いやあ、ありがとう、まいける。
ありがとう!
なんだいきなり?気持ち悪りぃな。
なんで急にお礼を言うんでしゅか?
ポポポ?
いやあ、この本を読んでいたら「ありがとう」を言いたくなったのじゃ。
はあ?なんだそれ?
「ありがとうの魔法」?
・・・前もそんな本読んでなかったか?
そうじゃ。
前読んでいたのは「ありがとうの神様」
このシリーズは全3部作の内の最後の一冊じゃ。
・・・・・・まさか、
それに「ありがとう」って言えば「なんかが起こる」とか書いてあったのか?
そうじゃ。この小林正観氏の本には色々常識では計り知れないおもしろいことが書かれていて、それも「ありがとう」という言葉一つでいろんな魔法が起こるみたいなのじゃ。
そこで今回は「ありがとうの魔法」について語ってみるぞ!
・・・はぁ〜
また怪しげなものにハマってんな、コイツ。
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ありがとう三部作
「ありがとう」
照れくさい言葉ではあるが日頃よく使う言葉である。
たぶん、人類が生まれて一番使われたことばではないだろうか?
普段あんまり人に感謝をしない吾輩でも、この本を読み始めていくと、ひょっとしたら「ありがとう」って感謝の言葉はものすごい魔法の言葉なのかもしれない?という思いに囚われ始めている。
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今回紹介する「ありがとうの魔法」
以前もこのブログで紹介した小林正観氏の「ありがとうの奇跡」の続編たちである。
本書は感謝の大切さを様々な奇跡を引用しつつ、紹介している。
本書の内容を読んだことのある人なら、ここに書かれていることは、にわかには信じられない戯言なのかもしれない。
例えば、「ありがとうの奇跡」には「トイレ掃除を楽しんでするとお金に困らなくなる」という一節がある。
ここで書かれていることを要約すると、お金とは宇宙のエネルギーであるから、お金を自分の欲のためにほしいほしいと思っても神様はお金をくれはしない。
しかし、トイレ掃除をすることでそうした自我がなくなるので神様もエネルギーの一部であるお金を流してくれるという理論が紹介されている。
お金は「喜んでもらうために使う」と、後はどんどんお金が入ってくるらしい。という。
本当かよ?
そんなもんで金が入ってきたら苦労しねえぜ。
うーん、なるほど。
にわかに信じられないがそんなこともあるのかもしれん。
なので・・・・・・ありがとう!
やめろ!気持ち悪りぃ!!
わしらは普通に暮らしているとつい金がほしいと思い続けてしまうが、そんなことを考えていても決してお金が手に入ることはなく、手に入れたお金をまずどのように「喜んでもらえるか?」を考えて使わないと、そもそもお金は得られないと正観氏は本書で指摘する。
・・・うん、まあそうなのかもしれないけど、それだけで経済が回っているわけじゃないし、やはり人というのは欲望に身を任せてお金をつい使ってしまう傾向があると思う。
なかなかここで書かれているような感覚を持ってお金を使用するにはけっこうなメンタルトレーニングが必須ではないか。
そして話は金運を高めるトイレ掃除について話は移る。
トイレ掃除のコツとして、トイレ掃除は楽しく続けなくてはいけないという。
イヤイヤやっているようでは金運は良くはならないのだ。という。
うん、なるほどね。確かにそうかもね。
誰かが嫌がるようなことを率先して行っていれば、そのうちツキも巡ってくるって話か?
それはそうかもしれないが・・・
ディテールは少し違うが、まあそんなようなこともあるじゃろうのう。
そうしたトイレ掃除を続けたおかげでお金が不思議と湧いて出た体験談を、本書ではたくさん扱っているだけに、なんだか風水とか占いの本みたいで、読んでいるとトイレ掃除をしたくなるような気分にさせられた。
たくさんの「ありがとう」からの奇跡
さて、本書にはその他にも「ありがとう」という感謝の気持ちを込めて行動した結果、色々不思議な出来事が身に降りかかり幸運になった人の体験談がたくさん綴られているが、この手の話は信じられないかもしれないが、すべてがデタラメとは言えないかもしれない。
なぜなら、今まで生きていく上で、当たり前だというかんじで生きてきた人は多くいることだろう。
人に感謝をしなかったり、ありがとうの言葉を吐かずに生きてきた人にとって、こうした言葉の魔力は計り知れない軌跡を起こすものなのかもしれないな、と本書を読んでいて思った。
ありがとうの奇跡は本当に起こるのか?
本書で小林氏が再三述べているが、自分は無神論者で常にそうしたオカルトめいたことには懐疑的であったという。
しかしそんな彼も実際にありがとうという言葉を吐いたことによって、様々な不思議体験に出会い、そうした出来事を冷静に分析してきた結果、どうやら「ありがとう」という言葉、もしくは感謝の心には、人を幸せに何かが働くのではないか?と結論したらしい。
確かにこの三部作を丁寧に読んでいくと、他のスピリチュアルな自己啓発本とは一見違った筆者の科学者としての目線というものを文章から感じることはできる。
そういうところが、カルトのうまい手腕なんだよ。
まあ、そうかもしれんな。
でも少なくともこの三冊の本を読んでなにか壺的なものを買わされることはなさそうじゃから、そこは安心していいと思うぞ。
少しみるとオカルトめいたことでも、日常の些細な出来事の数々に色んな人の苦労や親切が隠れていたりするものである。
常日頃、
なかなか人に素直になれなくて、
感謝の思いを伝えられなかったり、
怒ったり、
ふてくされたり、
高圧的な態度で望むのが状態化した人、
は本書を手にとってみてもいいかもしれない。
そうした人たちは、自分に思いもよらぬ奇跡が起こるかもしれない。