ちわ!言わずと知れたジャズが好きな乱視の猛虎・おいさんだよ!
キミはジャズは好きかい?
嫌いじゃないぜ。
そこまで熱心には聴かねぇけど、まぁ好きな方かな。
ふん、そんなお前でもジャズの巨人・マイルス・デイヴィスくらいは知ってるだろう?
言わずと知れたジャズの「帝王」じゃねーか。
そうじゃ。
今回は恐れ多くもそんなジャズの皇帝マイルス・デイヴィスについて個人的な思いを込めながら初心者におすすめな楽曲を紹介していくぞ。
今回は初歩の初歩か。
マイルス・デイビス?誰それ?
マイルス・デューイ・デイヴィス三世(Miles Dewey Davis III, 1926年5月26日 - 1991年9月28日)は、アメリカ合衆国のジャズトランペット奏者。
アルバム『カインド・オブ・ブルー』『ビッチェズ・ブリュー』などで知られている。
日本には彼を「ジャズの帝王」、「モダン・ジャズの帝王」と呼ぶファンや評論家も多い。
クール・ジャズ、ハード・バップ、モード・ジャズ、エレクトリック・ジャズ、フュージョンなど、時代に応じて様々な音楽性を見せ、ジャズ界を牽引した。
いきなりJAZZの最高峰で申し訳ないが、要するにわしが好きなマイルス・デイヴィスを紹介したいだけなのであるw
好きと言ってもそんなに詳しい方ではない。
いわゆるオーディオマニアのようなゴリゴリのヘビーリスナーでもない。
単純に昨今のくだらないJ-POPに見切りをつけたわしは、大学生のころから趣味でぽちぽち聞き初めたJAZZの世界に、すっかり魅了されたという話である、
以前、マイルスについての自伝「マイルス・デイビス自叙伝〈1〉 (宝島社文庫)」を書評として記事でとりあげたことがある。
詳しいことはここでグダグダと語らないが、とにかくその本を読んで以来わしはすっかりマイルス・デイヴィスという男について知りたくなったのだ。
そこで色々な彼の曲を聞いてみて、今回はJAZZに興味のない初心者向けにそんなマイルス・デイビスの曲を6つほど、有名どころのものを紹介してみたい。
というわけで、みなさんもJAZZと聞いてあんまり肩肘はらずにリラックスした気持ちで、どうぞゆったりお楽しみください。
洋楽好きにはSpotifyがオススメ!
Miles DavisはSpotifyなどでも無料で聴くことができます。
海外サービスなだけあって日本の音楽アプリより洋楽が充実していますので、ぜひお試しください。
Bye Bye Blackbird
最近までインターネットラジオの「湘南ビーチFM」を聞いていたら、よくこの曲が流れていたw
なんか聞いたことのある曲だなぁ?と思いながら調べてみたら、以前PCの中に集めたマイルスのCDの中にちゃんとこの曲も入っていて、「あ、これマイルスの曲だったんだ!」と改めてまた気づき、慌ててちゃんと聞き返してみたりもしたわしだった。
ようするに所詮はわしもJAZZが好きだと言ってもそのレベルなのである。
曲自体は、いやぁホント良い曲である(*´∀`)
Milestones
もうね、なんというか誰でも一度はCMや何かのBGMで聞いたことがある名曲だね。
この少し早いテンポに爽やかなトランペットがイイ疾走感を生んでいるね。
聞きやすくて親しみやすい名曲。
ちなみに、Miles Davisは「マイルス・デイビス」と発音するのではなくて、本国では名詞の後につくsは「マイルズ・デイヴィズ」と濁点を濁らせて発音するのが正しいのだそうです。
ベーブ・ルースは「ベーブ・ルーズ」
ブルース(音楽のこと)は「ブルーズ」と言うんだそうな。
Two Bass Hit
疾走感がありながら、どこかとぼけた感じのするトランペットの掛け合いがわしは好きだね。
何度聞いても飽きない面白さがこの曲にはある。
マイルスの曲はなんでもそうなんだけど、彼のトランペットには聞きやすさの中に不思議な奥深さを備えていて、彼独特のサウンド(スタイル)があるんだよね。
もちろんJAZZの巨人たちはそれぞれそういった独自のスタイルをみんな持っているんだけど、あのJAZZの黄金期に他の巨匠たちに揉まれながら(例えばパーカーやディズなど)そういったスタイルを身につけていくことは尋常なことではないと思います。
本当に大変だったんだろうな(;´∀`)
So What
「だからなんだっ!?」(それがどうしたっ!?)
これがマイルスの口癖であったらしい。
マイルスは周囲の批判的な意見を言う連中によくこう言って黙らせたそうなw
実にマイルスらしいエピソードですね(*´ω`*)
マイルスはやはり「帝王」と呼ばれた男なだけあって、強烈な個性と巨大なエゴ(自我)を抱えた男であった。
彼のことを書いた自伝や、彼について語った文献を読んでいると、マイルス・デイビスは周囲の人間に結構ムチャクチャなことを言ったりしたりしているんですよね。それだけに周囲の人間や、彼をとり巻く人間関係とよく揉め事を起こしたのだろう。
そんな巨大なエゴを抱えながら生きた男が、自我を素晴らしい「JAZZ」という「音楽」に昇華させたその才能は、やはり素直にすげぇなぁと頷いてしまう。
羨ましいなぁ・・・と思いつつも、
わしがマイルスみたいな性格だったらあんな風に生きられないだろうなぁ…(;´∀`)
Straight, No Chaser
この曲にもなんだかマイルスの真っ直ぐで時に自己中心的な人間性が現れているような気がする。
「オレがやっているのは、ただマイルス・デイビスという音楽だ」
彼は生前、批評家たちの批判の的にされた時に、周囲の人間によくそういっていたようです。自分がやっているJAZZというものを通した「マイルス・デイビス」という音楽については、誰にも一言も文句は言わせない!
そんな確固とした彼の生き様が、ここにもマイルスという強烈な自我とともに垣間見れますねw
誰にも媚びない男
最後にマイルスの人柄を表す、ある有名なお話をご紹介しましょう。
マイルス・デイビスがホワイトハウスのディナーに招待された時、ロナルド・レーガン大統領夫人がマイルスのことを知らず、
「あなたは招待状に値するどのような事をしたのですか?」と聞いた。
するとマイルスは真顔で答えた。
「そうだな、俺は音楽が進むべき道を5、6回変えてやったのさ。で、あんたは大統領と『やった』以外に何をしたんだい?」
すごいなぁ。時の大統領夫人に面と向かってこんな口をきくとは…(;´∀`)
いかがでしたでしょうか?
これがマイルス・デイビスという男です。アナタにも彼の魅力は伝わったかな?
この特集で少しでも皆様にその魅力が伝わったのなら、もっと彼についての音楽に沢山触れてもらえればわしとしても幸いです。
ホントに、ちゃんと伝わっているのかな?(;´∀`)