ちわわ、ちわ~!おいさんだよ!
君はウィスキーは好きかい?!
今日はなんだ?
・・・わっ!なんだそれ?!一体どうしたんだ?
ふふふのふ。
これか?わしはこれをもらったのじゃ!
もらった?!
それって『マッカラン』だろ?!
あの超有名なウィスキーの!
そうじゃ。実はこれもらったのじゃ。
というのも北海道キャンプから帰ってきて一ヶ月。
ウチのオカンが祖母の葬式に出席した際に親戚にもらったそうじゃ。
それが七赤金星が回った東北を旅行したわしがこれを手にいれたということじゃ。
は?!
それも吉方旅行の効果なのか?
七赤は西を象徴する星回り。
この象意には「お酒」という意味があるのじゃ。
北海道旅行を33日間したわしが、幸運にもこれを手に入れたのじゃ。
マジかよ・・・
わしは実はずっとこのマッカランに憧れていたのじゃ!
それでは今回はそんな「マッカラン・トリプルカスク12年」をレビューしていくぞ!
北方文学でおなじみの・・・
ついに手に入れた。夢が叶った瞬間である。
実はこの「マッカラン」に憧れていた。吾輩は、熱心な北方謙三文学の信奉者だからである。
北方謙三をお読みの方はご存知だろうが、氏の現代を舞台にした小説にはこの「マッカラン」がよく登場するのだ。
「ブラディ・ドールシリーズ」を読んでいた吾輩には、この小説の主人公・川中と彼の経営するバー「ブラディ・ドール」によく出てくる「マッカラン」にはすごく憧れていて、いつかこの「マッカラン」を飲めるくらいの男らしい「男」になりたいと、密かに夢見ていたのである。
まさに「男」が憧れる酒なのじゃ!
ふーん、そんなもんかねぇ?
・・・そんなマッカランが偶然手に入った。
正に「夢」みたいな話だった。
マッカランはシングルモルトの「ロールスロイス」と呼ばれるだけあって、そうカンタンには手に入らない、ウィスキー初心者には敷居が高い印象を与える世界一高い値段で取引されているウィスキーの一つである。
シングルモルトの「ロールスロイス」
ここでマッカランについて少しお勉強してみよう。
!
いっちおくななせんまん!
たっけーーー!
正にラグジュアリーな高級品として世間では認知されているのじゃ!
マッカランといえば一番スタンダードなものは「12年」なのだが、今回手に入ったのは「トリプルカスク」の「12」年。
「とりぷるかすく」ってなんでしゅか?
3つの樽からブレンドされているってことじゃ。
700mlで9000円を超える値段は、やはりシングルモルトの「ロールスロイス」と呼ばれるだけあって、ちょっと手が出し難い銘柄である。
わしもこうして貰ったりしなければ、おいそれと飲むことはできなかったのじゃ。
へぇ、そんなに高級なんだ、これって。
触るでないっ!
これはわしがチビチビと飲むのじゃ!
って!
・・・なんだよ、急に出し惜しみし始めやがって!
この注ぎ口を見ていただこう。
なんだかわかるか?
これは・・・?
シールでしゅ。
そうじゃ。これはホログラム。偽造防止のシールじゃ。
シングルモルトの中で世界一偽造ウィスキーが多いと言われるマッカラン独自の対策にこのようなシールが使われているのじゃ。
ディズニーみたいじゃん。
ココがポイント
しかも注ぎ口は一度回すとせり上がるようになっているので、ホログラムをうまくつなぎ合わせてシールが切れていないように見せることができない仕組みになっていたりする。
いくら押してもビクともしない。
一度引っこ抜くともう絶対にコルクと注ぎ口の隙間が詰まることはないのじゃ。
中身が飲んだのか、飲んでないのかがわかる仕組みになってるんだな。
この「トリプルカスク」にはトリプルというだけあって、
- 「アメリカンホワイトオーク」のシェリー樽
- 「ヨーロピアンオーク」のシェリー樽
- アメリカンバーボン樽
の3つの樽から原酒が加えられているらしい。
この他にも「シェリーオークカスク」や「ダブルカスク」も販売されているらしいぞ。
その中でも3つの樽からブレンドされた新しいヤツってことか。
味はボディがしっかりなのだが、ハチミツ感があって意外なほど飲みやすい。
なめらかで繊細。
香りは強すぎず、だが華やかな香りはけっこうある。これがバーボン樽の良さなのか?
なるほど、これが高級なウィスキーの味というものなのか。
ふ〜〜ん、これが高級品ねえ・・・
よくわかんねえな。
2019年から販売しているからか、ライトユーザーにもおすすめな飲みやすさだ。
ハイボールで飲んでみた
ハイボールにすると少し軽くなりすぎて、なんとも薄い感じになってしまうかもしれない。
つまり香りが薄まってしまうのだ。
うわっ、なんだこれ。
シングルモルトの「ロールスロイス」なんて言われているから、もう少し重いのかと思ったら意外なほど軽いぞ。これは・・・
「トリプルカスク」しかも「12年」以上熟成しているということで、もう少し重い感じがするのかと思っていたら、全然そんなことはなく、ジョニーウォーカー・ブラックラベルなどのスモーキーな香りに比べるとかなりライトで、今まで飲んできた中でも飲みやすい。
高級品「マッカラン」は敷居が高いお酒と聞いていたけど、実際に飲んでみるとそこまでハードルの高い味わいではないので、ウィスキーに慣れてきてもう少しお高めのモノを飲んでみたいという方には試してみても良いと思わせる一本ではないだろうか?