ちわわ、ちわ~!おいさんだよ!
は〜るばるきたで、函館ぇ〜♪
なんだよ旧に出だしで歌いだして!
今日は函館に向かうのじゃ。
はこだて?
函館ってあの有名な函館か?
そうじゃ!
その有名な函館じゃ!今日で北海道でのキャンプの日々は終わり、我らは一路函館を目指すのじゃ!
今日でもう北海道も終わりかぁ……
そういえばここまでずいぶん長いこと旅をしてきたなあ・・・
それでは今回で最後になる函館の魅力を前後編に分けて紹介していこう!
吉方旅行のルール
- その時期の自分にとっての吉方位に出かける。
- 前日どこに滞在していても、必ず「自宅」から吉方位を割り出す。
- 滞在期間は3泊4日以上(滞在期間が長いほど、効果アップ!)
- 移動距離は100km以上(移動距離も遠いほど、効果アップ!)
- 1泊目は必ず「22時30分」まで泊まるホテルや旅館の部屋に入る。
- 旅行中は毎日「お風呂」か「温泉」に入る
前回まではこちら
五色温泉に入ったよ!という話(*´ω`*)
-
【ドラキャン44】まさかの名湯!本州ではお目にかかれない北海道の名湯・五色温泉!
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さようならニセコ。そして最後の函館へ
ニセコ最後の夜が明けた。
あまり騒がしいキャンプ場ではないのに、なんとなく早く起きてしまった。
なので、一人トイレに向かいつつ、まだ誰も起きてないキャンプ場を散策する。
遠くに言えるニセコ連山の頭頂部に日が差して谷間になっているキャンプ場に少しずつ明るさが立ち込めていくだろう。
しかし、ここらへんの周囲が完全に明るくなるまで待っては居られない。
北海道キャンプ最終日の今日はもう、ここから函館まで向かい、最後に楽しみにしていた函館観光を満喫する気でいたのだ。
まだ誰も起きていないキャンプ場で足早に朝食を済ませ、周囲に音が響かないように気をつけながら片付けた荷物を車がある駐車場まで持っていく。
もう一つトイレがあればいいのにな、と思ったキャンプ場なのだが、今まで北海道で泊まったキャンプ場の中でもけっこう値段的にも場所的にも満足のいくキャンプ場ではあった。
安いし、近くに温泉もあるからとても良いキャンプ場であったな!
ただ山の上の標高が高い場所ににあるから、周囲に買い出しに行く場所や観光する場所がないのが残念だけどな。
Map
大沼公園
ニセコから車で3時間。
途中、道の駅でトイレ休憩を挟みながら運転してやっと大沼公園にやってきた。
ここには何があるんだ?
ガイドブックによるとなにやら大きな沼があるらしいのう。
沼ぁ?
んなもん見たってしょうがないだろう!
せっかくなので歩いてみる。
遠くには貸しボートなどもあるらしく、ここ大沼公園にはいろんなアクティビティがあるようだ。
住所 | 〒041-1354 北海道亀田郡七飯町 |
入場料 | 無料 |
受付時間 | 年中無休 |
問い合わせ | 0138479439 |
ホームページ | http://onumakouen.com/ |
この大沼には「大沼・小沼湖畔遊歩道」というのが備わっていて、大沼をめぐる「大島の路」「森の小路」「島巡りの路」「夕陽の道」の自然散策コースが整備されているのじゃ。
へえ、ここらへん歩けるのか。
ぐるっと1周する島巡りの道は所要約50分。それ以外は15分から25分と気軽に歩けるそうじゃ
今回は申し訳ないのだが、時間がないのでここで写真だけを撮らせてもらうだけにしよう。
ああいった島を巡る遊歩道を散策するのも楽しそうなのだが、今回は残念ながら函館市街をたくさん観光する道をとりたい。
記念にパシャリw
せっかく来たんだから、ちょっと歩いていこう。
まあ休憩がてら散策するか。
千の風になって
一応、来たので湖畔の遊歩道を少しだけ歩いてみることにする。
貸しボートなど面白そうなものがたくさんあるのだが、ここは我慢。
ここらへんはめっちゃ藻が浮いているのう。
汚えな。
やはり沼というだけあって、水の循環が悪い場所もあるようじゃ。
そして大沼公園といえば有名な場所がここ。
この大沼はなんとあの名曲「千の風になって」が誕生した地でもあるようじゃ。
へぇ、そうなんか!
この汚え湖畔がなんで名曲の誕生地なんだよ?
汚いゆうな!
よく知らんが、どうやら「千の風になって」は作家の新井満氏が北海道・七飯町の大沼湖畔の森の中で生み出したようじゃ。
……ここらへんを散策氏ている時に詩を思いついたのかのう?
この日は最後の北海道キャンプなのだが、翌日の青森でのキャンプ地には買い出しできるような場所がなさそうなので、溜まった洗濯物などをコインランドリーに出しつつ、周囲のスーパーに言って買い出しをする。
こうしたことに時間が取られるのが歯がゆいのう。
しかし、これをしとかないと明日自分たちが困ることになるのじゃ。
早く函館に行って観光したいのに面倒だよな。
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五稜郭タワー
用事を済ませてバタバタしている中、ようやく五稜郭タワーにやってきた。
でっかいなあ!
いきなり高い塔が現れたな。
住所 | 〒040-0001 北海道函館市五稜郭町43−9 |
入場料 | 小学生500円/中高生750円/大人1000円 |
受付時間 | 9:00〜18:00 (展望チケット販売終了時間 17:50) |
営業期間 | 年中無休 |
問い合わせ | 0138514785 |
ホームページ | https://www.goryokaku-tower.co.jp/ |
それにしてもどーでもいいけど、ここらへんの駐車場って高いのな。
どこもちょっと停めるだけなのに400円以上してびっくりしたわ!
この五稜郭タワーも入場料が900円(当時)だもんな。
やっぱ大自然の中から観光地に来ると金がかかるんだな。
入口から入ってまず驚いた。
おい、土方歳三がいるぞ!
こっちは「ゴールデンカムイ」のキャラがいるぜ?
五稜郭タワーの中は意外なほどキレイでモダンな作りになっていた。
そしてガラス張りの館内には何やら巨大な錦絵が貼ってあり、
その裏側が展望台に向かうためのチケット売り場になっている。
ここで900円払うんだな。
うう・・・・・・
今日はまだ行くとこがあるのに、高いのう。
展望台行きのエレベータの横にはこのようなポスターが。
そしてその上には日本各地のタワーの情報が展示されていた。
日本にはこれだけタワーがあるんじゃのう。
見たことがある塔がいくつかあるぜ。
展望フロア
展望フロアにやってきた。
展望フロアは人がごった返していて、大勢のお客さんが詰めかけていた。
所々ガラスケースに入ったミニチュアが当時の幕末の動乱の様子を伝えてくれている。
いろんな人がいるね。
幕末に活躍した人々の歴史を事細かく展示しているんじゃのう。
普通のタワーだったら展望台があるだけで終わりなんじゃが、ここは五稜郭が近くにあるから歴史を深く掘り下げるような展示をしているんだろうな。
五稜郭の済にはそれぞれ名前が付いているんじゃな。
五稜郭って元は要塞だったんだろ?
その他にもこの北海道を開拓するのに尽力した人々の紹介や、
土方歳三などの有名な人物もちゃんと事細かに説明している。
こっちは組織図じゃな。
こんなもんまであるのかよ。
見ているだけで飽きないのだが、
残念ながら今日は時間がないので、ゆっくりと見て回ることはできない。
五稜郭とそれに関わる歴史上の人物の物語がたくさん展示されている。
全部読んでいくと大変な時間がかかるのう。
まぁ、気になるけどあんまりのんびりしていられないぞ?
展望台の方へ目を向けると、北海道の景色が目の前に広がっていた。
見ろ、これが函館の景色じゃ!
海が広がっているな。
向こうは青森なのか?
こちら側が先程通ってきた道だ。
あそこらへんの港は明日、船に乗るフェリー乗り場周辺かしら?
周りをぐるっと歩いているとミニチュアの歴史人形がいくつか現れる。
当時はいろいろ大変だったんじゃな。
ミニチュアが激戦の様子を伝えてくれているぜ。
反対側を回ってみると、本日のメイン。
五稜郭が姿を表した。
おおおーーーーーー!
すごいでしゅ!
すごーい!
これが五稜郭じゃ!
五稜郭のお掘りやその周りの函館の街並みが見渡せる。
こちらにも上を見るとどこに何があるのか案内がちゃんと掲げられていた。
あの丸ぁるい施設はなんだろう?
そして足元にはさっき停めた駐車場が。
最上階から一つ下に下ると五稜郭のミニチュアが展示されていた。
五稜郭って誰が作ったの?
武田斐三郎(たけだあやさぶろう)という者が作ったのじゃ。
しばらく歩いていると、遠くに何やら見たことのある像が。
土方じゃ!
土方歳三じゃ!
ほお、これが。
五稜郭内に土方歳三の像が置かれているようだ。
パネルがあったので記念にパシャリw
そしてまたしても星型の要塞の姿が拝めるのだった。
こうしてみると函館がいかにでかい町かよくわかる。
意外と高いマンションやビルなども乱立しているのであった。
さて、人通り見たので下にいこう!
おう。
アトリウム
一階に降りてきた。
一階には全天候型の明るい広場(アトリウム)がある。ここを歩いて、おみやげ屋にいこう。
途中、歩いていると何やら車輪のついた大八車がたくさん並んでいた。
これは?
当時の大砲じゃな。
これを使って函館戦争を戦ったのじゃ。
ん?あっちにも何かあるぞ?
ここにも土方歳三の像か。
今度は立像じゃな。
……なんかカッコつけた像なのじゃ。
しっかり土方歳三の辞世の句も飾ってあったりする。
こういうタワーって意外と古めかしい建物だったりすることが多いのに、
途中オシャレなレストランもあり、
明るいアトリウムが美しい、とてもしっかりとしたオシャレな空間になっている。
そしてここがおみやげコーナー。
おみやげもかなり充実していて、どれもおしゃれで宗谷岬よりも欲しいものが揃っていた。
今日が北海道最終日なので家族へのおみやげを大量購入する。
キーホルダーやステッカー、マグネットなどを買うのじゃ。
お菓子とか食い物系はどうすんだ?
乾燥したクッキーとかはここで買って、生っぽいものは次の場所で買うのじゃ!
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五稜郭跡
さて、次にいよいよ五稜郭内部を巡ることにする。
キミは五稜郭がなぜこのような形をしているか知っているだろうか?
このような特徴的な星型の形を稜堡式という。
このヨーロッパで生まれた稜堡式は小銃を打ち合う近代戦の防御に特化しているとされ、その特徴的な星型は迎撃の死角をなくすために生まれたとされるのじゃ。
ほう。
攻めてきた敵には2つの稜堡から攻撃し、さらに星型の凹部に半月堡(はんげつほ)を造ることで稜堡間の距離を短くして防御力を高めたという。
ちなみにこの五稜郭内部は自由に開放されているので、お金を払わずに散策することができるのだ。。
・・・なんか、普通の広い公園ってかんじだな。
いまわしらがいるここが五稜郭の中でも一つだけ外側に突き出した半月堡(はんげつほ)と呼ばれる場所じゃ。
稜堡の死角を補い、場内の出撃を直接見せないように造られたんじゃが、初めは5つ作る予定だったのを財政難から結局一つになったそうじゃ。
堀と堀の間はこれだけ広く、これは容易に城内へ渡るのを防ぐためだ。
対岸には今では船などが止めてあったりする。これを使って堀の管理でもしているのだろう。
遠くに見えるタワーを背にパシャリw
五稜郭の土塁の構造。
土塁は城壁が見えない高さに築かれた。稜堡式の城では砲弾の威力を吸収するためあえて柔らかい土塁が用いられた。
こんなふうになっているんだね。
土塁の構造がどうなっているかなんて普通は見れないものなあ。
で、しばらく歩くとあちらに何か見えてきた。
これが五稜郭の内部にある函館奉行所である。
赤瓦の上に一つだけ飛び出た太鼓櫓が出ているのう。
あそこで定刻を知らせる太鼓が叩かれたのと城内の見張り櫓として建てられたのじゃが、あれがあるおかげで城外からあそこを目印に大砲で狙われて、ガンガン砲弾が落ちてきたそうじゃ。
ちなみに江戸末期から明治初期まで使われていたらしいのう。
へぇ、ここ入れるのか?
ここに入るには入場料がいるのじゃ。
なので、今回は時間もないことだし、パスパス。
せっかくだけど、今回ここはパスすることにしよう。
そして隣には何故か不自然なくらい広い場所が。
それにしても普通のお城の堀の中に高い松の木が植わっているということはほとんどないのだが、
ここ五稜郭には高い松の木が乱立している。
ちなみにこの松は城内の目隠しだったようじゃな。
だけど建設当初は松が育ってなかったらしく、その役目を果たさなかったらしい。
へぇ、それが今じゃこうして立派な松に育ったってわけか。
なんとも皮肉だなあ。
で、こちらがこの五稜郭を作った武田斐三郎先生。
そしてこちらが円筒形歴史展示場である。
なんか急に出てきたのう。
この明治維新に関わりのある人間たちの歴史が展示されているんだな。