で5分の場所にある道の駅にやってきた。
ここは道の駅うとろ・シリエトクじゃ。
知床のいろんな海産物などが売られている有名な道の駅らしいぞ。
へえ、そうなんか。
建物はこんな感じでけっこうしっかりとした造りになっている。
木でできた看板が立派である。
さて中を見ていこう。
お土産になりそうなものが館内には所狭しと並んでいて、
横に長い構造なので見ていて飽きない。
北海道といえばなシャケなどの海産物や、
地元のお酒。
それと世界自然遺産と呼ばれている知床の詳しい解説が巨大なパネルと共に書かれている。
ふぇーー!
でっけえなあ!
ここがさっきまでいた知床のリアルな地図である。
こうして見るとでっかいなあ!
さっきまでここにいたのが不思議に思えるぜ。
確かに不思議な感覚だよな。
Map
モンベル 小清水
さて、道の駅から国道239号をひたすら走って、一時間半ほどでモンベルにたどり着いた。
3日前、火吹き棒が折れて、短い火吹き棒を新しく手に入れたんだけど、やっぱりもう少し長いものが欲しくなったのじゃ。
まあ、けっこうデカイところみたいだから、もしかしたらあるかもな。
店内は様々なキャンプグッズがあったのだが、
置いてあるものはモンベル仕様のものがほとんどなので火吹き棒はなかった。
仕方ないのでSOTOのOD缶を買うことにしよう。
今使ってるのはイワタニで、純正のガス缶じゃないもんな。
がっかりして帰ろうと思っていたらmなにやらこういった施設には珍しい二階が設けられていたので、そっちに行ってみることに。
すると・・・
な、なんじゃこりゃ?!
・・・どうやらなんかの鳥の羽根みたいだな。
そう、なにやら鳥の羽根の剥製を展示をしていたのである。
それにしてもその数がすごい。
な、なんかブキミでしゅ・・・
…こわいよう。
これはなんじゃ?
ハイタカって書いてあるぜ?
たくさんかざってあるでしゅ。
この黒いのは「カラス」だな。
なんか鳥さんが可愛そうって・・・
・・・確かに鳥の羽が飾ってあるというのは、人間でいったらデスマスクを取られるようなもんだからのう。
少し不気味というか、標本からは死のニオイがするのう。
そんなこんなで鳥の羽根がわんさかと飾られている展示を足早に後にするのであった。
Map
道の駅 愛ランド湧別
そしてモンベルから国道239号を走り、238号に移って、またしても走ること3時間。
いささか疲れを覚えたので休憩がてら目についた道の駅に立ち寄ることにした。
よっこいしょっと。
なにやら向こうに観覧車が見えるな。
なんだここ、遊園地かなんかか?
うーむ、どうやら地元に密着したテーマパークみたいじゃのう。
・・・それにしてもアレが道の駅か?
ちなみに奥に見えた観覧車は「ファミリー愛ランドYOU」というテーマパークらしい。
なんとも昭和レトロな面影を残した建物が未だに顕在していて、
ここが道の駅「愛ランド湧別」らしい。
中に入ると、その土地のお土産とどこかでみた等身大のパネルが設置されていた。
あ!
冬季オリンピックで活躍したカーリング女子日本代表の面々じゃ!
へえ〜、ここが出身なんかな?
…なんか、今まで立ち寄った道の駅の中でも、なかなか異質な道の駅だったな。
これだけ駐車場が広いってことは夏場はしこたま観光客が来るんじゃねえの?
Map
ハマナス交流広場 キャンプ場
さて、ここまでひたすら国道238号を約6時間半ほどひた走ってきた。
そろそろこの北海道の雄大な景色に飽き始めた頃、この日のキャンプ地がようやく見え始めた。
着いたぞ。
ここが無料のキャンプ地として有名なハマナス交流広場キャンプ場じゃ!
え?ここって有名なんか?
…見たところ道の駅っぽいとこだけど・・・・・
そうじゃ。
道の駅に併設するキャンプ場を2つ、今回は候補地として選んでいたのじゃ。
こっちに行くとキャンプ場があるらしいぞ!
と歩いて行ってみると・・・
オイ、キャンプ場は終了しましたって書いてあるぞ!
アレ?!
そ、そんな馬鹿な?!
そう、なんとこのキャンプ場、9月の半ばだってのにもうやってないらしい。
このときは実際に経営が終了したのか、冬季は閉鎖されるのかわからなかったが、草も伸び放題で手入れもされておらず、北海道の無料キャンプ場といったらバイカーがこぞってテントを張っているのにそれらしい姿は一人もみかけなかった。
まあ、誰もいないのは逆に幸いだし、無理やり泊まってもいいんだけど・・・
え?
それってあぶなくないでしゅか?!
しかし、トイレを見て気が変わった。
おい、このトイレ・・・閉鎖されてるぞ。
・・・ってことはここは完全に終わってるってこと?
目の前は海で眺めも良く、すごく良いロケーションなのだが、
トイレがないことと、夜の海から押し寄せるであろう強烈な浜風が怖かったのでこの地を後にすることにした。
・・・せっかく無料のキャンプ場だったけど、今回はやめておくか。
…まぁ、今夜泊まるところの宛はあるんだろ?
もう一つの方へ行けばいいじゃねえか。
Map
道の駅 さるふつ公園キャンプ場
途中30分ほど休憩を挟みつつ、やっと本日のキャンプ地「道の駅さるふつ公園」にやってきた。
住所 | 〒098-6222 北海道宗谷郡猿払村浜鬼志別214−7 |
利用料金 | 【テントサイト】大人400円/子ども200円 【バンガロー】一棟一泊5000円 |
営業時間 | チェックイン 13:00〜17:00 チェックアウト 11:00 |
ホームページ | http://www.hokkaido-michinoeki.jp/michinoeki/2010/ |
問い合わせ | 01635-2-2311 |
ここが本日の第二候補「道の駅 さるふつ公園」にあるキャンプ場じゃ。
ちなみにさっきのキャンプ場と違ってテントサイトは一泊400円ほどかかるのじゃ。
さすがにここは金がかかるか・・・
でもそれでも400円だもんな。安いな。
安すぎじゃ。
まあ、だからこそ和紙みたいな貧乏キャンパーが成り立つんだけどなあw
さて、では実際にキャンプ場内部を見ていこう。
このキャンプ場は道の駅に併設されているキャンプ場で、コレとは別に実は道の駅内部に温泉が利用できる宿泊施設もある。
ここがバンガローじゃ。
けっこうしっかりしているな。
境内はなかなか広大で周囲には森林の類は全く無い。
すぐ近くは海だし、夜は風が心配じゃな。
たしかにな。
そしてこのキャンプ場の最大の特徴は休日にはイベントが開催されるのであろうか?ステージが中央にあるということである。
遠くから撮るとこんなかんじ。
イベント専用のステージが設置されているのである。
車を停めた駐車場まで歩いていくことにしよう。
ここは先程のキャンプ場と違い吾輩以外にも今夜泊まる人はたくさんいるみたいである。
さて、周りは風を遮る遮蔽物は全くなし。どこにテントを張ろうか?
仕方ないのでテントを張るのはまた後にすることにして、まだこの辺には色々あるみたいなのでそちらを見に行くことにしよう。
あっちに何かあるみたいじゃ。
行ってみよう!
さるふつまるごと館
さるふつまるごと館とはどうやら猿払の特産品を売っているコーナーでレストランも併設されている。
しかしこの時はもう時間帯が遅く後30分ほどで閉館なのでもうレストランには人がいなく、売っている特産品も少なくなっていた。
ぶっちゃけかうもんがないでしゅ。
ここまで来て「ほたてカレー」とか買ってもなあ・・・
このホタテカレーはここさるふつの名物なんじゃぞ!
え?!
これが?!
ここは生のホタテも売っているんじゃのう。
あの活きの良いホタテがうまそうじゃ。
ポポポ〜
しかし高いので買うことはできないのじゃ。
さるふつ 憩いの湯
この道の駅には「ホテルさるふつ」という宿泊施設があり、その中の「憩いの湯」という温泉施設はホテル利用者以外でも450円で入ることができる入浴施設である。
ここ三日間くらい風呂に入ってなかったので今日は奮発して入ることにしよう。
よーし、風呂に入るぞお!
やっと風呂か。久しぶりの風呂だな。
風呂はこんな感じ。至ってシンプル。
ふー!
良いお湯だったのじゃ。
なんか普通の風呂だったな。
ジャグジーは付いてたけど。
帰ってきてたら日が暮れてきたのじゃ。そろそろテントでも張るか。
とっぷりと日が暮れ始めたテントサイト。
奥に見えるステージがなんとも味わい深い光景である。
せっかくなので記念にパシャリ。
北海道の雄大な地平線の向こうに日が暮れようとしている。
テントを張り終え、そろそろ本日のメシに取り組まなければならない。
夕陽はこの通りしっかりと暮れている。
こんな地平線に沈む夕陽は見たことがなかったのでしっかりと写真に収めてしまう。
最後までボーッと地平線に隠れる太陽を見つめてしまう。
ある意味最高に美しい夕陽である。
日が、暮れてしまった。
今日は風が強くならないか心配だが、昨日買い込んだ食材をそろそろ調理することにしよう。
なんかだんだん寒くなってきたから焚き火を始めるとするか。
そうだな。
そろそろメシの時間だもんな。
初のジンギスカン!
この日、メシは相変わらず美味く炊けた。
今晩のオカズはこれじゃ!「松尾のジンギスカン」!
ジンギスカンじゃん!
この松尾のジンギスカンはハズさない安定した旨さらしいのじゃ!
そして今回は網を使いたかったので、久しぶりにキャプテンスタッグのV型グリルを使うことにするのじゃ!
最初のキャンプ以来久しぶりだな。
V型の方には網が付属しているのでそれを利用した方が安定すると思ったのじゃ。
V型グリルの特徴としては薪の燃焼効率が良く、火が持ちやすいので長いこと体を温めることができる。
念の為にここまで持ってきておいてよかったのじゃ。
初めて活躍するな。今夜は少し風は強めか。
…でも、2日前の台風に比べればマシか。
Map
ここまでの旅費&走行距離
まあ、そんなこんなでこの日までの旅費と走行距離を計っていくことにしよう。
ここまでの距離は直線距離で1219kmなので1219pt.ということになる。
北海道の最北端も近いからここいらへんが距離的に最長になり始めているな。
でもまだ先にあるキャンプ場に泊まる予定なんだろう?
12日目の旅費
ジュース | 150 |
食料代 | 1055 |
SOTOのOD缶 | 660 |
ガソリン | 3199 |
さるふつキャンプ場 | 400 |
憩いの湯 | 450 |
一日の合計 | 5909円 |
ここまでの累計 | 62146円 |
ここまで12日めで6万ちょっとなのが素晴らしい!
今日はどこにも寄らなかったしな。
まあ、そりゃそうだろう。観光という観光をしてないじゃねえか。
次回、いよいよ本州最北端の地を目指す!乞うご期待!