こんちわ、おいさんだよ!
君はあわら温泉の三国は好きかい?
ああん?
三国ってどこだ?
三国はあわら温泉の近くにある港町。
三国バーガーなんかで有名な昔の面影が今でも残る寂れた街なのじゃ。
みくにバーガーってなんでしゅか?
ここ三国でしか食べられないご当地グルメとしてハンバーガーがあるみたいじゃぞ。
今回はそれを昼飯に食いにいこうと思っているのじゃ。
はーん、ご当地グルメ?B級グルメかなんかだろう?
ハンバーガーなんて、そんなにうまいもんなのかなあ・・・?
まあ、そこらへんはもろもろ先を読んでいけばわかるのじゃ。
それでは今回は三国を紹介していくぞ!
吉方旅行のルール
- その時期の自分にとっての吉方位に出かける。
- 前日どこに滞在していても、必ず「自宅」から吉方位を割り出す。
- 滞在期間は3泊4日以上(滞在期間が長いほど、効果アップ!)
- 移動距離は100km以上(移動距離も遠いほど、効果アップ!)
- 1泊目は必ず「22時30分」まで泊まるホテルや旅館の部屋に入る。
- 旅行中は毎日「お風呂」か「温泉」に入る
- 吉方位効果が出る時期は1・4・7・10・13の法則による。
- 吉方旅行の場合、旅行初めの月を1月目と数え、そこから4・7・10・13ヶ月に出てくる(引っ越しの場合は1・4・7・10・13年目に出てくる)
前回まではこちら
越前松島水族館はスゴイのか?!という話(*´ω`*)
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【福井・吉方旅行4】さんごの海で抱かれたい?!レトロな魅力満載の越前松島水族館!
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ゆ楽 2つの湯「はなこの湯」と「光仁の湯」
朝、起きて時間もまだまだあるので朝風呂に入ることにする。
前回の記事をお読みの方は覚えておいでだろうが、ここ「ゆ楽」には3つの温泉がある。
一つの宿に3つ温泉があるってすげえな。
それがこの「ゆ楽」の人気な理由なのじゃ。
たくさんおフロがあるのはうれしいでしゅ!
今日はそのうちの一つ。
時間制で風呂の場所が変わる「はなこの湯」がまだ未入浴なので入ってみることにしよう!
はなこの湯
浴室内部はこんなかんじ。
青い小さな浴槽は「たろうの湯」と同じだが、大きな岩風呂の造りが少し違う。
なんか「たろうの湯」とおんなじ感じがすんな。ここ。
向こうとの違いは岩風呂の造りが若干違うかな?
こっちのほうが岩のアーチがあるから下を泳いで通れるぞ!
では「光仁の湯」はどうかな?
光仁の湯
さて、続いてやってきたのは光仁の湯。
中はなんだか広い脱衣場に、いろんな和のものが置いてあるおしゃれな空間を演出している。
その先をくぐると目の前には横に広い浴場と
中庭に面した窓ガラスからは石庭が見通せる。
この時は吾輩以外は誰もおらず、広々とした浴槽を独り占めしてのんびり風呂に入ることができた。
窓からはコンパクトながら日本庭園の池を眺めつつ、ゆったりと風呂に浸かることができる。
外から聞こえてくる石庭の滝の音が心地よいw
すっかり長居をしてしまったが、そろそろチェックアウトなので、準備をして本日の目的地を訪れることにしよう。
さて、準備を整え本日もあわら湯の駅前にやってきた。
それでは今回はいよいよ三国方面を散策してみよう!
三国へGo!
えちぜん鉄道に乗って終点の三国港駅を目指す。
ちなみに三國連太郎とはなんの関係もないのじゃ!
わぁーってるよっ!
この電車はほとんどこの時期地元の人しか乗らないようで、座席はガラガラ。
そしてあっという間に着いた。ここがえちぜん鉄道・三国港駅。
駅舎がなかなかレトロで渋い。
とりあえず近くに温泉があるみたいだけど、海岸線に歩いていくことにする。
なんといっても今回の旅の目的地は三国名物の三国バーガーだw
その前の観光として暇つぶしに三国の海を見ていくかw
しばらく歩くと海岸線が見えてきた。
どこか5月に訪れた岩井海岸に似ているが、こちらは砂浜が白いことに印象を受ける。
海はいいなあ・・・
昨日は天気がピーカンだったけど、この時間帯は少し曇っている。
風はどこかぬるく、季節はもう真夏間近である。
遠くの場所に投げ釣りをしている人を見かけた。
真夏の時期にはここは海水客でごった返すのだろう。
ずっとここにいても仕方ないのでそろそろ三国港の街の中へ行ってみることにしよう。
さて、しばらく歩くと巨大なカニに襲われている家が現れた。
なんだあれ?
おおきなカニにおそわれているでしゅ!
うわー!
・・・あれは越前名物のカニ料理の店みたいじゃな。
よく考えてみたらここ越前はカニが名物。
その越前ガニをアピールするためのお店の看板なんだろう。
しかし越前ガニは真冬がシーズンなので前日の東尋坊でも冷凍のものしか食べられなかった。
三国港座は古色蒼然の街?
さて三国港の通りを歩いていると、なにやら昭和感ただよう看板が現れた。
この店が目指していた三国バーガーを売るお店なのだが・・・それにしても三国バーガーってどんなハンバーガーなんだろう?
ガイドブックに乗っているくらいだからカニかなんか乗っているのだろうか?
たぬきよ・・・
これはきっとすんごくうまいハンバーガーに違いないぞ!
ポポポ!
しかしお店の前にやってきて中を覗くと・・・
あれ?
なんだか店の明かりがついてない。人がいる気配がないぞ?
・・・ひょっとして閉まってる?
え?まじで?
ひょっとして今日は定休日か?
・・・・・・みたいじゃな。
ええーーー!?
たぬきよ・・・
どうやら今回はハンバーガーはお預けのようじゃ。
ポポポーーー!
たぬきの悲鳴が鳴り響いたところで、もう少しこの通りを歩いてみよう。
するとこの街が普段なんとも言えない過疎の町であることが見てとれる。
なんか人通りが少なくて寂しいトコだな。
あちしたちイガイひとがだれもいないでしゅ。
平日だから仕方ないにしても、なんもない町だな、ここは。
なんか以前訪れた温泉津温泉(ゆのつおんせん)を思い出すなw
昔の一人旅はこちら
ここが寅さんにも出てきた温泉津温泉?!という話(*´ω`*)
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浴槽はまるで鍾乳洞!日帰りでOKな温泉津温泉が凄すぎw
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さて、ハンバーガーが食べれないとすると、どうしようか?
時間を潰したくともこの町、他に見るもんなんかなにもないぞ?
と途方にくれていたら一応この町には江戸時代から明治までの面影が残る建物があるみたいだということに歩いていて気がついた。
こんなふうな当時のお金持ちのお屋敷や、
昔の民家を改造したカフェみたいなのを開いているみたいだぞ。
・・・でもどこも休みでしゅ。
・・・なんか、みんなほとんどやってねえみたいだな。
旧森田銀行本店
しょんぼりしながら歩いていると立派な建物が目に飛び込んできた。
おお?なんだこれ?
旧森田銀行本店って書いてあるぞ。
入ってみるのじゃ!
この旧森田銀行本店なる建物は見学無料みたいなので、暇つぶしに入ってみることにする。
中に入るとこんなふうなレトロでありながらも豪華な木製のL字型カウンター。
壁は全面に漆喰で白く塗り固められていて、天井が今では考えられないくらい立派な装飾。
・・・まるでどっか外国の銀行の受付みたいな雰囲気だ。
床はひし形に大理石みたいなのが敷き詰められているし、
奥には取引先と商談でもしていたのかしら?
応接室があったりして・・・
隣には暖炉なんかもあるし・・・
会議室なんてものもある。
・・・おいおい、なんか立派だぞ。
こうした建物って横浜によくありそうじゃな。
2階からの眺めもすごい。
今でもドラマのロケ地として活躍しそうな雰囲気をたたえた場所だ。
窓もなにやらカーテンが豪華で雰囲気があるぞ。
やっぱり特にこの天井の飾り彫りがすごかった。
しかし、こんなにすごい建物なのに見学者はわし以外誰もいない。
しばらく誰もいない応接室のソファーで足を休めて暇をつぶして英気を養ったわしなのだった。
三国 神社仏閣巡り
三国バーガーを食い損ね、やることがもうなくなったので、街を何気なくぶらぶらして気づいたのだが、ここ三国は実は意外と神社仏閣の多い街である。
歩いていると、そこかしかに「遠成寺」とか「性海寺」とか結構な頻度でお寺の名前を記した石碑に出会ったりする。
すげーな、三国って意外と寺が多いんだな。
こんなふうにお寺が多い場所って京都とか、かつて都会だったところが多かったりするんだけど、なんでこの三国には多いんだろうな?
で、ぽこぽこ境内を歩いているとこんなふうに一本だけ切り立った木とかにも出会ったりする。
・・・一体これはなんだろう?
周りは普通の木が茂っているのにこれだけ長い木がいきなり建っているのは見ていて非常に面白い。
高い木じゃなあ、たぬき。
ポポポ。
静かな境内の参道を奥を目指して歩いていく。
すると奥にはこのようなお堂があった。
立派なお堂じゃ。
こんな感じのお堂をたしか湖北五山の三ヶ日でも見かけたのう。
そうかあ?
そしてまたしても歩いていると何やら物々しい門構えのお寺が現れた。
しかし、三国って寺が多い割に門の石碑にあんまりお寺の名前が書いてないものも多く、ここがどこなのか全くわからなかったりする。
あのモンのうえにはなんてかいてあるんでしゅか?
「じゅうこうざん」かな?
たぶんそうじゃろう。
中に入るとなにやら立派な鐘楼と、
お寺の本堂にはなぜかガラス張りがしてあった。
なんでだよ?
たぶん冬に越前海岸から強烈な雪と風が吹くんじゃないじゃろうか?
はーん、なるほど…
恵雲寺か・・・
ここもなかなか立派なお寺だ。
こうしたお寺が多い場所は三国の中でも起伏が大きく、坂も多い。
道には紫陽花も生い茂っていてまるでここ三国が鎌倉のような風情がある街であった。
鎌倉か・・・
言われてみたらそんな感じもしないではないな。
なんか、計らずも神社仏閣巡りをしてしまったのじゃ。
三国神社
さて、最後にやってきたのがここ三国神社である。
ガイドブックにも乗っていたし、
ナビでも悪目立ちしていたので、
しかもなにやら霊験あらたかな雰囲気がしたので、
ここにやってくることにしたのだ。
鳥居や「三国神社」と掘られた石碑も立派なものが横に鎮座していた。
ここはひょっとしてけっこう有名な神社仏閣なのではないのだろうか?
そんなことを思っていたら何故か大きな法螺貝のオブジェが置いてあるのを見かけた。
途中にある楼門は今まで歩いて見てきた中で一番の立派さだ。
境内もかなり広い。
なんか少しだけ安房国一宮の安房神社に雰囲気が似ている。
大きな社はないけど、こじんまりとしたものがちらほら散見されるぞ。
ここがこの神社の本殿。
意外と小さいな。
境内は広い割に社は小さいのじゃ。
でも一応お参りしていくぞ!
そういえば竹島の中の八百富神社にもこの雰囲気が似ている気がする。
でもよく見るとこっちの方がけっこう彫り物とかも立派だ。
境内は静かだ。
わし以外には孫を連れたおじいさんしかいなかった。
さて、もうこの三国には見るところは別段なさそうだ。
これからどうする?
べつにほかにいきたいところもないでしゅ。
それよかなんだか腹が減ったなあ。
じゃあ昼飯でも食って今日の宿の方へ戻ろうか。
ここまで一応、半日ほどぶらついてみたけど、見るものもないので、そろそろあわら湯のまち駅に帰るとことにする。
じゃあ、後半はまたあわら温泉の外湯をめぐることにしよう!