ちわわ、ちわ~!おいさんだよ!
キミは岩手は好きかい?
岩手?
前回は確か青森だっただろ?
確か・・・
前回は青森の酸ヶ湯温泉にお世話になったのじゃが、突然の大雨で管理棟で一泊することになったのじゃ。
そうだった!
そして今回はそんな酸ヶ湯温泉から一夜を明けて岩手の小岩井農場を目指すぞ!
小岩井ってどこにあるんだよ?
それはこれから読んでいけばわかるのじゃ!
それでは今回はそんな岩手・小岩井を紹介していこう!
吉方旅行のルール
- その時期の自分にとっての吉方位に出かける。
- 前日どこに滞在していても、必ず「自宅」から吉方位を割り出す。
- 滞在期間は3泊4日以上(滞在期間が長いほど、効果アップ!)
- 移動距離は100km以上(移動距離も遠いほど、効果アップ!)
- 1泊目は必ず「22時30分」まで泊まるホテルや旅館の部屋に入る。
- 旅行中は毎日「お風呂」か「温泉」に入る
- 吉方位効果が出る時期は1・4・7・10・13の法則による。
- 吉方旅行の場合、旅行初めの月を1月目と数え、そこから4・7・10・13ヶ月に出てくる(引っ越しの場合は1・4・7・10・13年目に出てくる)
前回まではこちら
ゆるキャンの聖地でハピキャンに遭遇したよ!という話(*´ω`*)
-
【ドラキャン48】まさかの避難?!酸ヶ湯温泉で予想外の緊急事態?
続きを見る
さよなら、酸ヶ湯温泉キャンプ場
目を覚ました。
耳を済ませると昨日まで降り続いている雨が止んでいた。
どうやら雨は、夜の内に止んでいたらしい。
隣にいる自衛隊の人達も同じようにそんな空気感を読んだのかそれぞれ起き出し、自分も迷惑にならないように寝袋を畳んで、車に持って行く。
もう一度昨夜泊まった会議室に戻ってくると、自衛隊の方たちはもういそいそと部屋の掃除をしていた。
自分もお世話になった身である。せっかくなので掃除の手伝いをしようと申し出ると・・・
「あ。掃除は自分たちでやってきますんで、大丈夫ですよ!」
と言われてしまう。
いやいや…それでは申し訳ない。なのでせめて少しでもお手伝いができないかともう一度頼みこむのだが、
「いや、大丈夫、大丈夫です」
と自衛隊たちの方たちに固辞されて、結局掃除をすることができなかった。
大変申し訳ないと思いながらも、今日も実は旅の行程がかなり長帳場であることが予定されている。
今日も目的地まで9時間近い道程が予想されるのじゃ。
まぁむこうもいいって言ってるし、いいんじゃね?
一刻も早くここを離れたいし、手伝いもしたい気持ちは重々ありながらも、申し訳ないがお言葉に甘えてその場を後にさせてもらうことにする。
それにしても自衛隊の人たちってめっちゃいい人たちだったな。
おう。
掃除を申し入れたのに、丁重に断られて代わりにやってくれるというんだから、さすがに人間が出来ているわい。すごいのう。
車に乗り込み、峻険な峠道を下っていく。
ここらへんはさすがに標高が高いだけあって、朝の車中でもなかなか寒く、対向車もいない道をひたすら進んでいく。
景色は素晴らしかった。
昨日までの大雨が嘘のように晴れ渡り、遠くには太陽まで見える。
ここらへんは十和田湖も近くて、有名な温泉の宝庫だから、よければまた来てみたいなw
おう、今度は八甲田山を登ってみたいぞ。
小岩井農場
そんな峻険な山並みを超え、岩手に入ってからまた今度は緩やかな丘陵地帯を進んでいく。
すると段々と周りの景色は牧草地のような景観に少しずつ覆われはじめ、遠くには岩手の文豪・宮沢賢治が読んだ岩手山が見えてきた。
車が到着した。
周りはほのかに薄暗く周囲に余計なものがない駐車場に、である。
ここが本日の目的地・小岩井農場じゃ!
目的地って農場だったんか⁉
そうじゃ!
ちょうどあそこに何やら売店みたいなのが見えるから、ちょっとなんか食べるもんでも探して見てみよう。
園外ショップ&フード
小岩井農場の入場ゲートから少し離れたその場所に、何故か忽然とその売店はあった。
見るとおみやげ屋兼カフェになっているらしく、ここで小岩井農場で採れた新鮮な牛乳などを使ったスイーツなどが食べられるようだ。
どうやらここでなにか農場でとれたスイーツが食えるようじゃ。
ポポポ!
ポコたんが喜んでいるよお!
さっきまで車ん中で寝てたのに、現金なやつだ。
中に入るとそこはやはり小岩井農場で採れた牛乳やチーズ・バターなどを使ったスイーツが所狭しと並べられていて、目移りしてしまいそうなほどに魅力的な商品のラインナップが並んでいた。
レジ前にはバターケーキやガトーショコラが売っている。
あるコーナーの一角に立ち寄るととても魅力的なカステラが売っているのに目についた。
このカステラ、うまそうじゃのう?
一つ買っていこうか、たぬき。
ポポポ!
あちらは岩手の特産を使ったチップスや佃煮系のものが並んでいる。
そして南部鉄器を模したストラップなども売っていて、これはオカンに喜ばれそうな一品である。
さて、家族へのおみやげを買うと、外に出てカフェで何か買ってみることにした。
吾輩が今回この小岩井で買ったのはこちら!
小岩井の一杯
こちらが本日の朝ご飯である。
おい、このカステラ。
さっき買ったのもう食うのか?
おみやげなくなっちゃうでしゅ。
いやいや、これはちがう。
今回飲むのはこちら。
え?
この小岩井農場の牛乳一杯である。
これが本日の朝ご飯なのじゃ。
・・・・・・・おい、
こりはゴハンではないでしゅ。
ポコたん・・・・・・
ポポポ〜〜〜・・・
こんなもんが朝メシって・・・
バカモノォーーーーー!
小岩井農場の低温殺菌牛乳はなあ!ここでしか味わえない生乳本来の味を味わえる最高品質の牛乳なんじゃぞ!
その品質故にお持ち帰りや発送ができないから、間違いなく小岩井を代表する最高の一品をここで味わうことに意味はあるのじゃ!
さて、朝飯代わりの牛乳の飲んだところで、さっそく小岩井農場の中へ入ってみることにしよう。
住所 | 〒020-0507 岩手県岩手郡雫石町丸谷地36−1 |
入場料 | 大人800円 / 子供300円 |
営業期間 | 4月13日 ~ 10月中旬(グリーンシーズン) 9:00 ~ 17:30 7月13日 ~ 15日(KOIWAI NIGHT FARM) 9:00 ~ 20:30 |
問い合わせ | 0196924321 |
ホームページ | https://www.koiwai.co.jp/makiba/ |
単なる農場なのに入場料が800円とはなかなかの値段を取る小岩井なのだが、一体この先にどんな景色が広がっているのだろうか?
と、期待に胸を躍らせて見てみるも・・・
これが小岩井農場の園内じゃな。
なんか、思っていたのと違う・・・
意外とテーマパーク化されているな。
広大な園内には何やら学生たちの声で賑わっており、朝も早いというのに多くの人で詰めかけていた。
あそこに何かあるぞ!
なんでしゅか!こりは?
これは周遊バスだな。
もうもう号って書いてあるぜ?
なんか園内は広々として、一体どこをめぐり歩けばいいのか迷ってしまう敷地内である。
しかもこの日は何やらしっかりとした学生服を着た、品の良さそうな子どもたちが大勢詰めかけていて、修学旅行なのかなにやら楽しげに園内を歩きつつ、フードコートでラーメンを食べたりしている。
なんか学生が多いな。
どこかの中学生かのう?
どことなく身なりに品があってもしかしたら私立の修学旅行に鉢合わせたのかもしれんぞ?
ひとがおおいでしゅ。
なにやらあちらのエリアに羊がいるみたいなので、せっかく農場に来たのだから羊の顔でも拝んでいくことにしよう。
メェメェに会いにいくのじゃ。
メェメェって・・・
ポポポ。
ポコたんはノリノリだよお・・・
ひつじエリア
さて、羊は一体どこにいるのかしら?
と辺りをキョロキョロ見回していたら、目についた看板にはひつじエリアがあることが見て取れた。
ふ〜ん、なるほどあっちに羊さんがいるのね。とテクテクと歩いていったら、
なんじゃありゃ?
なんかでけぇネットがあるぞ?
銀河ゴロゴロネットと書かれた看板が近くに置いてあるところを見るに、
どうやらここに寝転がって天気の良い日には青空を見上げることができるようだ。
しかしこの日はなんか曇っているから、あんまり寝転がる気分にはならないのう。
まぁな。
この辺りは肥沃な大地がちゃんと人の手によって手入れされているようで、土質がどうやら以前北海道で訪れた築拓キャンプ場に近いかんじが見て取れる。
さて、そんなことよりも肝心の羊は・・・というと、
あ!・・・・・・あれ!
お!
広大な牧の囲まれた部分に奴らはいた・・・!
見ろ!羊じゃ!
羊さんじゃ!
わぁ〜!
岩手山をバックに羊が美味しそうになにやら草をハムハムとのんびり食べている。
その姿は正に平和そのものw
羊さんがいっぱいいて、美味しそうじゃのう。
食う気マンマンなのかよ!
せっかくなので岩手山をバックに記念にパシャリw
岩手山のお膝元で雄大な自然に抱かれて育つ羊のなんと幸せそうなことw
張り巡らされた柵は道のように続いているので、その道順をゆっくりと迂回しながら歩いていく。
しばらくすると何やら小屋のようなものが見えてきた。
ふう・・・けっこう人が歩いてたな。
・・・ちかれた。
アレは何かのう?
よく見ると馬に乗れる乗馬コースのようなアクティビティを体験させてくれる場所のようだ。
しかし・・・・・・
なんか小さい馬ばっかだぞ?
あんまり興味がわかなかったので、園内を少し戻って少し施設の中を覗いてみよう。
あそこにある長い施設はなんじゃろうなあ?
行ってみるのじゃ!
小岩井農場重要文化財ギャラリー
ここは小岩井農場の歴史を綴った「小岩井農場重要文化財ギャラリー」
小岩井農場の歴史をたどることができるんじゃのう。
見てぇ!
おっきなきがあるでしゅ。
でかい丸太が置いてあるのう!
小岩井農場開拓の歴史とアーカイブ映像
展示物を順路に沿って見ていこう。
小岩井と一言に言っても実は様々な地区に分かれていて、それぞれに歴史があることが見てとれる。
江戸から明治にかけて小岩井が切り開かれた当時の様子じゃな。
こんな古い写真があるんだな。
こちらは下丸地区。
当時の写真を見ると当然だがここらへんにはなんにもない風景が広がっていたのがよく分かる。
こっちは中丸地区。
当時の暮らしぶりがよくわかる。
岩崎久彌ストーリー
建物中央にらへんまで歩いていくと、何やら初老の男性の大きなパネルが目に入った。
おい、こいつらは誰だ?
ああ、この三人はな、この地に小岩井農場をはじめた創業者三名じゃ
三人?
三人も創始者がいるのか?
日本という国は明治維新以降、富国強兵の為に急速な近代化を推し進めてきたのじゃ。
当時の世界情勢故に仕方なかったとはいえ、岩崎弥之助は過去からあった自然などを破壊して鉄道事業や道路の敷設などの急速な近代化を推し進めることに疑問を持っていた。
そこで岩崎弥之助はせめて少しでもこの自然を後世に残そうと当時の名士たちと相談して、この岩手に農場を作ることにしたのじゃ。
へぇ、そんなことがあったんか。
そしてなぜこの場所が「小岩井」と言うかというとだな、
岩崎弥之助の志を共鳴する三名士「小野義眞」「岩崎弥之助」「井上勝」の頭文字を取って「小岩井」と名付けたのじゃ。
こちらは当時植林したのであろう杉の木のパネルが展示されていて、
小岩井農場の当時の施設の解説も展示されている。
このミニチュアは?
当時の小岩井農場の施設じゃな。
あとこのような丘を利用した倉?のミニチュアも展示されていた。
小岩井で採れたチーズとかを貯蔵してたのかのう?
アドベンチャーシアター
ヘリテージウォール
こりゃなんだ?
なんか書いてあるのう?
しばらく壁の前で待っていると、ヘリテージウォールと呼ばれる壁がなにやら光輝き出した。
手をかざしてくださいって書いてあるぞ?
かざしてみるのじゃ。
すると何やらカラフルな色彩に溢れた画面が展開した。
うわっ!
なんだこれ?!
これは多分プロジェクションマッピングじゃ。
最新のテクノロジーを使った展示なんて、豪勢じゃのう。
キラキラ光っている画面をタッチするとその施設などの説明を表示させてくれるユニークな展示方法であった。
まきばの天文館
さて、そんな記念館的な場所で歴史を勉強したあとはまきばの天文館というとことにやってきた。
あれ?
でも開いてないな?
仕方ない。
辺りを散策しよう。
まきばのホール。
ここでは羊毛を使ったクラフト体験ができる施設になっているようだ。
少し周りを散策していると眼の前に「100年の森号」という名前のバス?が停まっていた。
これも無料で乗れるんかのう?
さすがに金は払うだろ。
あとその他にもここは休めるところなのだろうか?
変な形をしたテントが張ってあってそこの下には何やら椅子が沢山置かれていたりもした。
園内の広大な芝生をバックにパシャリw
ご覧の通り園内は広々としていて、ここでサッカーでできそうなくらいに広い芝生が張り巡らされている。
しかし周りにはなんにもないのうw
意外とアトラクションみたいなのはないんだな、やっぱり。
そんな広い園内をトコトコ一人で歩いていく。
遠くからは学生の楽しそうな声が聞こえてくる。
あれなあに?
なんかのオブジェじゃろう。
近づいてみるとなにやら冬のイルミネーションに使われるようなツリーが飾ってあった。
記念にパシャリw
入口からちょうど真反対のところにやってきた。
こうしてみるとなんにもないんだな。
これが小岩井農場・・・か?
・・・なんか、想像してたのとちょっと違うな。
もっと牧場っぽいものを期待してたのに。
ウシさんがどこにもいないでしゅ。
確かに・・・
アレだけバターだ牛乳だって売ってたんだから、どこかにはいるんだよ、きっと。
まぁ他にもなにかあるだろうというところで、また記念にパシャリw
お!やっとあっちになんか見えるぞ?
ようやく建物が見えてきたな、行ってみるべ。
ミルク館
小岩井ミルク館と書かれた場所にやってきた。
ここはなんだ?
たぶん牛乳を使った製品の加工工程を見れるんじゃろう。
それにしてもこの洋風ながらもどこか古びたこの建物がとても趣を感じさせる良い造りである。
なんとな~く見た目がいいのう。
ウシさんがかわいいでしゅ
建物の周りもプランターに植栽がされていて、お客さんを地味に楽しませる造りになっている。
目の前にはウシさんがw
きっと美味い乳をしぼってここまで運んできてくれたのだろう。
中に入って見ると、どうやらここでは毎日低温殺菌牛乳を使ったバター作り教室が行われているらしい。
うわっ!
こんなとこにも!
等身大の牛フィギュアじゃのう。
どこまでもウシさんがいるのじゃ。
後ろのパネルには小岩井農場の牛作りの理念の説明がパネルになって貼られている。
そして小さな窓から中の乳製品の加工工程を見学できるようになっていた。
へぇ、こうやって作ってんだな。
改めて見るとおもしろいのう。
さて、そんなこんなで、
さらに探索を進めていこう。
道の端っこにはこのような当時使われていたのであろう、馬車のようなものがさり気なく展示されていたりもした。
これも実際に昔使っていたものなんじゃろうなあ・・・
炭火焼BBQガーデン
更に進むとなんとBBQができるカーデンが!
ここでは岩手産の新鮮な野菜とともに小岩井農場で育った牛が食べられるという!
しかし今回は予算がないのでBBQはパスじゃ。
ポポポ〜!
代わりに隣にあるカフェでソフトクリームでも買おうか。
わ~~~い!
ポポポ〜〜〜〜〜!
・・・・・・たぬきがマジで涙流して喜んでいるぞ。
そして園内の外にはこのようなこじんまりとした牧場の鐘が置かれている。
これで昼の合図でも出すんかのう?
さあ?
今でも使えんのかな?これ。
向こうにもなんかあるのう?
なんなんじゃろうな?
山麓館
そろそろ園内を一周するのでまたしても入口近くにある別のおみやげショップに行ってみよう。
シッコ!吾輩はシッコに行きたいのじゃ!
しょうがねえなあ!
中には先程のおみやげ屋とはまた違う、こちらはどちらかと言うと小岩井というよりも、より岩手中心の特産品を売っているようなラインナップであった。
ぬいぐるみがかわええのう。
羊さんがほしいでしゅ。
トイレ近くの掲示板にはこのように小岩井農場の全体図を示すようなポスターが飾られていた。
さて、ざっと回ってみたが、まあこんなもんか。といった感じなのじゃ。
え?もうこれで終わり?
おい、案外なんにもないとこじゃねえか。
どうなってんだよ。
あっちにあるのはなんでしゅか?
ん?
どれじゃ?
Map
まきば園エリアへ
じつはこの小岩井農場。
もう一つこれ以外にもエリアが分けられているのである。
園内の左手にある細い道を歩いた先に、何やら先程までのテーマパーク然とした雰囲気からガラッと変わった道のりが続いている。
なんか、ここは急にまた雰囲気が変わったのう。
おい、これって・・・・・
次回に続く。