ちわわ、ちわ~!おいさんだよ!
キミは摩周湖は好きかい?
摩周湖って北海道の有名な観光地だろ?
今回はそこに…
いくんでしゅか?!
「マシュウコ」って何があるのお?
摩周湖は「霧の摩周湖」というくらい晴れ渡る湖面を見るのが難しいと言われている北海道を代表する観光地じゃ。
今回はそれ以外にも「まりも」で有名な阿寒湖も合わせて訪ねることにするぞ!
マリモってよく聞くけど、実際に見れんのか?
さあ、それはどうか、実際に今回は旅を見ていこう!
吉方旅行のルール
- その時期の自分にとっての吉方位に出かける。
- 前日どこに滞在していても、必ず「自宅」から吉方位を割り出す。
- 滞在期間は3泊4日以上(滞在期間が長いほど、効果アップ!)
- 移動距離は100km以上(移動距離も遠いほど、効果アップ!)
- 1泊目は必ず「22時30分」まで泊まるホテルや旅館の部屋に入る。
- 旅行中は毎日「お風呂」か「温泉」に入る
- 吉方位効果が出る時期は1・4・7・10・13の法則による。
- 吉方旅行の場合、旅行初めの月を1月目と数え、そこから4・7・10・13ヶ月に出てくる(引っ越しの場合は1・4・7・10・13年目に出てくる)
前回まではこちら
湖底線路と激安のキャンプ場!という話(*´ω`*)
-
【ドラキャン19】でっかい十勝を満喫?!あの有名映画の聖地と本別静山公園キャンプ場を目指せ!
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阿寒摩周国立公園を目指して
本別公園の一夜が明けた。
この日は快適に過ごすことが出来て、熊にもそ恐れることなくぐっすりと眠ってしまったらしい。
いや~!それにしてもここらへんはビックリするほど静かだったなあ!
今までのキャンプ場で一番静かだったぞ。
寝やすくてなによりじゃ。
それじゃあ、今日もとっととテントを畳んで、次の目的地を目指すとするかのう。
メシをあっさり済ませて次の目的地を目指す。
この日の目的地は阿寒湖・そして摩周湖である。
幸いにもこのキャンプ場から30分くらいで阿寒湖には到着するようだから、さっそく行ってみることに。
ガソリンが少なくなってきているのが、気にかかるけど、まあ摩周湖まではなんとかなるじゃろ。
それよりもアメがふってきそうでしゅ。
本当だ!
・・・ちょっと気になるなあ。
少し怪しい雲行きの中、テントが湿ると嫌なのでとっととテントを畳み、荷物を積んで、車に乗り込んだ。「霧の摩周湖」は現実のものになりそうだ。
いや、実際には「雨の摩周湖」になりそうだった。
謎の村 アイヌコタン
国道241号を走り、阿寒湖にやってきた。
どこか無料で停められる駐車場はないか?とウロウロしていると一つの変な建物に行き当たった。
よく見ると駐車場もある、車を停め、建物に近づいていく。
「アイヌコタン」と書かれていた。
なんじゃこりゃ?
ひょっとして、アイヌの村なんじゃねえの?
確かに近づいてみると、アイヌの村をイメージしたような建物がいくつか建っている。
・・・しかし、なんとなく放置され、寂れている印象を受ける。
・・・?
いったいここは何なんじゃ?!
あっちになにかあるよ!
「阿寒湖 アイヌ民族村」
「歓迎」って書いてあるぞ。
しかし・・・・・・
どう見ても歓迎されている雰囲気ではない。
村にはどこにも人はいなく、見かけたとしても観光客がまばらに見える。
しかも村と言うにはなんとなく整備されていて、どこかのテーマパークっぽさが見受けられる。
まだ時間が早いんじゃねえの?
そうかのう?
このようにここらへんを歩いている人は吾輩を覗いて、2、3人ほどでほとんど人はいない。
コロナのせいで人がいないんじゃねえの?
そうかもしれんが、しかし・・・・・
なんかフンイキがクライでしゅ。
ポポポ〜・・・
一応、おみやげ物屋みたいな店は開いていて、こんなふうなリッパな木彫りの木造が置かれていたりするのだが・・・
曇り空のせいか活気はなく、どことなく沈んでいる。
どの店も入り口の前にはリッパな木彫りの像が置いてあり、お店の上部にはなかなか味のある看板がかかっていたりする。
こちらは入り口も広く、店内も広々としたお店「サンラマント」
入り口前には、可愛らしい動物たちの木彫りが所狭しと陳列されている。
こうした木彫りの動物たちは人気があるのだろう、中を見るとこれ以上に多くの手彫りの木像がたくさん売られていたりした。
どれもかわいらしいでしゅ。
しかしどれか一つを土産に買おう、という気にはなれないなあ。
なぜならこうしたお店は他にもたくさん沿道を埋め尽くしていて、
それぞれに個性があるのだが、どれを買えばいいか迷ってしまう。
買ってみたい気もするのだが、こんな木像はどこにおけばいいというのだろう?
あ、あそこににゃんこがあるでしゅ。
招き猫だな。
北海道に来る前にオカンにお土産を頼まれていた。
ここで買っていこうかとも思ったが、あまりに種類が多すぎてどれがいいかわからなかった。
買っても「いらない」と言われたら嫌なので、買うのはやめた。
店を出て、しばらく歩くと大きなフクロウのモニュメントにたどり着いた。
わぁ~~〜〜!
大きいねえ!
デッカイふくろうでしゅ!
おおー、木彫りのふくろうだな。
またしばらく歩くと大きなアーチの上にも翼を広げたフクロウがいた。
…どうやらこちらが本当の入り口らしい。
吾輩は裏手の駐車場に車を停めて入ってきたようだった。
フクロウってアイヌのシンボルみたいな鳥じゃなかったっけ?
よく覚えていなかった。
だがまあ一応記念に写真を撮ることにした。
あっちには何があるんだろう?
行ってみるのじゃ!
謎のまりも
しばらく歩くとまた大きな通りにお土産物屋が軒を連ねていた。
まりも、である。
リクちゃん!
メイブツの「まりも」がうっているでしゅ!
わ~~~、これが「まりも」?!
かわいいね!
いや、これは残念ながら本物の「まりも」ではない。
「まりも」は天然記念物だから売ってはいないのじゃ。
え?!
じゃあ、これは「まりも」のイミテーションか?
残念ながらそうじゃ。
中にはファンシーなものがどっさり。
外に出て辺りを見回すと、ここらへんはけっこう大きなホテルが多い。
阿寒湖はけっこう観光客を迎え入れることができる場所のようだ。
完全に観光地化されてるってことか。
・・・ところで、肝心の「まりも」はどこにあるんだ?
う~~~ん、そう言われてものう。
別に予めマリモが見たくてここに来たわけじゃないから、ちゃんと調べてこなかったのじゃ。
まあ、歩いていればその内、どっかのお土産物屋の水槽にでも入っているだろうと思い、先へ進んでみることにする。
阿寒湖
で、やってきたのは阿寒湖である。
近くには何やらまたしても大きなホテルが建てられていて、湖を一周する遊覧船乗り場が併設されている。
なんもないただの湖だなあ。
「まりも」は一体どこにあるのかしら?
「まりも」なんてないんじゃねえの?
大丈夫じゃ。
きっとこの湖の水の中のどこかに・・・
ない。
湖の水面にどれだけ目を凝らしてみても、肝心の「まりも」にはお目にかかれなかった。
てゆーか、水めっちゃ濁ってるぞ?
阿寒湖や摩周湖は水の透明度が高いイメージがあったんじゃが・・・
一体肝心の「まりも」はどこにあるんだろう?
Map
阿寒湖畔エコミュージアムセンター
仕方ないのでトボトボと駐車場へ引き返す。
どこにも「まりも」は発見できなかったのう・・・
絶滅危惧種なんだろ?
「絶滅」したんじゃね?
しかし、せっかく阿寒湖に来たんだから、「まりも」を見ない手はない。
しかもまだ時間があるのでどこかで暇を潰せないかと辺りを見回してみると・・・
なにやら向こうにリッパな建物が見える。
なんじゃあれ?
行ってみるか?
すると、そこには「阿寒湖畔エコミュージアムセンター」と書かれた建物があった。
住所 | 〒085-0467 北海道釧路市阿寒町阿寒湖温泉1-1−1 |
TEL | 0154-67-4100 |
開館時間 | 9:00〜17:00 |
休館日 | 毎週火曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始 |
お、これはひょっとして・・・!
なんだ、なんかの研究センターか?
こんなとこになんの用があんだよ?
入場料はタダ。
内部は半分がアイヌの歴史を展示しているようだ。
わ~~~い、タダで見れるんだあ〜!
フシギなもようのオヨウフクがかかってるでしゅ
ポポポ。
洋服ではない、あれは民族衣装じゃ。
あそこに文化標本箱って書いてあるぞ。
これはアイヌ民族の当時使われていた衣装や道具じゃな。
こちらには狩りなどの道具。
アクセサリーなども展示されている。
うわー、なんだここ!
広いなあ〜
そして、もう半分は北海道の自然、特にここ阿寒カルデラについての展示だった。
阿寒カルデラってなあに?
要するに火山できたここいら一帯の自然のことを表しているのじゃ。
ここがいま居る阿寒湖。
なんだがグーグル・マップの世界に入り込んでいるみたいだ。
イベシべツ川と書かれた木の表札を捲ると・・・その場所の説明が書かれている。
これがその川の実際の風景じゃな。
すげー、キレイないいトコじゃん。
こうして自然の風景を伝えているんだな。
こっちは阿寒の虫や鳥、
そして森に生息する動物たちを紹介している。
ちなみにこの展示室に広がる航空写真はタタミ100畳分あるらしいのじゃ。
それでこんな広いのか!
あ!クマじゃ!
・・・デッカイなあ!
こんなんが実際にゴロゴロいるのか。
え!クマってこんなにおおきいんでしゅか?!
・・・こわいでしゅ。
この場所は本当に広く、阿寒周辺には自然豊かな場所であることが見てとれる。
エゾモモンガやシマフクロウなどここにしかいない動物がたくさん剥製とガラスの掲示物で紹介され、
豊かな自然林のサンプルも実物大で展示されていた。
はえー・・・
こういうのは珍しいなあ!
・・・・・・ん?
…おい、アレ。
あそこにあるのは水槽だ。ひょっとして……
この中にあるものは…
出たーーーー!
ま、「まりも」じゃ!
すげーーー!
これが本物の「まりも」か!
ホントにモコモコしてるでしゅ。
隣には別の水槽が置かれていて、
あ、あの魚ってひょっとして・・・!
そう、幻の淡水魚と呼ばれる「イトウ」である。
ん?「イトウ」ってなんだ?
北海道にしか生息していない伝説的な魚じゃ!
たしか淡水魚の中で一番でっかくなることで有名なのじゃ!
そして、どうやらここのエコミュージアムには外にも何か見て回れる場所があるらしい。
見てみるのじゃ!
遊歩道
しかし、そんな遊歩道を歩いてみると・・・
なんとも・・・
・・・なんにもはえてないでしゅ。
阿寒湖の特別な植生が植えてあるみたいじゃが・・・ナニもないなあ。
その他にも本州では見ることができるシダ植物が生えていた。
歩くこと3分。
いや、もっと短い時間で歩くことができた。
中に戻ってきた。
この館内は誰も人がおらずとても静かで手作り感のある展示が見れるのだが、
それ以外にも売店の他に淹れたてのドリップコーヒーが飲める機械があった。
自分で淹れて飲めってんだな。
わしはコーヒーは飲まんからいらん。
壁を見ると「まりも」の研究と保護活動についての展示が。
そして北海道で見られる植生が色々説明されていて、
阿寒の生き物たちという一角には更に詳細な説明がなされている。
ここにあるのが、さっきの遊歩道で見られるはずだった植物たちじゃな。
めちゃくちゃシュルイがおおいんでしゅね。
あとこちらは摩周湖を含む阿寒カルデラの自然を紹介していた。
するとその一角に・・・
おい、これって・・・
ヒグマ情報って書かれているな。
・・・8月24日午後3時、ヒグマ一頭って書いてあるぞ?!
ここらへんでもヒグマが現れてんじゃねえか!
げっ!
・・・今日もまたキャンプなんだけど、今日泊まる日は大丈夫じゃろうか?
ここらへんでもクマ出るんじゃのう。
大丈夫かよ?
今日泊まるところは。
Map
道の駅 阿寒
さて、阿寒湖から国道241号から東へ車を走らせること30分。
摩周湖へたどり着くその手前に道の駅があった。
少し疲れたのでトイレ休憩がてら休んでいこう。
摩周湖はさすが北海道を代表する観光地なだけあってそこそこ街はでかいらしい。
そしてここ摩周湖は温泉が湧き出ている土地らしく、足湯が併設されていた。
ここは足湯があるんじゃな。
定山渓温泉以来だな。
入ってみるか。
ここは温泉の温度もなかなか熱く、パンチのある温泉である。
よっこいしょ。
実際に入ってみると疲れた脚にガツンとくる湯加減で疲れがすーっと取れていくようだ。
目の前にはもうすぐ秋も終わるというのにまだキレイな花の植栽が楽しめた。
ここまで来るのにガゾリンを使い切ってしまったので、目的地に着く前に給油をして摩周湖へ行くことにしよう。
さて、そろそろ本日のメインディッシュに訪れるとするか!
そうだな。
摩周湖
さて給油を終え、道の駅から道道52号を走り、摩周湖・第三展望台にやってきた。
ここは摩周湖が一望できる展望台で、摩周湖は「霧の摩周湖」と呼ばれるだけあって湖面全体が霧に覆われて見れないこともあるので、合わせて硫黄山を見学できる共通券が500円でついてくる。
なので車で見学する際には必ず立ち寄るであろう場所なのである。
摩周湖の反対側はどこまでも見通しのよい風景が広がっていた。
いや〜、ここは見晴らしがいいなあ。
摩周湖の反対側の風景もキレイに見通せるぞ。
ここは摩周カルデラを一望できる展望台なんじゃな。
ましゅうカルデラってなんでしゅか?
またここは摩周・屈斜路トレイルをする際の出発点にもなっているようだ。
階段を上がると反対側も大勢の人が見られるようになっていて、
先程見た風景が更に一弾高い場所から眺めることができる。
せっかくだから記念にパシャリ。
ここからの景色も素敵なのだが、今回のメインはここではない。
どこだよ?
あっちじゃ。
展望台には摩周湖カムイテラスという今どきのオシャレなテラスが出来ているみたいだ。
そして実際の摩周湖の景色がこちら!
どうじゃ!
この風景は!
おお!すげーーー!
これが摩周湖か!
すごいでしゅ!
お山の上に大きな湖ができてるよぉ!
そして、ここのウッドデッキは、目の前の摩周湖の風景をこのように傾斜のついた席で一望できるようになっている。
奥に見えるのは摩周湖の中心・カムイッシュ島である。
見よ!あそこが勇者アルスが「王者の剣」を作ったところじゃ!
それ「ロト紋」だろっ!!
そしてあそこが、「王者の剣」によって作り出された聖なる龍に冥王ゴルゴナが飲まれた場所じゃ!
絶対ウソだろ!
・・・なんのハナシでしゅか?
さて、ここ摩周湖はウッドデッキ以外にも摩周湖を一望できる場所が隣にあるので、そちらの方に移動してみよう。
その場所がこちら。
阿寒摩周国立公園「摩周湖」としっかり書かれている石碑があり、
そこから眼下に広がる景色は濃霧でほとんど湖面が見れないという摩周湖には珍しく、まさかの晴れであった。
・・・おい、摩周湖って霧が立ち込めていて、湖は見れないんじゃなかったのか?
そうじゃ。摩周湖は年間の霧の発生率がすごく高い場所で、晴れ渡る湖面を拝めることは滅多にないのじゃ!
ついてるぞ!わしらはそんな滅多に見れない景色を偶然にも一発で見れたのじゃ!
・・・まじかよ。
すごいでしゅ!
というわけで、この記念すべき日をパシャリ。
さっきまで降っていた雨もいつの間にか止んでいて、まさにミラクルと言えそうな摩周湖の一瞥であった。
すごいなあ!
それにしてもこんな奇跡が訪れるもんなんだなあ!
あまりにも嬉しいのでここで自撮りを取りまくる吾輩。
いやあ、満足した。
展望台はここだけでないのでそちらの方も回っていこう。
第三展望台から5分くらいの場所に多くの車が止まっている場所があった。
せっかくなのでここからの景色も眺めていこう。
ちなみに向こうに見える山が今から行く「硫黄山」じゃ。
あそこがチケットの半券に付いていた場所だな。
どんなとこなんだろな。
Map
硫黄山
第三展望台から車で道道52号を走り、30分ほどで硫黄山にたどり着いた。
いやあ、ここまで来るのにけっこう時間がかかっちまったぜ。
意外と道が入り組んでいたよな。
摩周湖から近いかと思ったら意外と遠いじゃん。なんだよ・・・
ここ硫黄山は摩周湖第三展望台の駐車料金を払っていると、合わせて見学ができる場所で、近くにはなにやら道の駅のようなお土産物屋さんもあった。
一体どんなものを売ってるんだろう?・・・っと気になって覗き込んでみると、
なにやらアニメキャラが道行く旅人を出迎えてくれた。
ようこそ、川湯温泉だって・・・
弟子屈町非公式キャラクターって書いてあるぞ。
・・・んまぁ、そんなもんは良いとして先を進んでいくことにしよう。
それにしてもここは広い!
あんな近くに温泉が湧き出ている湯気が出ていると思いきや歩きだすと・・・
意外と歩きにくい砂に足を取られてなかなか前に進まない。
後ろを振り返るとある地点から草木も生えない荒涼とした大地が広がっているのがわかる。
それにしてもなんという殺風景な風景じゃろう。
大地には所々、黄色い硫黄の姿が垣間見れる。
けっこう歩いたのにまだ着かないw
ようやく着いたと思ったら硫黄山の説明をしてくれている看板が現れた。
見よ、この茫漠たる景色。
・・・なんっもねえな。
これが本当の地獄の姿というやつじゃ。
こちらが硫黄山を示す木の立て札。
せっかくなので写真を撮っておくことにした。
それにしても川湯って・・・
どこにあんだよ、そんなもん?
だんだんと地獄が近づいてくる。そして・・・
地面からは強烈な硫黄臭とともに、熱せられたお湯がボコボコと湧きたち、辺りの砂は黄色く結晶化していた。
・・・う〜〜ん、これはすごい。
これが天然の硫黄じゃ。
あっちに行ってみようぜ!
するとこちらにも岩の下からお湯がボコボコと吹き出ている。
・・・・・・これが、川湯か?
わがんね!
一応、ある程度近づけないように柵は打ってあるのだが、ここまで近くで噴出口を見れるのは大涌谷や登別地獄谷では経験できない光景である。
確かにな。
しかし、これは・・・
とんでもねえ光景だな。
あの看板まで近づいてみるのじゃ!
何やらさっきのとは別の立て札があるので近づいてみると・・・
「ヤケド注意」と書かれた立て札が立っていた。
ギリギリまで近づいてみると、ものすごい悪臭と熱気をさすがに嫌というほど感じてしまう。
せっかくなのでここでも記念にパシャリ。
所々出ている硫黄の結晶化したものがここまで近くで撮れるというのは本当に珍しい。
そうしたものがいくつもモクモクと煙をあげている。
ここは今でも行きている活火山であることがよくわかる場所であった。
いや〜、それにしても臭い!
くさいでしゅ・・・
それでは来た道を帰るとしよう。
帰りも道が遠くて辛いのだが、さすがにここは長居をするところではないので、もうそろそろ本日のキャンプ地を目指すことにする。
いやあ、すごい熱気だった!
もうたくさんじゃ!
おう、火山ってあんなもんでもめちゃめちゃ暑いんだな!
Map
道の駅 阿寒丹頂の里
車で国道394号を走り、途中国道274号に乗り換えて、一時間半ほどかけて道の駅「阿寒丹頂の里」にやってきた。
ここ阿寒丹頂の里は道の駅なのだが、実は裏にキャンプ場があり、温泉にも入れるというかなりお得な場所なのである。
先に電話で予約はしてあるのでチェックインをしようと道の駅に行こうとすると、広場の芝生にはたくさんのカボチャが置いてあった。
で、受付で聞いて見るとキャンプのチェックインは離れにある管理棟で行っている、とのことなのでそちらに向かっていくことにする。
こちらが管理棟。
宿泊料は770円!
安っす!
サイトはどこでも自由に使ってよいとのこと。
ちなみにサイト内では荷物の上げ下ろしの際には車で乗り込んでいいが、終わったら車は専用の駐車場に停めなければならないのだとか。
管理棟の目の前にある広場が近くて良いかな?と思ったのだが、
せっかくなので車でぐるっとひと回りして、どこか良い場所はないか探していこう。
ここらへんは周りを小さな人工の小川で囲ってあるらしく、夏場には子どもたちが水遊びができるようになっている。
向こうにも炊事場があり、その下ではバイクのカップルがもうテントを張っていた。
あそこもいいなとは思ったのじゃが、先に場所取られたな。
こんなにう場所が広いんだから、せっかくなら人が少ないとこがいいよな。
あちらがトイレ。
管理棟内部にもあるのだが、夜は閉まってしまうので用がある時はここを使うことになりそうだ。
それにしても中は本当に広い。
サイト内はたくさんの遊具が置いてあり、休日や夏休みにはここで子どもたちが思いっきり遊んでいくのだそうな。
そう、このキャンプ場は夏場は親子で楽しめるようなファミリー向けのキャンプ場であるのだ。
しかし今はシーズンオフなため、北海道の激安キャンプ場によく見かけたうっとおしい(失礼)ライダーの集団などは見かけず、ソロで泊まるにはうってつけの穴場スポットになっている。
ぐるっと一周してきてしまった。
さて、そろそろテントの設営場所を決めよう!
やっぱり管理棟の前の広場が良さそうなのでここにテントを設営することにする。
近くには小川の流れる静かな水音がするし、
ここに泊まるキャンパーは他に吾輩を含めて二人ほどなので安心して今日は休むことができる。
なので今日はここで一晩キャンプすることにしよう。
夜は雨が降るみたいなのでキャノピーを出して雨よけにしよう。
北海道に来て初めての雨の夜になりそうだな。
謎のSL 炭鉱と鉄道館
ここ道の駅「阿寒丹頂の里」には他にも真夏限定のBBQハウスなどがあるのだが、その他にも不思議な施設がある。阿寒炭鉱と鉄道館「雄鶴」である。
ここは一体なんなんじゃ?
建物は閉まってるぜ。
裏手に回ると、なんとSLがプラットフォームに停車しているではないか?!
本物のSLじゃ!
なんでこんなところに・・・?
おそらくここらへんは炭鉱の街として栄えていたのじゃろう。
それで当時活躍していたSLを展示しているのじゃ!
なるほどな。
あちらはBBQハウスで今は使われていないらしい。
・・・てゆーか、あんなところでBBQすんのか?
右手に見える木造の建物もBBQハウスのようじゃ。
今は閉鎖されているみたいじゃがなあ。
焚き火タイム
わしらもあわよくばBBQを・・・と行きたいところなのだが、夜になるとやはり雨が降ってきたので体を温めるためにキムチスープにすることにした。
メシは相変わらずうまく炊けたのじゃ!
さあ、うまそうなキムチスープが出来たぞ!
野菜も肉もたくさん入ったキムチスープを作るなんて、前回高ボッチ高原で作って以来だ。
さぞや体が温まるぞおお〜!と思いきや・・・
この日は雨が降っているのにそれほど寒くはなく、普通に焚き火の前で座っていたら体が温まるほどであった。
あんまし意味なかったのう。
でも、ないよりはマシだろ。
・・・それにしても9月後半の北海道キャンプって、意外と寒くないんだな。
Map
ここまでの旅費&走行距離
まあ、そんなこんなでこの日の旅費と走行距離を計っていくことにしよう。
今回は1069kmか。
スゲー距離伸びたな。
本州に居たときとは嘘みたいだぜ。
やはり北海道の東部になると距離は伸びるんじゃな。
ここからしばらく東部を攻めて行くので、もっとポイントは稼げるはずじゃ!
7日目の旅費
ガソリン | 3481 |
セイコーマート | 993 |
ローソン | 428 |
食料代 | 933 |
駐車場 | 500 |
阿寒丹頂の里キャンプ場 | 770 |
一日の合計 | 7205円 |
ここまでの累計 | 39761円 |
7日目にしていよいよ4万円代に到達しそうじゃ。
それでもまだなんとか消費を抑えて来てるよな。
…やっぱりキャンプ場の宿泊地が格安ってのがデカイよな。
そんなこんなで静岡を出てキャンプを初めて一週間が経過した。
北海道はデカイ。他に回るところはいくらでもあるのでキャンプはまだまだ続く。