ちわわ、ちわ~!おいさんだよ!
キミは知床は好きかい?
今回は前回に引き続き知床五湖へ向かうのか。
そうじゃ!
前回は知床自然センターに一時雨宿りのために立ち寄ったけど、今回はいよいよその知床五湖に向かうぞ!
正午近くには雨が上がるって予報だったもんな。
で、肝心の知床五湖にはクマが普通に出るんだろう?
それでは実際にどうなったか?
これから語っていくことにしよう!
吉方旅行のルール
- その時期の自分にとっての吉方位に出かける。
- 前日どこに滞在していても、必ず「自宅」から吉方位を割り出す。
- 滞在期間は3泊4日以上(滞在期間が長いほど、効果アップ!)
- 移動距離は100km以上(移動距離も遠いほど、効果アップ!)
- 1泊目は必ず「22時30分」まで泊まるホテルや旅館の部屋に入る。
- 旅行中は毎日「お風呂」か「温泉」に入る
前回まではこちら
知床自然センターに行ったよ!という話(*´ω`*)
-
【ドラキャン25】ヒグマ大量出没?!知床自然センターで知った驚愕の事実!
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クマの聖地・知床五湖へ
雨は土砂降りである。
知床自然センターについて早4時間。
お天気アプリの予報は正午にかけて晴れてくるとの予報を信じて待っていたのだが・・・
どういうことだよ?
めっちゃ降ってんじゃん。
んん・・・
アプリだと晴れるって言ってたんだけどな。
ここまで来てボーッとしていてもしょうがないので道道93号を走って、知床五湖にたどり着いた。
駐車代500円を払って、意を決して知床五湖の地上遊歩道をまわる決心をする。
これが知床五湖をまわるコース。
地上遊歩道をまわる大ループと高架木道をまわる小ループの2つがあるようだ。
つまり大ループを利用するためには目の前の小屋で申請が必要ってことか。
そうじゃ。
手前に見えるフィールドハウスを起点に、右手に分かれた道が地上遊歩道。
これ進んで一時間半ほどで帰ってくるのじゃ。
大ループの方が五湖全部見れるってことか。
こうしてみるとそんなにキョリが無さそうだけど、意外と歩くんだな。
ぬかるんだ道を行くから心配な人は窓口で長靴をレンタルした方がいいじゃろうな。
さて、フィールドハウスで入場の手続きをしよう。
入場料250円払うと中に入ることができるぞ!
それで今からレクチャーかよ?
一体どんなことをするんだ?
どうやら熊の生体に関するビデオを見るらしいのじゃ。
レクチャーが終わるとこのようなレク終了の認定証を貰える。
わしが受けたレクチャーは6人くらいだったので、その6人ほどで出発することになった。
大ループ3kmか・・・
結構あるな。
五湖まで0.6kmだってよ。
・・・お、気づいたら雨上がってんじゃん!
さっそく歩いていこうぜ。
・・・こ、コワいでしゅ
クマが出るかもしれないよお?
ポポポ〜・・・
パーっと行って、サーッと帰ってくれば大丈夫じゃ!
さ、とっとと覚悟を決めて行くぞ!
五湖
鬱蒼とした道を歩いていく。
午前中はさっきまでずっとひどい雨が降っていたので、未だにそこら中にぬかるみが残る。
この水たまりを避けていくのが・・・
いがいとツライでしゅ。
行く道にはこのように大木が倒れていたりもする。
下にはクマの餌になるというドングリが・・・
おい、
これは・・・・・・
さっきレクチャーで係員さんに教えられたのう。
「今年はクマの餌になるどんぐりが豊富でよく餌を取りにここらへんに表れる」って・・・
たぬきよ、これがクマのエサじゃ。
ポ、ポポポ〜・・・
そしてあそこには、クマが引っ掻いたような皮が剥がれた不自然な木が・・・
ひょっとして・・・今日もいるんじゃないのだろうか?
この森には・・・
・・・こ、コワいでしゅ。
嫌な予感に襲われながらも、ひたすら道を歩いて行くことにする。
道は途中しっかりとした木道が整備されていて歩きやすいところもあり、
大昔に歩いた尾瀬を彷彿とさせる道である。
ただちょっと滑りやすいのが難点だな。
おう、つるつるしてて危ねえよ。
道はどこまでも奥に続いていく。
ここまでずっと森はシ〜ンと静かでクマの気配はない。
道なりも少し傾斜がかかってきた。
そんな斜面を抜けるとようやく雑木林の間から湖が垣間見える。
着いた!
ここが知床五湖の最初の湖、五湖じゃ!
立ち止まってあたりに耳をすませてみると…まわりはなんの音も聞こえない。
これが五湖か・・・
意外と小さいんだね。
さあ、さっさと次へ進もう。
四湖
さて、あんまりボーッとしていたらクマにやられそうなので、キビキビ歩くことにしよう。
道を歩くたびにだんだんあたりの森は鬱蒼としてくる。
四湖の手前には朽ちた木と小さな水たまりのような場所が先に現れた。
そしてここが四湖じゃ。
イガイとちかいんでしゅね。
そして先程の五湖に比べてだいぶ大きい。
こちらもさっきの場所に負けず劣らずシーンとしている。
パノラマで見るとこんなかんじ。
雨が上がってよかったな。
おかげで遠くも見渡せるぜ。
この時間帯は本当に雨が止んでくれたことに感謝じゃ。
先程の湖に比べるとだいぶ大きい四湖に思わず見とれてしまう。
さて、次の湖を目指そう。
ぼやぼやしているとクマと出くわしてしまうかもしれないし・・・
は、はやくこの森を抜けるのじゃ。
お、おう。
なんか観光に来たのにあんまり長居はしたくないよな。
三湖
次の三湖でようやく真ん中というところなのだが一体どういうところなのだろう?
道はまだ続くので急いで向かおう。
すると途中小川のようなせせらぎに出くわした。
なんかここらへんは水があるな。
湖に流れ込んでいるのかのう?
せっかくなのでここでパシャリ。
小川というのか沼というのか・・・
ここらへんは橋をまたいで水源が湧き出しているような場所である。
この川の水をクマも飲みにくるのだろうか?
しばらく歩くと不自然に曲がる木の幹と遭遇した。
これって・・・
き、気のせい気のせい。
きっと自然に曲がったんだろ。
ここはまたしても少し小高いワインディングになっていて、少し登るのに時間がかかる。
な、なんか木が倒れまくってるぞ?
台風かなんかかのう?
木道はどんどん続くのでさっさと歩いていく。
ここらへんは石が積んである場所が多く苔と土で滑りやすくなっている。
辺りはクマザサが生い茂っている場所が続いている。
ふと木の茂みの麓を見ると・・・
あ!
キノコでしゅ!
湿気がすごいからこうして小さなキノコが生えるんじゃな。
そして三湖も目の前というところで・・・
ん?
なんだこれは?
これって落雷かなんかか?
でも周りは別に焦げてないもんな。
普通はこんな木の倒れ方しないもんな。
ひょっとして・・・クマ、
みなまで言うな!
コワいから!!
そして歩くことしばらくでようやく湖が見えてきた。
木々の間からチラ見できる湖は普通の湖というかんじ。
こうして見ると普通の湖じゃな。
あっちから見たらすげえんじゃね?
湖を横にまわるとクマザサがいーっぱい生い茂っている。
現在地はこんなかんじ。
少し踏みだして湖面を見ると、
静寂の中に水面が静かに風でゆらいでいる。
せっかくなので記念にパシャリ。
ここには心配していたクマもおらず、本当に静か。
湖面は水面がずっと風でそよいでいる。
雨が止んでいるので苔むした岩がキレイだ。
少し横道にそれると目の前には鏡のような湖面が。
水草がここからでも見れるな。
水質がやはり澄んでいるのじゃろうなあ。
この三湖は今までの中で一番広い湖であった。
キレイなとこだな。
知床五湖って。
じゃな。
・・・・・・来てよかったな。
水面には奥に見える山がそのまま反射して写っている。
湖面の真ん中にはポッカリと島が一つ浮いている。
奥に見えるハスの葉みたいなものがキレイだ。
せっかくなので三湖の立て札の前でパシャリ。
こんなところに本当にクマなんかいるのかしら?
と思うほどキレイな湖だった。
キレイじゃのう。
キレイな湖だな。
・・・でもまだあと2つあるんだろ?
二湖
さて、三湖から二湖まではすぐ近くなので張り切って歩いていこう。
木道の途中にはこのような流木がたくさん溜まった小川に出会うことができた。
そしてここらへんが二湖。
せっかくなのでここでもパシャリ。
キレイな湖である。
この二湖はもう一つ看板があるフォトスポットがあるのでそこらへんまで歩いてみよう。
ここからの景色の方がキレイじゃな。
湖の近くまで近づける木道がしっかり整備されてるんだな。
この二湖は五湖の中でも最大の規模を誇るようだ。
ここでもイェーイ!と写真を撮る。
この五湖の中で個人的に一番キレイだと思った湖であった。
ここまではクマは出ないな。
一湖
さて、いよいよ一湖である。
ここを突破すれば後は安全な高架木道を歩くことができる。
慎重に辺りにクマが出没していないか確認して・・・
うっ・・・
あれは?!
ただの腐った木だろ?
・・・もしかしたらクマが倒したものかもしれないがな。
そんなこんなでようやく一湖にやってきた。
ここが一湖。
・・・ゴールはもうすぐじゃ。
やっとかよ・・・
ここまで長かったでしゅ。
ここ一湖は先程の二湖に比べると規模は小さい。
しかし眼前に開けた風景はとても広く感じられる。
周りに高い木々がないからだろうか?
澄み渡る空気はどこまでもキレイである。
ここがクマの住処だってんだからなぁ・・・
クマもこんなところなら住んでて嬉しいじゃろう。
奥に広がっって行く雲と水面の美しさがなんとも言えない。
奥に木道の柵が見えるが、あそこからもこの湖が見えるのだろう。
せっかくならよく晴れた日にやってこればよかったのだが・・・
少し回り込むとこのようにクマザサがびっしりと生い茂っている。
ゴールも後少しだ。
着いた!
これが高架木道だ!
おお!これか!
よかったでしゅ。
良かった〜
ポポポ〜
さて、ではこの扉から高架木道を進むことにしよう。
次回はこの木道からスタートすることにする。