こんちわ、おいさんだよ。
キミはリアリズムを学んだことはあるかい?
なんだ?リアリズムって。
美術の方のリアリズムか?レオナルド・ダ・ビンチ的な。
うわあー
この本の絵、みんなすごく上手だね!
ポポポ!
うむ、今回紹介するこの本は、
わしみたいな本格的なリアリズムの絵を目指す者にとって非常に勉強になる一冊なのじゃ!
なんだよ、誰が本格的なリアリズムだ。
そこで今回は「カラー&ライト ~リアリズムのための色彩と光の描き方~」を紹介しよう!
前回まではこちら
明日に疲れを残さない本を買ったよ。という話(*´ω`*)
-
疲れたからだを劇的に癒やす洒落にならない「からだリセット」とは?
続きを見る
これでリアリズムもバッチリ?
絵がうまくなりたい。
その一心で色んな参考書を参照しつつ、日々研鑽に励んでいる。
前回もアニメーション美術の描き方の本をいくつか紹介したが、今回はアニメのような狭い枠に捕らわれない美術全般に役立つ本をご紹介したい。
それがこの「カラー&ライト ~リアリズムのための色彩と光の描き方~」である。
|
本書を手に取る前は表紙の絵を見て写真か何かかと思ったけどそうではない。
実はこれ「絵」なのである。
その事実に気づいてしまうと、
リアリズムを極めるとここまで美しい絵が描けるのかと驚嘆した。
それでは本の中身を解説していこう。
開封の儀
いつものように楽天で購入して待つこと数日。ブツはやってきた。
中のセロファンを破いて手にとって中身をパラパラと眺めてみる。
この本は「カラー&ライト 」という本のタイトルのとおり、様々な絵画の歴史を紐解きながら光の表現を実際の絵を参照しつつ解説する本である。
ココがポイント
- 街灯と夜景
- フォームの原理の限界
- カラーアクセント
- エッジと奥行き
- 顔のカラーゾーン
など本格的な美術教育を受けていないわしでも目から鱗な内容満載。
ただこの本、光というものがどのような状態でどのように見えるかまた描くべきかについて細々と解説してはいるが、具体的な描き方を指南してはいない。
光の移り変わり、見え方を様々な場面を例に読み解いていく解説書のようなものだ。
注意ポイント
正直これを読んだからといってすぐに絵がうまくなるわけではないのだが、
色の見え方、絵の具の使い方などを考える際には貴重な参考になることは間違いないだろう。
ただやはりこれは玄人向きの専門書という感じなのである程度のレベルの絵を描ける人でないと見て読んで納得しておわり・・・というかんじでなんら実力に加味されることはないだろう。
そこら辺が気軽に手を出したわしの期待を裏切るものではあったことは間違いないが、高い本なだけに内容は濃く、絵を描く際の参考書として一生涯付き合っていくことができそうな一冊である。
ある程度の絵が描ける人でなんとなく画力に伸び悩んでいる人は手にとって読んでみると良い一冊だろう。