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J-POPは死んだ 僕らの音楽に長いお別れ?

2017年1月18日

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J-POPは死んだ 僕らの音楽に長いお別れ?

2017年1月18日

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ドラねこ
ドラねこ

こんちわ、おいさんだよ。

突然だけどキミはJ-Popは好きかい。

別にあんまり聴かねぇな。

まいける
まいける
ドラねこ
ドラねこ

わしはハッキリいって大ッキライだよ。

いきなり飛ばすなあ。

直球すぎんだろ。

まいける
まいける
ドラねこ
ドラねこ

と言っても嫌いなのは特に最近のJ-Popなんだけどね。

ああ……なんとなくわかる気がするなぁ。

まいける
まいける
ドラねこ
ドラねこ

というわけで今回は、

長いこと不振が続く「誰がJ-POPを救えるか?」というご本を紹介しましょう!

 

誰がJ-POPを救えるか?

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誰がJ-Popを救えるか?

 

本書を読んでいると、いかに今のJ-Popが腐っているのかがよく分かる。

この本は70年代の歌謡曲黄金期から昨今のK-POPやアイドルブームまでの歴史を切実に綴った一冊で、わしらの身近にあったJ-Popの変遷をコンパクトに纏められている非常にわかりやすい本である。

 

読んでいるとわしが小学生だった小室哲哉全盛の時代が、どのような時代でどういう流れだったのか。

かつての思い出を懐かしく思い出しながらページをめくって音楽史の移り変わりを再確認することができた。

 

また当時、世代であるにも関わらずあんまりよく知らないモーニング娘。のつんくや、AKBの秋元康などのアイドルブームがいかにいして作られていったかという点も非常に興味深く解き明かされていて、なんとも読みごたえのある一冊である。

 

ソニーがJ-Popを彩ってきた

本書を読んでいるとまず驚くのが日本の音楽業界がソニー・ミュージックに牽引されながら発展していったという事実が浮き彫りにされている点が非常におもしろい。

 

ソニーという存在が日本の音楽業界に多大な影響を与えていたか。

J-Pop興隆の裏にはあの巨大企業ソニーありということを実感せずにはいられない。

 

そんな音楽の巨人・ソニーも、アップルが発売したiPodによってその音楽のあり方を根底から変えてしまい、またそんな時代の波にも日本の音楽シーンは複雑な著作権保護のための権利関係が裏目に出てしまったおかげで、アップルとは音楽業界においては大きな差を開けられてしまう。ここらへんは誰もが周知の事実だ。

 

確かに日本のレコード会社が著作権を守ってきたことによって世界中で軒並みCDの売上が下がる中、日本だけがCDの売上を落とさずに今までこれたというプラスの面もあるのだろうが、結果を見たらこれが90年代以降の日本のJ-Popのつまずきの一つである。

 

誰もが等しく著作権の印税を受け取られるという世界にまれに見る細かな印税回収システムは、多くの作曲者・作詞家・アーティストなどに恩恵を与えたことも事実であるが、しかし複雑になりすぎてしまったシステムは時代の波についていけず、今やJ-Popは衰退の一途を辿ってしまうと本書は語る。

 

確かにYouTubeやSpotifyなどの音楽配信サービスがここまで広まってしまうと日本のレコード会社は世界的にみてその潮流に乗り遅れた感がある気がする。

 

ただそれが単純に悪いことであるとは言えないのがビジネスの難しいところである

 

そして日本の歌番組は音声圧縮技術の登場・スマホの普及など、複雑な要因が絡まって今のJ-Popは無残な没落を見せているのだと本書は主張する。

 

だがここで話は終わらない。

世間ではレコードが売れなくなってきているのだが、その流れとは逆に音楽出版ビジネスだけは売れ続けているというおもしろい流れが起こっている。

 

つまりCDが売れない時代でも、

過去の名曲などの二次使用で儲けているのである。

 

リーマン・ショック以降、

いずれも右肩上がりで成長し続ける音楽出版ビジネスの未来は明るいと著者は語る。

 

もしかしたら筆者の言う通りこれがJ-Pop起死回生の切り札になるのかもしれないが、わしはこの主張に懐疑的である。

 

誰がJ-Popの劣化を止められるか?

わしが思うに、J-Popの衰退は単純に音楽の質が低下した、という点だけだと思っている。

 

ゴールデンのTVのチャンネルをつけてみれば、今のJ-Popがいかに質の悪い音楽を生み出しているかすぐにわかる。

どれもかしこもどこかで見たこと聞いたことあるものばかり。

 

右をつけてもアイドル。左をつけてもアイドル。

 

今やアイドル・アイドル・アイドルのオンパレードである。

 

アイドルだってここまでブームになればいずれはインフレを起こしてその価値が下落してしまうし、上辺だけの音楽は良質なリスナーを駆逐してしまい、ますます過去の名曲に引き込ませる要因になるだろう。

 

吾輩としても一刻も早くこの沈みゆく音楽業界をなんとかしてほしい。

ただ誤解しないでほしいが、それは別に90年代みたいにCDがバカスカ売れるような時代に戻ってほしいということではない。

 

今巷を賑わせているくだらない音楽を一刻も早く駆逐し、もっと耳の肥えたリスナーが楽しめるような素晴らしい音楽が溢れるようになってほしい、ということである。

 

正直言って、昨今10年くらいのTV・ラジオや有線から流れてくるJ-Popはあまりにヒドイ! 

歌詞を見てみても、もうムカつくぐらいアーティスト自身の身近なことしか歌えず、どこかで聞いたことのあるフレーズとあまりに偽善的な歌詞のオンパーレード。

 

J-Popにはわしを含め多くの人間が飽き飽きしているはずだ。

 

あんなものを強制的に聞かされるならまだジャズやクラシックを聞いている方が何百倍もマシだ。

なのでわしは最近、オールディーズなどの時の風雪に耐えたものばかりをより直ぐって聞いているように思う。

 

しかしあえてTVやラジオを遠ざけて聞かんとしても、つまらなくなってしまったJ-Popは必ず何処かから聞こえてくる。

 

それはどんなに防ごうとしても必ずどこかから襲ってくるのだ。

 

この狭い島国に逃げ場なし。

ホントこの状況にわしはウンザリしている。

 

 

ハヤクダレカナントカシテクレ(;´Д`)

 

追記

新型コロナで等々ライブまで中止せざるを得なくなって、今後アーティストたちはどうやって収入を得ていけばいいのだろう?

 

アイドルなんかは握手会が開催できないとなればかなり収入的に大打撃を被るはずである。

かと言ってライブなどを配信しようと思ってもその初期投資にかなり費用がかかるようで、経済的に体力のない若手や規模が大きくないファンを抱えたアーティストなんかは気軽に配信することもできない。

 

本当にこのまま日本の音楽、いや世界中の音楽業界がどうなってしまうのか?

暗澹たる未来を心配せずにはいられない今日このごろである。

 


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  • この記事を書いた人

ドラねこ(おいさん)

知識ゼロからグラフィックデザインを勉強し、15年間で200件以上の名刺やロゴデザインで生計を立てた実績がある。 在宅で生計を立てる方法や暮らしに潤いを与えるガジェットなどを発信中。 人呼んで乱視の猛虎! もし記事を気に入っていただけたらサイトをPlease Like & Subscribe!

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