こんちわ、おいさんだよ。
キミは音楽聞いてますか?
わしはケツからメロディが流れ出るくらい聞いてます。
どんだけ聞いてんだよ!
たくさん音楽が鳴っているよね。
ポポポ!
まいけるよ。オマエはコンビニやスーパーで何気なく有線から流れてきたJ-POPに耳を塞ぎたくなったことはないか?
わしはある。しょっちゅうある!
まあ、ヒドイものもあるな。
世にもくだらない音楽は、百害あって一利なし。
これはわしの持論。誰が何と言っても譲れない。
特に昨今のJ-POPはヒドイ!あれは社会に垂れ流す文化的公害だと思っています!!
そんな文化的公害に対向するべく是非オススメしたい音楽はJAZZ。
でもJAZZってなんだか敷居が高そうなイメージがないか?
そんなことはない。
そこで今回は「ポートレイト・イン・ジャズ (新潮文庫)」を紹介するのじゃ!
前回まではこちら
シカゴの下町の物語。という話(*´ω`*)
ポートレイト・イン・ジャズ
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わしはJAZZが好きである。
毎日インターネットラジオをつけてJAZZを浴びるように聞いている。
しかし、JAZZと聞いたら大抵の若者は古臭い音楽という認識しか持っていないように思われる。
その証拠にわしの周りにはJAZZを聞いている者はいない。
故に友達もいないwww
そもそもJAZZはクラッシック同様敷居が高いというイメージがある。
JAZZはオワコン?
それにこんな記事を書くと読者の中には、
「今どきあんな古臭い音楽聞くやつはオッサンかインテリだけでしょ?」
「JAZZなんか今どきオワコンwww」
「それよりAKBや嵐のほうがいい!」
という人が今や多数だろう(当たり前か)
しかし、わしに言わせると、
シャラッーープ!!!(# ゚Д゚)
JAZZは決してオワコンなんかではない!!!
JAZZはれっきとした芸術である!!
むしろ、くだらないJ-POPが山ほど流れている今こそ「JAZZ」を聞くべきなのである!!
これは本当に断言してもいい!
そんなJAZZはおっさんが聞くものという偏見にも似た言説が真しやかに流れている昨今の状況に風穴を開けるべく、今回紹介する本がこのポートレイト・イン・ジャズなのだ。
素人にとてもわかりやすい入門書
JAZZの本といったら、なんだか小難しい音楽的な技術談義が展開される難解な本なんだろうと思われる方もいるだろう。
本書は、著者・村上氏が今まで出会ったJAZZのレコードの中から、思い出の数々とエピソードを共につづった本である。
本書は本当に様々なジャズメンに対する、村上さんの熱いJAZZへの思いがふつふつと伝わってくる。
ここでその名をザッとあげると、
チェット・ベイカー、ベニー・グッドマン、アート・ブレイキー、
スタン・ゲッツ、ビリー・ホリデイ、キャブ・キャロウェイ、
ビル・エヴァンス、ビッグス・バイダーベック、キャノンボール・アダレイ、
エラ・フィッツジェラルド、カウント・ベイシー、ジュリー・マリガン、
ナット・キング・コール、ルイ・アームストロング、セロニアス・モンク、
デクスター・ゴードン、レスター・ヤング、ソニー・ロリンズ、
グレン・ミラー、マイルス・デイビス、メル・トーメ、シェリー・マン、
オスカー・ピーターソン、リー・モーガン、デューク・エリントン、
ハービー・ハンコック、チャーリー・パーカー、トニー・ベネット、
エディー・コンドン、アート・ペッパー、ギル・エヴァンス、
フランク・シナトラ
それこそきらめくJAZZの巨匠たちの多彩なラインナップに、読んでいて是非その音楽が聞きたくなること必死w
これを読んでいると、
「ああ、ホントにジャズが好きなんだなぁ…」
という暖かい気持ちになれる名文がいっぱいある。
しかしJAZZというのはやっぱり難しいw
JAZZと一口にいっても種類がいっぱいあって、それこそラグタイムからビッグバンドスタイルによるスウィング・ジャズ、ビバップ、ハード・バップ、モード、クール・ジャズ、フリー・ジャズ、からフュージョンまでと様々だ。
初心者にとってみたら「なんのこっちゃ?」という感じである。
(゜o゜; フュージョンってなんだ?
(*´∀`*) なんだ、知らねぇの?ドラゴンボールに出てくる「合体する」やつだよ?
違うよ!Σ(゚Д゚)
フュージョンっていうのは、ジャズを基調にロックやラテン音楽、R&B、電子音楽、などを融合(フューズ)させた音楽のことだよ!
この本に
ベジータは出てこないぞッ!
そんな様々な時代に活躍したJAZZの巨人たちの活躍を、本書は村上春樹氏の見事な文章と和田誠氏の可愛らしいイラストで丁寧に解説してくれる誠にJAZZ初心者にとっては有難い本なのである。
事実、わしはここから勉強してJAZZについての知識を深めたと言っていいだろう。
現代の音楽事情に満足できないアナタは、
是非「ポートレイト・イン・ジャズ」を手に取ってみてはいかがだろう?