ちわわ、ちわ～！おいさんだよ！
キミは北海道キャンプは好きかい？
好きもなにもずっとこのシリーズは北海道キャンプを続けているだろ？
なんかだんだんウンザリしてきたぜ・・・今回はどこに行くんだ？
今回は尾岱沼（おだいとう）ふれあいキャンプ場に向かうのじゃ！
おだいとう・・・？
どこだそれ？どこにあんだ？
尾岱沼は今わしらがいる「築択キャンプ場」からすぐの場所にあるキャンプ場じゃ。
40分くらいかかるぞ。
そんなところにわざわざ行って泊まるのかよ。
そうじゃ。
でもその前に色々用事もあるからそれをこなしつつ、尾岱沼ふれあいキャンプ場に向かうとしよう。
吉方旅行のルール
- その時期の自分にとっての吉方位に出かける。
- 前日どこに滞在していても、必ず「自宅」から吉方位を割り出す。
- 滞在期間は3泊4日以上（滞在期間が長いほど、効果アップ！）
- 移動距離は100km以上（移動距離も遠いほど、効果アップ！）
- 1泊目は必ず「22時30分」まで泊まるホテルや旅館の部屋に入る。
- 旅行中は毎日「お風呂」か「温泉」に入る
前回まではこちら
納沙布岬と北方領土!という話(*´ω｀*)
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【ドラキャン23】日本最東端到達！北方領土と牧場の築拓キャンプ場！
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さらばチクタク！雨の中の朝キャンプ
夜が明けた。
雨はしとしと降り続いているのだが、昨晩の雨に比べればまだましだった。
実はあのあと、夜寝ていると突然土砂降りの雨が降り注いで、テントの外はグッチャグチャ！ｗｗｗ
うおおおーい！
なんかテントの中が濡れてるぞ！
え?!
うわっ！ホントだ！
慌てて目を覚ますと、寝ている間にいつの間にか雨はテントの中まで浸水してきたらしく、中はグッショリと濡れていた。
ビックリして慌てて持っていたタオルで床を拭くのだが、一体どこから水が染み込んできたのか・・・
なかなか心配になりながらようやく夜遅く4時くらいに再び寝ついたのだった。
・・・昨日はひどい目にあったのう。
なんでテントの中が水浸しになっているんだよ？
さあ、わからん。
テントのフライシートに穴が開いていたのか、それとも床のシートに穴が空いていたのか・・・
もう少し雨が止むのを待ってから、何が原因だったのか突き止めることにしよう。
ちょっとトイレに行ってくるわ。
敷地をトイレの方へ向かっていると、昨日は気づかなかった敷地内の片隅に犬がいた。
そういえば・・・
昨日、夜に鳴き声が聞こえてきた気がするのう・・・
吠えていたのはお前だったのか。
こいつもあの雨にはさすがに閉口しただろうな。
この犬も、なんとなく弱々しい感じがするのう。
・・・あ、こんなことをしている場合ではなかった！
テントに返ってきて、フライシートに穴がないか一応点検してみる。
明るい日差しの下で見てみると、しかし天井にも床にもそれらしき穴は見つからず、確かな原因がわからない。
…推測だがこのキャノピーを上げた状態にしていると、どうやらキャノピーのチャックの隙間から水がつたって漏れてくるようだ。
これが原因か・・・？
そういえば、「阿寒丹頂の里」で夜、雨が降ってきたときも同じような経験をした気がするな。
今度から雨が降る時はここを閉めて寝ることにするのじゃ。
さて、一応の原因がわかったところで、ビショビショになった焚き火用のグローブや寝袋、そしてマットを外に出して、なんとか乾かそうと挑戦してみる。
すると・・・雨は止みだして晴れて来た。
お！だんだん晴れてきた！
ようやくマットとテントが干せるぞ！
早く乾かすのじゃ！
昨日の夜はすごい雨だったからな。
でも、今日は昼ごろからまた降るみたいだよ？
なかなか火が着かない薪に悪戦苦闘しながら、やっと火が着いた焚き火で暖を取り、持ってきていたホットサンドメーカーで手早くホットサンドを作る。
こうしてメシが食えるだけでホッとするよな。
ホットサンドなだけになｗ
・・・・・・つまんないでしゅ。
ああ、ようやく雨が止んできた。
辺りの気温も少しずつ肌寒い天気から暖かくなってきている。
さて、あんまり長いしていてもしょうがないから、ある程度テントが乾いたらとっとと失敬するか。
結局、寝袋を乾かしてもなんとなく湿っているような気がするのじゃ。
テントはいいとしても、中のマットとか寝袋が乾かないと困るよな。
まあ、道々乾いてくるじゃろう。
次の目的地へ行こう！
ホームセンターで補給
築択キャンプ場から国道244号をひた走り、本日のキャンプ地を目指そう！
その前に、
洗濯物が溜まってきたから、ちょっと寄り道してコインランドリーに寄りたいのじゃ。
別にいいけど、今晩の晩メシとかはどうすんだ？
それも含めてコインランドリーの近くにホームセンターとスーパーがあるみたいだから、洗濯物を洗っている間に買い出しをしよう。
それと、・・・実は持ってきた火吹き棒が折れてしまったのじゃ！
・・・またかよ。
昨日まで使っていたんだけど、急に真っ二つに折れてしまったのじゃ。
なので新しいやつを買いたいんじゃが・・・
コインランドリーでは洗濯物とついでに寝袋を、乾燥までできる洗濯機で一緒に洗うことにする。
しっかりと乾かさないと洒落にならないのじゃ！
500円くらいで乾くんかな？
その後スーパーで買い出しを済ませ、ホームセンターで目的の物を買い、コインランドリーで洗濯物を受け取っていざキャンプ地へと向かうことにする。
洗濯物と寝袋は乾いていたのじゃ！
・・・よかったでしゅ。
尾岱沼ふれあいキャンプ場
着いたぞ！
・・・これか。
これで「おだいとう」って読むんじゃな。
なんか寂れたとこだなあ?!
大丈夫なのか？ここまで来た道も、なんか草が生えまくった寂しい道だったぜ？
確かに辺りはあんまり草の手入れもされておらず、道も所々状態が悪いが、これは雪国だからアスファルトの痛みが早いからだろう。
空いている駐車場で車を停めて、チェックインをすることにする。
・・・・・・おい、
周りはオレたち以外だあれもいないぜ？
・・・うう、寂しいこと言うな！
まだ昼前だから、きっとこれから客もわんさかやってくるのじゃ！
| 入場料 | 300円 |
| 利用料金 | テントサイト/400円 バンガロー/4000円 コテージ/14500円 |
| 営業期間 | 4月下旬〜10月31日 |
| 住所 | 〒086-1642 北海道野付郡別海町尾岱沼岬町66番地 |
| 問い合わせ | 0153-86-2208 |
ということは・・・？
恐ろしいことに昨日のキャンプ場よりも安いぞ。
わしら一人700円じゃ。
やっす！
でも、今夜も台風が迫ってるんだろ？
いい加減バンガローに泊まった方がいいんじゃねえの？
そうでしゅ！
こんかいだけはいいかげんバンガローにとまるでしゅ！
・・・ボクも怖いのやだよう。
ポポポ・・・
・・・どうすんだよ？
・・・とりあえず、まだ台風は迫ってきてないから、辺りを歩いてみて考えるのじゃ。
まずは今日一日安全に泊まれるかどうか周囲の状況を確かめてみよう。
向こうに見えるのがバンガローみたいだから、ちょっと行って見てくるのじゃ。
コテージも充実
このキャンプ場は普通のテントサイトだけでなく、けっこうバンガローの方も充実しているらしい。
これがバンガローじゃな。
今まで見た中で一番キレイなバンガローだな。
こんな感じでここいら一角には割とキレイなバンガローが並んでいて、そのうちの一棟に人が宿泊していた。
わしらも宿泊したいんだが・・・
まあ、まだ夜がどうなるかってのが、よくわからないしな。
広い炊事場
こちらはバンガロー区画を大きく迂回してやってきたBBQハウス兼炊事場である。
天気の良い日にはここで大勢の家族連れがキャンプを楽しんでいるんじゃろうなあ。
あいにく今日は誰もいないぜ。
このテンキならあたりまえでしゅ！
それにしてもこのキャンプ場は広い。
普段は公園としても機能しているのだろうが、それでもなんでここまで清潔に管理が行き届いたキャンプ場が、こんなに安いの？と思わず首を傾げたくなるくらい清潔に保たれている。
手入れはしっかりしているのう。
で、今夜寝るところは？
あそこは少し斜めっているから寝にくいだろうなぁ・・・
こっちは海からの風が来るだろうし、台風が来ているとツライなあ。
真正面が海じゃねえか！
普段だったらここがベストなんだが・・・
ダメダメ。
海からの風をまともに受けて大変なことになるぜ。
せっかく目の前はオーシャンビューなのに、まったく景観を活かせないキャンプになってしまっているのが残念である。
できればここでテントを張りたいのう・・・
・・・見晴らしは最高だけど、危ないぞ。
トイレもキレイ
あれは・・・もしかして？
ここはトイレじゃ。
比較的キレイなトイレになっているのう。
普通の公園にあるトイレって感じじゃ。
そう、ここは本当にキレイな公園で、どこもかしこもキャンプするにはもってこいの場所。
北海道のキャンプ地として穴場であることは十二分にわかるのだが・・・
この日の天気を考えると、ここらへんではテントは張れない。
あそこで一人デイキャンプしているヤツがいるぞ。
ボッチキャンプじゃな。
こんなふうに一人でフラッときてキャンプを楽しんでいる人もいるのじゃ。
迫りくるオーシャンビュー！
さて、そんなこんなでテントはどこに張るものか・・・？
せっかくならこの素晴らしいオーシャンビューを活かしたいのだが・・・
・・・海が目の前だからな。
夏はこの前浜で潮干狩りが出来るらしいぞ！
ええ!!
シオヒガリしたいでしゅ！
・・・じゃなくって、オレが言いたいのはこんなに海が近いんじゃ、今日の夜は風がすごいんじゃないかってことだよ！
テントを張るならせめて風の来ない場所にした方がいいんじゃないか？
うう・・・台風さえ来なければここは絶景のオーシャンビューなんじゃがのう。
テントを張る所と言っても・・・
周りはどこもかしこも平坦な芝生だらけ。遮るものはなにもなし。
運良く風を避けれるような場所はこのキャンプ場には無さそうである。
一体どうすんだよ？
…も、もう少し見てみることにしよう。
Bサイト
仕方ないので目の前にわずかではあるが防風林らしきものが張られている林の前のサイトに移動してみる。
ここらへんだったらいいんじゃね？
たしかにさっきよりはマシだが・・・
きときのあいだがひろすぎるでしゅ。
だな。
いささか防風に難ありってかんじじゃ。
アレはなんだ？
いま、流行りのサウナじゃな。
その隣はこっちのサイト用のトイレじゃ。
天気の良い日にはここいら辺ではサウナもやっているらしく、その隣にはこれもキレイなトイレが隣接されていた。
あっちに見えるのは炊事場。
ここの炊事場はコンパクトなんじゃな。
ていうか、ちっちぇよ。
あれは？
コテージじゃな。団体客が泊まる場所じゃ。
あちしたちもダンタイキャクだからあそこにとまりたいでしゅ。
あそこはバンガローじゃなくてコテージだから14500円もするのじゃ。
残念ながらわしらは今夜テントでガマンするのじゃ。
ええ〜・・・！
・・・でも、待てよ。
今夜から朝にかけて北海道には台風が通化するから、あのコテージの横なら強烈な横風を避けることができるんじゃね？
正面はいちおう防風林だし・・・よーし！
・・・まさか、
ここをキャンプ地とする！
・・・やっぱり。
テント設営
さっそく荷物を下ろしてコテージの横にテントを設営することにする。
設置場所はあそこ。
・・・やっぱり。
・・・まあ、たしかにあそこだったら安全だから、今夜一晩くらいなら大丈夫じゃね？
腹が減ったのでテントを張り終えるとお湯を沸かし、カップ麺を食べた。
その後、しばらくテントの中でしばしテントの前で椅子を出して休んでいた。
すると、先程車を停めた駐車場にブンブンとすごい爆音を響かせてバイカーの集団が５，6人ぞろぞろとやってくるではないか！
んん？
なんじゃ？うるさいなぁ！
あろうことかそのバイカーの集団は吾輩がテントを設営したコテージの中にどかどかと乗り込んできたではないか！
げっ！
まさか隣のコテージに泊まる気か？
その「まさか」みたいだぜ。
雨は午後2時を過ぎた辺りでだんだんと強くなり、隣のバイカーたちの話し声と目線が気になるので先程停めた駐車場から車を引っ張り出してコテージとテントの間に停め直した。
これで少しは視線が気にならなくなるはずじゃ。
しかし、みんな考えることは一緒だな。
雨風を避けてこんな隅っこのコテージに身を寄せるなんてな。
・・・ううむ、しまったのじゃ。
今夜はわしらだけかと思ったのに、思いの外招かれざる客が集まってきてしまったのじゃ。
雨はいよいよ強くなり、これから夜にかけて雨が弱まることはなく、だんだんと風も強くなるようだ。
いよいよか。
・・・隣からは大きな声がするのう。
これから先は厳しい天気になりそうだってのに盛り上がっているみたいじゃな。
団体客だったら当然だろ。
強風でテントが吹き飛ばされなければいいけどなあ。
・・・心配でしゅ。
・・・怖いよう。
このキャンプ場は本当によく管理されているので薪を拾ってくるのも一苦労なのだが、なんとか一晩は持ちそうなくらいの薪は集めることができた。
ほんっとぉーーに、よく管理されているキャンプ場だなあ、ここはｗ
どこを探しても太い枯れ枝の類はほとんど見つからなかったのじゃ。
キャンプ場の利用料は安くしておいて、薪等を高く売って収入にするってビジネスモデルだな。
これが昼間ホームセンターで買ってきたCAPTAIN STAGの「ポケットふいご」である。
これが今日買ってきた火吹き棒か。
・・・短えな。
だって今日寄ったホームセンターにこれしかなかったんだもん。
・・・もっと長いものが欲しかったのに、グスン。
焚き火タイム
さて、雨も風もいよいよ強くなってきた。
お天気アプリを見ると雨量は8mm、風速は5m以上。
気を取り直してこんな日の晩には何を食べようか？と思案していたら・・・
やっぱり、この日はインスタントラーメンだな。
・・・ちょうど家系とんこつ醤油を買ってきていたから、これに野菜マシマシで食うとしよう。
うう、
なんでこんなところまできてフクロメンなんでしゅか・・・
しょうがねえだろ。
いつ何が起こるかわからないんだから。
ほら！ちゃっちゃと食べちゃえよ。
ポポポ〜・・・
一応、買ってきていた餃子も焼いて食うかのう？
ラーメンがぐつぐつ煮えてきた。
嵐の中で食うラーメンも格別であるｗ
別にうまくもなんともねえよ！
ウマいというよりコワいでしゅ。
今回の餃子はなんとか焦がさずにうまく焼いて最後まで食べることができた。
いや〜、台風の日に食べる餃子も格別美味いもんじゃ！
マジでこの雨と風さえなければ最高のキャンプ場なのにな！
Map
ここまでの旅費＆走行距離
まあ、そんなこんなでこの日までの旅費と走行距離を計っていくことにしよう。
なので、ここまで直線距離にして1159kmなので吉方ポイントはそのまま1159pt.になる。
未だ1100超えとは・・・
長い距離を旅して来てんだな。
北海道の隅っこだから距離的にはけっこう稼げているのじゃ。
ちなみに距離を測るために使っているアプリは「キョリ測」というものをダウンロードしているぞ！
10日目の旅費
| コインランドリー | 300 |
| メーカーズマーク | 2178 |
| 火吹き棒 | 982 |
| 尾岱沼キャンプ場 | 700 |
| 一日の合計 | 4160円 |
| ここまでの累計 | 53175円 |
こんな感じで本日の収支じゃ。
なんか今日は多めだな。
このコインランドリーやホームセンターでの火吹き棒なんかはわかるけど、このちゃっかり入っている「メーカーズマーク」ってのはなんだよ？
この吉方位に「七赤」が入っているのは覚えているじゃろ？
なので今回は食料は前日買ってあったのがまたたくさんあったから、ウィスキーの「メーカーズマーク」を、安かったのでスーパーで買ったのじゃ。
…単純に飲みたいだけなんじゃねえの？
という感じで、北海道に迫ってきた台風最後の夜を、我々はなんとか無事越えることができるのか？
次回に続く！
