ちわ!おいさんじゃ!キミは千葉は好きかい?
今回は開運吉方旅行の【千葉編】第5弾じゃ!
前回は館山市の舘山城とかだったな。
そうじゃ!
今回は館山市の観光案内所で自転車を借りて房総半島の突端をサイクリングしていくぞ!
サイクリングぅ?
そうじゃ。
それでは!今回は風光明媚な南総の風景を次々と紹介していこう!
吉方旅行のルール
- その時期の自分にとっての吉方位に出かける。
- 前日どこに滞在していても、必ず「自宅」から吉方位を割り出す。
- 滞在期間は3泊4日以上(滞在期間が長いほど、効果アップ!)
- 移動距離は100km以上(移動距離も遠いほど、効果アップ!)
- 1泊目は必ず「22時30分」まで泊まるホテルや旅館の部屋に入る。
- 旅行中は毎日「お風呂」か「温泉」に入る
- 吉方位効果が出る時期は1・4・7・10・13の法則による。
- 吉方旅行の場合、旅行初めの月を1月目と数え、そこから4・7・10・13ヶ月に出てくる(引っ越しの場合は1・4・7・10・13年目に出てくる)
前回まではこちら
南総里見八犬伝の館山市を散策したよ、という話(*´ω`*)
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【千葉/伊豆・吉方旅行4】夕日がまるでXJapan?!沖ノ島公園に南総里見八犬伝!Forever Loveな館山市!
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南総自転車一周の旅
3日目の朝は、宿から一度バスに乗って館山駅の方に戻り、先日確認しておいた観光案内所でレンタサイクルを借りる。
保障費込で料金2500円。
これを本日の5時までに千倉駅の観光案内所に返せば保証費の1000円が帰ってきて、実質1500円で房総半島を観光できることになる。
借りた自転車に乗り込むとさっそく洲崎神社がある方向へ走り出すことにする。
この日は前日に続いて快晴でサイクリング日和。
目の前をキレイな南房総の海がどんどん吹き抜けて行く。
ここがYOSHIKIとTOSHIの故郷なのか。いいとこに住んでんだなあw
走ってると、気持ちいいな〜!
自転車を漕ぐこと20分。
最初の目的地である洲崎神社にやってきた。
洲崎神社は安房国一宮だというが、安房国には他にも安房神社という一宮がある・・・しかもこの近所に。どっちが本当の一宮なのかよくわからない。
なのであとでそっちも行くことにしよう。
神武天皇の治世の時に創建され、源頼朝が源氏の再興を祈願したとされる社。
長〜〜〜い階段をのぼるとこの先に洲崎神社の本殿が見えてくる。
実際に来てみると、一宮という割にはなんかしょぼい。
建物は確かに古めかしいのだが、少しこじんまりとしていてなんか一宮と言う割には地元民に忘れ去られた古い神社という感じ。
運が良ければこの霊峰富士遥拝所というところから富士山も見れるらしい。
ここからの海の眺めは最高なんだけど、階段を見てみるとその高さに思わず足がすくむ。
それにしてもここらへんの海は本当にきれいだ。
道は狭いんだけど、海がキレイだからずっと走っていられる。
そんなこんなで走っていると、もう次の目的地・洲崎灯台にたどり着いた。
房総半島最西端・洲崎灯台
ここらへんに灯台への道があるはずだ。
目の前に商店がある。
中にはおばあちゃんたち地元民がお茶を飲みながらダベっていた。
一応、ここに自転車を止めさせてもらえるかどうか、おばあちゃんたちに聞き、快く承諾してくれたので止めさせてもらうことにする。
・・・しかし、ここに自転車を止めたことがあとあと命取りになるとは、この時はまだ知らなかった。
さあ、目的地はもうすぐ目の前だ。
暑い体に汗をにじませながら階段を登って行くことにしよう。
ここが洲埼灯台(すのさきとうだい)房総半島最西端の灯台だという。
見てみるとこんなに小さくて可愛らしい灯台だ。
ホントにこんなんで役に立つのかしら?と不安になってしまうくらい小さい。
房総半島最西端というだけあって、ここは絶好のビュースポット。
灯台が設置されているだけあって、高い場所からの海の眺めを堪能することができる。
いやあ、それにしてもきれいだなあ〜。
天気が良いと運が良ければこの先に富士山も見えることがあるという。
この日は天気が良いから奥に薄ぼんやりと富士山が見えるぞw
ホントだ。すごく分かりづらいけど、ちょこっと見えるなw
洲埼灯台からの絶景を堪能し、わしは次の目的地に急ぐことにするのだった。
房総フラワーライン
さて、ここから次の目的地。安房神社に行くぞ!
ここからは房総フラワーラインというサイクリングに最適な道が続くことになる。
館山市下町の交差点から南房総市和田町まで続く約46kmの海沿いの道。
国道410号と県道257号からなり、沿道には花の名所が点在しているという。
それにしてもこの道は本当に良い道だ。
車の通りはあんまりない上に、今日はこの道路を走っている自転車は吾輩以外なく、安心して直線距離を爆走することができる。
まさかの事態 財布をなくしたことに気づく
ここらへんはゴルフ場やサーファーなども頻繁に訪れる場所みたいで、広々とした土地が広がっていて、走っているととても気持ちの良い場所。
隣には本格的なゴルフ場もあるけど、こんなところに長いこといられない。
さっさと先の目的地に進もう。
館山ファミリーパーク。
ここはポピーの名所として知られていて、パターゴルフもできるんだって。
そして「アロハガーデンたてやま」にやってきた。
疲れたので少し休んでいこう。
自転車を止めてトイレを済まし、自販機でジュースを買おうとすると、この時ようやく異変に気づいた。
・・・あれ?
ポケットに入ってるはずのサイフがない?!
ハァッ?!
そう実はこの時、なんとサイフを落としたことに気がついたのだ。
そ、そんなまさか・・・
慌てず持っていた荷物を確かめる。
リュックの中のサイフがいつも入っているはずの場所に、サイフはない。
ズボンのポケットに入れていたはずなのに、そこは何度探しても空だ。
・・・・・・
・・・お、おいおい、マジなのかよ。
こんな時は慌てては行けない。
かつても一人旅をしていたとき、こんな目にあった時のことを思い出した。
そう、アレは確か2012年の初めての一人旅をした時だ。
あの時も熊野三山を巡っていた時に、那智駅でサイフをなくしたことに気づいたんだった。
前回まではこちら
熊野参りでサイフを無くしたよ、という話(*´ω`*)
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激闘の熊野散々!那智の滝ニモマケズ、サイフニモマケズ!
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たまたま入った駅前の喫茶店の店主が親切な人で、すぐに地元の警察に電話をしてくれて、その時は難を逃れることができたのだった。
そうだ。警察だ!
・・・でも、わしはこのあたりの警察署の電話番号をしらない。
そういえば・・・
サイフを最後に出したのはレンタサイクルを借りた観光案内所が最後だったな。
あそこに電話してサイフが落ちてないか、まず聞いてみよう。
そして無ければ観光案内所の人に頼んで警察の電話番号を聞いてみることにしよう。
高鳴る胸の動悸をなだめつつ、冷静に今の状況を伝え、サイフが落ちてなかったか観光案内所の女の人に尋ねてみる。
しかし、残念ながら観光案内所の人は落ちていなかったという。
仕方ないので、ここらへんの警察署の電話番号を教えてもらうことにする。
今度は警察署に電話をかけ、サイフを落とした旨を伝え、さらに落としたサイフの金額50000円とレシート・お守り等々、特徴になるものすべてを教える。だが警察にはまだ落とし物は届いていないとの返事をもらった。
万事休すか……
一応、遺失物届けの願いを口頭で告げて、電話を切る。
あとは親切な人がわしのサイフを見つけて届けてくれるのを待つばかり。
あ~あ・・・
ここまですごく楽しかったサイクリングだったのに・・・
この時からなんだかやるせない悔しい気持ちにあふれ、なんとも言えない感情がこみ上げてくる。
どうしよう?
来た道をもう一度戻って徹底的にサイフを探そうか?
それともこのまま進もうか?
時間は刻一刻と迫ってきている。
いつまでもここでウダウダしてはいられない。
・・・しかたない。やるべきことはやったんだ。先に進もう。
幸いなことにあらかじめサイフを分けていたので、小銭入れにはクレジットカードが入っているし、スマホがあるのでおサイフケータイもある。
今日の行程はまだ半分も終わっていない。
何よりも今日の宿にはなんとしてでもたどり着かなくてはならないんだ。
金運アップの社 安房神社
時刻はもう正午過ぎである。
本当ならどこかでメシを食いたいのだが、サイフを無くしたことで無駄な時間を過ごしてしまったし、あまりお金も使いたくないので自転車を一生懸命こいで安房神社にやってきた。
ここ安房神社はもう一つの安房国の一宮。
安房神社の主祭神は天太玉命。
あらゆる物を生み出す力を持った神様で、クリエイターにご利益があるということで、その筋の方々にとても崇敬されている社である。物作りのほかに商売繁盛・企業隆昌・事業繁栄などにもご利益があり、個人商店や中小企業に強い力添えをしてくださるそうな。
日本三大金運神社の1つとして有名な金運アップのパワースポットでもある。
金運アップ?!
それでここに来たのか・・・
ここにお参りして無くしたサイフを取り戻すのじゃ!
この神社は鳥居までの距離が長い。
自転車を止めた場所から玉砂利を敷き詰められた道を歩くことになるのだが、この道の長さが社格の高い神社であることを物語っている。
ようやく敷地内に着いたw
この日はこれが普通なのかお客さんは吾輩を含めて少ししかいない。
手水舎で手を洗って本殿に参拝しよう。
この安房神社は2700年前からある古社であるらしく、初夏の新緑の季節にはとても気持ちの良い風が園内を吹き抜けていた。
ここが本殿か。
冷静に心を落ち着けて、今日あった出来事をそのまま神様にお伝えして、サイフが返ってくることをお願いしよう。どうか・・・!
サイフが・・・
サイフが返ってきますように・・・
・・・必死だな。
ハア・・・もうこうなったら神に祈るしかない。
どんだけ絶望してももうやれることはないんだ。
涼し気な境内を歩いているとこの安房神社がものすごく古い社であることをその木々たちを見ることで実感できる。
こちらにもなんか無人の社があるけど、これはなんなんだろう?
近づいて見ると隣になんか洞穴が空いてるし・・・
なんだこれ?
なにかお祀りしているのかな?
それにしてもこの木の根っこがすごい。
もっこり盛り上がってるでしゅ
おお、すごいな。
まあ、何にせよ一応こちらもお参りしておこう。
お願いします!お願いします!!
どうか!どうか、サイフが帰ってきますように・・・!
・・・・・・
人がいない休憩所があったので、ここで一休み。
お茶を飲みながら身体を横たえてさっきまでの出来事を反芻する。
それにしても一体どこで落としたんだろう?
落とした場所はどこなのかまったく検討がつかない。
というか自転車を漕いでいた時点では落とした自覚はなかった。
はあ・・・どこにあるんだわしのサイフ。
もう後は天に祈るばかりか…
境内を優しい風が吹き抜ける。
風は爽やかで優しいのだが、心はなんとなく沈んで晴れない。
おみくじを引いたら「失物は現れる」と書いてあった。
・・・少しだけ勇気づけられた気がした。
ううう・・・・・・しくしく。
30分ほど涼んで後、ずっとここにいても仕方ないと思いたち、次の目的地を目指すことにした。
野島埼灯台
自転車を必死に漕いでいた。
ここらへんは坂が多く、先程のフラワーラインに比べると道路がキツイ。
カンカン照りの中、汗をかきながら自転車を漕いだ先にようやく野島埼灯台にたどり着いた。
うわあ、ここからの景色でも十分楽しめるぞ。
展望台の上からも太平洋を見下ろせるというから、ここは登って見なくては。
入館料200円を払って灯台の内部を見学することにする。
中は意外にも広い階段を少しずつ登っていくと、
着いた。ここが頂上である。
ここは灯台の上なので360°どこからでも景色を見通すことができるぞ。
すごいなあ。
下からは見えない波打ち際の海岸線もくっきり。
ここから左手に進むと白浜。
夏の千葉のリゾート地としても有名な場所だ。
うわ〜〜〜!
すげーーー!
風がきもちいーーー!
ポポポ〜!
素晴らしい見晴らしじゃな!
さっきまで居たところはあそこか。あの島の先が洲埼灯台だ。
……あそこらへんでサイフを落としたんだな。
もうやめよう・・・この話は。
しくしく・・・・・・
自分で言ってて自分で落ち込むんじゃねーよ。
なにはともあれ見晴らしは最高なのでここらへんから気分は上がってきた。
ウジウジしててもしょうがない。
やることやったんだし、今のこの旅を楽しもう。
おーし!
みんなー!もう一息だ!頑張るぞーーー!
高家神社
野島埼灯台から2時間。
高家(たかべ)神社にやってきた。
「こうけ」じゃないんだな。
「たかべ」じゃ。
「倍」じゃなくて「家」って書くのじゃ。
つまりはここは日本全国の料理人の憧れの聖地ということじゃな
へえ、そんな有名なとこなんか。
・・・なんか南房総って意外と有名な神社仏閣があるんだな。
鳥居に指す光がキレイだw
ここは料理の神様であるイワカムツカリノミコトが御祭神。
料理人からの信仰も厚く、全国から料理人が集まるという神社なだけあって、包丁式というお祭りもあるのだとか。
はーん、すげえな。
ここから見下ろす景色もなかなか良いものであるw
たぬきよ、ここは食べ物の神様を祀っているところでな。
ちゃんとお参りしておけば、これからこの先うまいものたくさん出会えるようになるかもしれないぞ。
ポポポ〜!
これからの食の安全を祈願して、足早にこの場所を立ち去る。
はやくしないと千倉駅に間に合わないかもしれない。
なんとしても5時までにこの自転車を返さないと保証金の1000円が返ってこないからだ。
千倉駅から御宿へ
なんとか間に合った。
千倉駅の観光案内所で借りていた自転車を返し、1000円を無事回収する。
次の電車まで1時間ほどあるが、仕方ないのでのんびり待つことにしよう。
自転車を漕いでいる途中でがぶ飲みしたコーラが今頃になって尿意を催し始めてきたけど、トイレに行っても
なかなか出なさそうなので、ここは我慢しながらやってきた電車に乗ろう。目的地はここから40分先の御宿(おんじゅく)だ。
御宿にやってきた。
この時点で膀胱はパンパンw
シッコを漏らしそうになりながらも、もう今日の宿に直で行くことにしよう。
本日のお宿
ここが本日のお宿・サヤンテラスホテル&リゾート。
・・・なんか、けっこう立派な見た目なんだけど、これ大丈夫なのか?
う、うむ。
たしかにここであっているはずじゃ。
中に入ってみて驚いた。
ものすごくリゾート感のある高級な設え。
確か宿泊費5000円くらいだったはずだが・・・
・・・おいおい、ホントにこんなとこに泊まんのか?
これホントに大丈夫なのか?
いままでの「ほてる」でいちばんたかそうなおヤドでしゅ。
どうやらここで間違いないらしい。
シーズンオフなために、お値段は一泊朝食付きで5500円ほどで泊まれるらしいのだからお得である。
この先にはテラスもあって、夏にはプールにも入れるという。
なんとかチェックインを済ませ、昨日まで泊まっていたホテルたちとは打って変わったオシャレな内装に内心ビビりながら自分の部屋を目指す。
今回のお部屋はこの五階にある。
ここがお部屋。
開けてみるとびっくり。
開放的な内装になんともリゾート感を感じさせる清潔な部屋だった。
すごいでしゅ!
わぁーーー!
ベッドも広い。
・・・・・・ん?
ベッドになんか置いてある。
中を開けてみると、なんとバスローブとスリッパが入っていた。
・・・こんなサービスもオシャレ。
わしこんなん初めて見たよ。
普段、安宿ばかり泊まってるからなあ・・・
それにしてもおしゃれだ。
・・・しかし、換気扇がかかっているのか、部屋の中が少しうるさい。
静かにくつろぎたいので換気扇を止めるのだが、まだうるさい。
さてはエアコンでもかかっているんだな?と思って空調を止めてみるも、一向に静かにならない・・・変だな?と思って窓を開けてみると、
なんと、音の原因は「波の音」だった。
ザザー!・・・
ザザザー!・・・
ザザザザザザーーーー!!
なんかものすごい音を立てて波が打ち寄せている。
・・・御宿って、こんなにうるさいとこなのか。
昨日も海の近くに泊まってたのにここまでうるさくはなかったよな。
・・・たしかに
ポポポ〜・・・
仕方ない。
ここはこういうとこなんだと思って諦めるか。
しばらく窓から御宿の海を見つめつつ、ベランダから夕日が沈むのを眺めていた。
次回の旅路は月の砂漠!ご期待ください!
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